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『ラブライブ! スーパースター!!』4話を語る。

うぃっすうぃっすうぃっす、蕩です。
前回はクーカーが最高のライブを披露するという大絶賛の嵐が巻き起こった展開でしたが、今回は平安名すみれちゃんが「ギャラクシー!」と過去シリーズから綾瀬絵里,小原鞠莉,を連想させる台詞が目立っていて優勝。
金髪っ娘は"独特な決め台詞"を持つ傾向。推しの傾向。

ということで、いつも通り興奮全開の雰囲気で『ラブライブ! スーパースター!!』を語ろうと思います。
最後まで読んで頂けたら幸いです、よろしく!!

「街角ギャラクシー☆彡」

絵コンテ:森田宏幸
演出:居村健治
総作画監督:斎藤敦史,佐野恵一
作画監督:後藤望,杉本海帆,とみながまり,吉田雄一
作画監督補佐:粕川みゆき

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最初は幼少期のすみれちゃん。
「グソクムシ〜グソクムシ〜♪」と表情をややピクピクさせながら歌っているのが可愛い、かなり似合ってる。
一方で、こういう経験が彼女にとって"後向き,または輝きへの執着"に繋がっていることを簡単に教えてくれるような幕開けになっている気がしますね。

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かのんちゃん,可可ちゃんは"スクールアイドル"。
すみれちゃんは"スクールアイドルの道中"。
千砂都ちゃんは"スクールアイドルじゃない"。

前回の記事で「千砂都ちゃんは階段(=スクールアイドル)を"下りた"けど、可可ちゃんは"下りない"」といった事を書いたのが記憶に残ってたら嬉しいです。

さてさて、今回はすみれちゃんが"階段(=スクールアイドル)を上っている途中でやめる"ように受け取れるんじゃないかなって思いますね。Aパート開始です。

これは2枚目では映してるので微妙な話ですが…。
1枚目の中では千砂都ちゃんも階段の先で喋っているのものの"壁"を障害物として利用することで映さないことから、"まだスクールアイドルじゃない"ことを強調しているようにも考えられるのが寂しいですね。

話が戻る、すみれちゃんは結果的に"階段(=スクールアイドル)を途中で下りる"ことになってしまいました。
現状における彼女の立ち位置を表現しつつ、全体的に離れた場所にカメラを置くことで"クセの強い性格"を芝居で伝えているのも好きです。ギャラクシーです🪐

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すみれちゃんは"センター"になりたい。
ただ心の底から"スクールアイドル"を目指していない。

仰ってる方もいましたが、今回は背景,小道具,から"フレーム"を使用するのが目立っていたと思いますね。

天井の仕切り,机,ドア,ホワイトボード,といった学校の中で当たり前のように存在する道具の"フレーム"を用いてすみれちゃんを仕切ることによって、"スクールアイドルじゃないかつ協力的じゃない"を伝えています。

また、(2枚目)のような机の縁,(3枚目)のような天井の柱で"千砂都ちゃんまで"仕切っているのが細かい。
(2枚目)は"応援したい"の気持ちでスクールアイドルに前向きな考え方を持っているため"同じ側"にいても、スクールアイドルじゃない部分で"縁の外側"へ配置。

(3枚目)は千砂都ちゃんのみ"天井の柱の中"に収め、彼女がスクールアイドルに対して両側のハッキリした白い天井に属せず,"曖昧な関係性"を続けているようにも感じられるかなって。早く加入してほしい!頼む頼む!

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勝つためには実力がある人が中心に立つ。
それが当然なんじゃない? (すみれ)

ですが、センターというのはそれだけではありません。
カリスマ性のような"見えない力"も必要です。(可可)

これが全てだと思うんですよね。
すみれちゃんは演者に必要な"実力,容姿"をすでに持っているというのに、どう足掻いても輝かしい景色へ辿り着くことができない"自覚"に塩を擦り付ける台詞。

ただ、彼女が特に意識している"アマチュア""プロ(=ショービジネス)"の違いこそが「頑丈な自覚」を破壊してくれることに繋がっているかもしれないなって。

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すみれちゃん。センター総選挙でボロボロに敗北。
当然の結果かもしれませんが、さすがに悲惨な結果を叩きつけられたことで"やめる"を決意。

"階段"が重要アイテムなのかもしれません。
すみれちゃんは"スクールアイドルをやめる(=階段を下りる)"ことに対して、かのんちゃんは全力で追いかける姿勢は見せるものの"スクールアイドルである(=階段を下りない)"ように見せてくる意識の違いが辛い。

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私はさ、"そうゆう星の元"に生まれているの。
どんなに頑張っても真ん中で輝くことはできない。

この時も壁の"フレーム"で2人を区切ってますね。
お互いの立場の違いを徹底的に突いてくる一貫性が手に取ってわかると思います、すみれちゃんが即戦力レベルの能力を抱えているのに届かない場所がある。

「そうゆう星の元に生まれているの」って吐き捨てると同時に"傘(=そうゆう星)"を広げるのが最高でした。
"澁谷かのん"という圧倒的なカリスマ性を持ち合わせてる人間に打ち砕かれて、「頑丈な自覚」に磨きがかかることから"傘の世界に塞ぎ込む"マッチ具合がたまらん。

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でも"クーカー"のライブに魅せられていた。
本当は「スクールアイドルをやりたい」というか「真ん中で輝きたい」って気持ちをずっと持ってるんですよね、きっと今まで曖昧だった"真ん中""スクールアイドルとしてのセンター"で具体化しつつあったのかもしれない。

だから"傘(=そうゆう星)"を無意識の中で下ろしてしまったのかもしれない、雨の中でも踊り始めてしまったのかもしれないって考えたら涙腺が大ピンチ姫。

頭の中では「やっぱり無理」「輝くことはできない」と思っていても、すみれちゃんの"諦められない夢(=自分が輝くこと)"が身体を勝手に動かしてるんだろうなって。
だから"無意識で傘を下ろす,無意識で身体が動く"の2つの芝居が生きてくるんだろうなって思いました。

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ここで"傘を差す(=すみれの世界)"に一旦入り込むようにして"名刺"を渡すのが熱すぎましたほんとに。

まずは相手の土俵というか立場で接するような姿勢を持っているのが"澁谷かのんちゃん"ですよね。
すみれちゃんの心境を誰よりも理解できると知っているからこそ、まずは"相手の世界(=傘)"の中から懐に入ろうとするのが素敵。友情に全力で乾杯したい。

直後に"傘を下ろす(=自分の世界,スクールアイドル)"で輝かしい道への扉を開けるシークエンスは圧巻ですね。
他のどのキャラクターが言葉を投げても説得力が足りないんですけど、澁谷かのんだからこそ"傘の内,外"と両方の世界からアプローチして手を差し伸べられる。

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序盤の方で述べましたが、"アマチュア""プロ(=ショービジネス)"では私達の想像の中にある"違い"があるという点で『ラブライブ!』が生きてくるってお話。

彼女たちはスクールアイドルを認められるかどうかって立場の強い人間からの圧力で始まりますが、"プロ"として残酷な待遇,采配,努力しても絶対に変わることのないプロモーション,等のビジネス的扱いは存在しない。

全員が"努力,夢"を追うことに"同じ立場"で前向きな解釈を持って、目指した人間は純粋に"誰でも"輝ける可能性を秘めているという選択権を"自分たちが持っているのがアマチュア(=スクールアイドルの強み)"ってことを言いたい。

かのんちゃん,可可ちゃんに加えて千砂都ちゃん,恋ちゃんの4人が「すみれちゃんがセンターに相応しい」「この楽曲は絶対に"平安名すみれがセンター"をやるべき」と思ったら、座を獲得できる関係性が素敵ですよね。

どうでしょうか。
別にセンターじゃなくても構わない、すみれちゃんが加入した最初のライブで一瞬でも"平安名すみれが真ん中で歌って,踊っている"のを目撃したら涙腺が壊れちゃうんじゃないかなって爆発力が生まれてしまいました。

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"スクールアイドル"として喧嘩を売る可可ちゃん。
"スクールアイドル"として堂々と立つすみれちゃん。

ほとんど"同じ立ち姿"が最高です。熱い。
きっとスクールアイドルとしての尊厳的なモノを最も強く抱えているのは可可ちゃんで、だからこそ侮辱されたのが許せずに喧嘩を売ったと思うんですよね。

そして、最後にすみれちゃんがここまで強い気持ちでスクールアイドルに熱中している人間と"同じ立ち姿"で決意表明をするのは、再スタートの予感,真ん中で輝く未来に辿り着けそうな予感,が止まりません。

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ただ単に「葛藤→加入」のパターンではなく、すみれちゃんの性格から「加入→脱退(葛藤)→再加入」"波"を1つ作れたのが大きかった気がします。ギャラクシー🪐

「本物のショービジネスを教えてあげる」と根幹にある気持ちは変わらない台詞も素晴らしくて、かのんちゃんが手を差し伸べることで"スクールアイドル"の世界へ入ることになったものの、"スクールアイドルとしての平安名すみれ"は"今までの自分(=ショービジネスのために努力を重ねたこと)"を肯定し続けているんですよね。

すみれちゃんの快進撃をこれから見届けられることができるのは本当に幸せです、輝いた瞬間に魅せる"とびっっっっっっきりの「ギャラクシー🪐」"を目に焼き付けられる日が楽しみになりました。白ニーハイに幸あれ。

個人的な感想

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ごめんなさい。割と記憶あります。

笑っちゃいました。かのんちゃん面白すぎる。
無駄に美声のグソクムシ耐久レースにすぐ負けて、微妙な表情に変わっていく"顔芸"が毎回当たってて好き。

今回はすみれちゃん,かのんちゃん,の顔芸コンビが大活躍ということでコメディ感もやや強めでしたが、キャラクターがのびのび動いてるのは気持ちいいですね。

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このムスッとした表情たまらん。
千砂都ちゃん推しに傾いていますし、加入回の完成度によっては恋ちゃん推しになる可能性も否定できない。

ただ、すみれちゃんの顔面がとりあえず優勝してる。
お人形さんみたいなスタイル,金髪,って誰も文句言うことができない要素を抱えてるの反則ですよね、白ニーハイ,カチューシャ,って付属も止まらない。好き。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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では、次回は『ラブライブ! スーパースター!!』5話の記事でお会いしましょう。ギャラクシー🪐

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