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『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』2期2話を語る。

(はっ…ここはどこ?)蕩のブログです。
推しの彼方ちゃんから挨拶を借りてみました。

前回は同好会という存在に対して、新キャラのランジュによる圧倒的なパフォーマンスと考え方の違いから対決関係が芽生える展開になっていましたが、期待の何倍も超えるような素敵な幕開けに我が家は"虹"が満開🌈

一方で、次からどういう過程を踏んでいくのだろうという楽しみを胸に抱えて臨んだ今回ではユニットが結成していく未来が見えてきて、踊り散らかしています。

最初は「QU4RTZ」ですね。まだ命名してないか。
どうしても1期のように毎話ライブをする流れに期待をしてしまう自分と、それは無理と知って盛り上がりに不安を覚える自分で挟み撃ちだったんですけど、あまりにも素晴らしい脚本と画面から「はぁ…おもろ…」となってしまったので、それについてお話していきます。

前回の記事の半分くらいにするつもりです。
てか、最終話以外は全部その予定だったんだよね。 

好きなことについて文章をだらだら綴っていくことも楽しいのですが、ライブ回以外では要点を絞って伝えていけたらいいなあ…なんてことも考えています。

ではでは。最後まで読んで頂けたら幸いです。
いや読もう。読んだ方がいい。読みなさい。読んで😭
気軽にぜひぜひ。よろしくお願いします。

「重なる色」

絵コンテ:ほりうちゆうや
演出:砂川正和
脚本:田中仁

総作画監督:横田拓己, 山本亮友
作画監督:今田茜, 佐藤秋子, 藤田亜耶乃
©2022 プロジェクトラブライブ! 
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
"皆"となら、見慣れた街だって
まるで違う景色になる。(彼方)

それぞれの色が混ざり合う、
明日を作ってみよう。(エマ)

1期からの伝統芸、歌詞の引用から開幕。
QU4RTZの「Sing & Smile!!」では、「"君"となら…」という歌詞なのですが、今回は考え方の違いから同好会に属すことを拒むランジュに対して、新しい視点を示そうしていこうと変化を試みる物語とユニットのメッセージとして「"皆"となら…」に変わっているのが良い。

ソロ活動する点においては同好会とランジュの方針に大きな違いはありません。でも「全てを自身で築く」「周りと一緒に自身を築く」では向き合い方が相当変わってくるということであったり、ソロを前提に共に活動をしてきた中で「この4人なら…」一種の"皆"を自覚して結成をしたからこその変更点だったと思います。

そして「それぞれの色が混ざり合う…」の意味は、1期の時点では"誰か"と活動することを重要とできる状態ではなかったことに対して、2期は個々の基礎と同好会が蓄積してきた繋がりをもって"誰か(=個々の色を持つ同好会メンバー)""ユニット結成(=色が混ざる)"することで進展していくことを表現していけそうな気がしますね。

単純に歌詞をそのまま引用する仕掛けを入れてくれるだけでも嬉しい気持ちにはなるんですけどね、物語に寄り添って柔軟に変えていくのもアニガサキのスタッフが信頼を得ている理由の1つなのかもしれません🗣

彼方ちゃん「それはどうかな〜?」 

前述の通り、ユニット結成が大きな出来事でした。
ここにランジュを絡めることで、メインストーリーとして生じていくであろう"彼女の矛盾"を浮き彫りにしていく抜け目なさが光っていましたね。無問題ラ🀄

さてさて、"QU4RTZ"の面々で追跡の嵐。
暇さえあればサングラスをかけようとするのも定番になってきてると言いますか、中須が1期と同じデザインを当たり前のように即座に装着できるあたり、普段から着けてそうな頻度を伺えてしまって面白かったです(笑)

ゲーマーズに寄り道。記事も寄り道。小ネタの嵐。
最初に目に入るのは中央の下段にある「無敵級*ビリーバー」のジャケットでしょうか、あとは他メンバーのソロとかLiella!ちゃんのCDまで置いてあるようです💃

このシーンは全部見つけるのが不可能なくらい小ネタが放り込まれていると思うので興味のある方は探してみるのも楽しそう。自分は隅々まで見てもわからないものが絶対に多々ありますし、普通に目と頭が疲れて泣きそうなので他の方を頼りにしようと思います(笑)

おお…虹ヶ咲のグッズが販売される世界線か…🌈
ここは結構、重要なカットになっていそうです。

「夢がここからはじまるよ」の振り付けっぽい。
リアタイ当時は吐くくらい泣きました、本気で。

ランジュは「私だけで輝く」「ファンから夢を与えてもらうなんて情けない」と尖った発言から誤解されてしまいそうな部分はありましたが、ちゃんとスクールアイドルフェスティバルに夢をもらって憧れて、同好会に好意を寄せていることが明確になる描写を挟むの天才でした。

だからこそ、この行動もやや矛盾しているんですよね。
同好会とは方針が違うと言ったものの、こうやってグッズを購入して笑顔を浮かべるほどに好きな対象であるということは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会という存在自体を"肯定"していることになりませんか??

やっぱり"スクフェスに憧れた自分""ファンと相互の繋がりで変わる事を恐れている自分"ではどこか齟齬が生まれてて、でも正しいと信じた瞬間に周りが見えなくなってしまう彼女の性格が徐々に滲み出てきた🫠🫠

ランジュちゃんはランジュちゃんのままで
一緒にやれるはずだよ。(エマてゃん)

一緒にしないで。変なこと言うのね。
あなた達も同じスクールアイドルでしょう。
なのに、人のことばかり気にして。

私は自分の足で高みに登りたいの。

ファンと一緒なんて言ってる同好会に入ったら、
パフォーマンスにも悪影響が出るわ。
(ランジュ)

ここが気になる台詞になってますよね。
正直なところ自信に満ち溢れて恐れるものがないのならファンと繋がりを持ったところでパフォーマンスが変わるはずないのに、ファンと繋がることによって自分に影響が出てしまうことなんてあるのか…?

とか考えてみると、ランジュは"やりたい事""期待されている事"の違いを知ってしまった時に自分が揺らいでしまいそうだったり、そもそも"期待"という行為自体が結局はファンから与えられるものなので、何か他人に本質的な干渉をされるのを"恐れている"のかも。

そういう意味では、"同好会より他人と繋がること"を重要なモノと解釈しているのが彼女の中身で、だからこそ触れるのが恐いとか、"ファンと繋がったことで登りつめた景色なんて自分が得たものじゃない"とか、答えは実際のところわかりませんが、何か敵視というよりはマイナスなイメージを抱いているような気もしますね。

今回は奥行きを活用して"対角線から距離を感じる"ような画面作りが目立っていた気がします。会話がメインになっている回なので、単純にリバースショットだけの画面では退屈になってしまいそうなところ、やや違和感のある構図かつ動きを加えることで集中力が途切れないような工夫が効いていて、とても良かったです🙆🏻‍♂️

いやいや…そういうの関係も興味もないから…。
みたいな気持ちもわかりますが、会話をしているキャラクターの顔だけを交互に映すよりも、何かちょっとでも不思議な構図の方が観てて楽しいなって無意識の中にも感じるような気がするので、お話してみました。

ランジュ「証明して見せてくれる?」

更に、ランジュと同好会メンバーが奥行きを感じさせる空間の中において"対角線上"に位置しているのが特徴的だったと思うのですが、これは現段階において"彼女たちの方針が違う"ことを"対角線(=道が交わらない)"で表現しているとしたら、何となく面白いかなって。

単純に好敵手関係が前提にあることから対角線上に配置することで視覚的にも"対決関係"を汲み取れますし、どの場合においても"直線から離れていこうとするのはランジュ"で共通している辺りからも、彼女の視点を広げたいと歩み寄ってくる同好会と、私の考えは揺るがないと構えて距離を保とうとする彼女の姿勢が対立する。

ただ、4枚目(右下)のように最後はランジュから同好会がいる"直線上(=歩み寄ろうとする同好会)"に戻ってきた後に「証明してみせてくれる?」と言うことから、言い分を聞いて同じ土俵に立つような姿勢や、最終的には"対角線上(=道が交わらない)"から"直線上(=道が交わる)"に位置するといった未来も待っていたら嬉しいね。

また、この後にエマちゃんが「ちゃんと向き合いたかった」と発言するのですが、私たちも実際に会話をする際に相手と対角線に立って話すことはありませんし、真剣な気持ちである時は尚更、直線上に向き合って話すことが当然だと思うので、そういうのもあるかも👬

中須「え?」

証明するためのお話たいむ。みんなかわいい。
中須だけ理解が遅れているというか、性格上から素直に理解を示すのが難しい状況を"遊具で切り取る構図"が面白かったですね。公園のロケーションもばっちり⛲️

おいおい中須。またお前が事態を面倒な方向に。
なんてね、思ってしまいそうな部分もありますが…。

私達で、あの人の本音を引っ張り出してやりましょう。

そして。もし。
「同好会に入りたいですぅ〜」って言ってきたら、
全力で歓迎してやるんです!!

だって…同好会は…
色んなアイドルがいられる最高の場所なんですから!!
   

いや〜〜。皆さん1期を覚えてますか??
最初はグループとして輝くといった固定のスクールアイドル像であったり、ラブライブシリーズの伝統に囚われている始まりを見せていたのが彼女たちでした。

特にせつ菜は自分のやりたいアイドル像とラブライブで優勝できる形を融合させて強要する姿勢だったことに対して、中須は自分の目指すアイドル像は違うと対立して理解を示そうとしなかったのが印象的でしたよね。

だから結果的には1度、仲違いするような関係に。
でも侑ちゃんと歩夢を通して"相手のやりたい事を尊重する気持ち"を学んで、最終話まで通して"色んなアイドルがいるからスクールアイドルフェスティバルの成功を収めることができた"と経験したからこそ、中須がこういう考え方と発言に至るといった成長に後方腕組😤😤

まあまあ腕組みは冗談ですけど(笑)
初めは理解が追いついていなくて遊具に切り取られてしまいましたけど、遊具から抜け出すどころか全員の意見をまとめて引き寄せるのも"中須かすみ"らしい。

かすみんはちょっと物足りないかな〜って。
パフォーマンスは確かにすごかったけど、
ファンとの距離?が、
もっと近い方が良かったかなあ。
(中須)

それって…ファンのみんなと
気持ちを繋げたいってこと…? (璃奈ちゃん)

繋がりかあ。私達のライブはソロだけど、
どこか一緒って気持ちあるよね。(エマちゃん)

うん、仲間もファンもね。(彼方ちゃん)

絶対にランジュを同好会に入れたいわけじゃない。
自分たちの考えを押しつけたいわけじゃない。

ただ、自分たちの姿を見てスクールアイドルへの憧れを持った彼女が本音を隠して矛盾したまま活動していることを無視するっていうのは、割と渋いお話ですよね。

だからこそ。手を差し伸べたい。気づいてほしい。
1期では個々が自分のやりたい事に大きく踏み出せない背景を抱えている中で、カップリング相手が背中を押してくれたり、自分を応援してくれるファンの存在があったから続けられていたり、全員が支え合うことでお祭りを成功させることができたり、ソロ活動がメインである中にも確実に"繋がり"があって今があるということ👫

同好会でやりたい事が狭まることはない。
自分のやりたい事は絶対にできる。

そのうえで、可能性が広がっていく事もある。

全部を一緒にする必要はないんですよ。
反対に、全部を独りにする必要もないんですよね。
どこかで常に繋がっている部分はあって。
たまには重なってみるのもアリっていうお話。

ブランコの揺れが"バラバラ"
ブランコの揺れが"重なる"

ここまでの流れが完璧で言葉が出ませんでした。
きっと定番的にはブランコの揺れ方が「バラバラ→重なった」"重なる"ことのみが良いことで、"バラバラ"は悪い状態だったと受け取ることがほとんどだと思います。

でも、虹ヶ咲は"どっちも"良い状態なんですよね。
普段はソロアイドルとしてある意味バラバラに活動していることがほとんどだけど、今回で言えばこうやってランジュに対しての意見が噛み合った時には「重なってみるのもいいよね」って演出として解釈できるのが最高。

この"どっちも"をランジュにだって知ってほしい。
根幹には周りを全て魅了するスクールアイドルとして君臨することを据えつつも、同好会やファンと繋がり重なることで見えてくる景色もあることを知ることができてしまった時には、"最強"のスクールアイドル爆誕🔥

そして、今回の総括に進んでいく。
公園を活用した構図がバチバチだった集大成に抜擢された遊具たちは虹ヶ咲と似ていて、"遊具(=虹ヶ咲)"はそれぞれ"独立(=ソロ活動)"して違う楽しみ方を届けているけれど、"公園(=同好会)"という同じ括りに存在するからこそ、楽しませる可能性を広げられる。

アニガサキは本当に恐ろしいくらい繊細で楽しい。
自分が書いてる記事も正解じゃなくて、妄想として考えられる可能性を綴っているだけで、それが結果的に虹ヶ咲を楽しむ誰かの可能性を広げる繋がりの1つとして考えられるのかもしれませんね。綺麗事か😇😇

最後には序盤からランジュを心配するエマちゃんらしい様子を"苦しそうな横顔"で何度も強調しているカットを印象的にしていたからこそ、ついに手を差し伸べる決意ができた"正面からの可愛い笑顔"で回収するのも抜群。

エマちゃんの心配する気持ちだけでは行動に移せなかったかもしれないけど、中須のようにハッキリと言葉にすることで伝える人間だったり、璃奈ちゃんや彼方ちゃんのように傍で背中を押しつつも快く協力してくれるといった、それぞれの"個性(=色)が重なる"ことでユニットが結成される構成はもう、何もかも見事でご満悦です。

ランジュの本音と矛盾と恐れが溶けてほしい。
彼女も同好会にはいない"個性(=色)"を持っていることは最初に証明してくれたので、これから物語が進んでいくうえで"ランジュの色も重なる"ところが見たいな🌈

個人的に好きなところ

待ってました。OPです。伝説です。今期イチです。
「虹色Passions!」を超える楽曲やアニメーションが生まれるなんて相当難しいと思ってたのですが、これはもうあまりにも良すぎて…興奮と涙のダブルパンチ🌈

12人と1人の少女たちが紡ぐ物語に相応しい。
こんな短時間に全員のパートを押し込むかつ同好会としてのパフォーマンスも表現しないといけないって厳しすぎる条件の中で…良すぎる。電通案件か??

新キャラに焦点を当てすぎて既存キャラの影が薄くなってしまったり、逆に既存キャラが強すぎて新キャラが弱く見える場合って多々あると思うんですけど、これ以上ないくらいの"黄金比"で魅せてくるのやばすぎる。

詳しいことは別の記事で語ると思います。
あっちの記事に選出したのがもうバレちゃいました。
とにかく皆さん、ONEPIECEの正体は"これ"です🏴‍☠️

出ました。"間"をとらない「"間をとって私が…」。
これライブの幕間映像でエマちゃんがする意味わからない発言なんですけど、輸入して取り入れていくスタイルはテンション上がる。意味はまじでわからん😇

前回よりは調子が良さそうな栞子🤞
トゲがなくて、堅い印象はあるものの特に問題ない様子ばっかりで「どんな壁に当たるの…?」って不安です。

でも可愛いですよね。アニガサキの栞子。
CGデザインも完璧でした。栞子回で優勝者続出です。

ミアの本質は少しずつ出てきてますね。
テイラー家と世間を認めさせたい野望のために、ランジュに楽曲提供してるだけに過ぎないといった姿勢。

同じ音楽科で作曲家として、侑ちゃんの曖昧な現状に刺激を与えてくれる存在になってほしいですし、今後の展開に踏み込む場面もあったので、これから活躍してくれることを見守っていきたいと思います🙆🏻‍♂️

中須が好きなスタッフさんいますよね。
やかましいけど。かわいい。やかましいけど。

DiverDivaが次は結成する予想。
いいですね…果林さんの照れ顔はレアです。

普段は優しくて爛漫な愛さんも、果林さんに対しては何とも言えない"ニタリ顔"なのたまりません。

これもユニットの可能性に見えてきますよね。
重なる色から、新しいトキメキが増えそうです。

QU4RTZメンバーのアクスタ並んでてかわいい。
彼方ちゃんの人形かわいい。足細すぎ。推し優勝。

総括

前回よりは短いですが、普通に長くてすみません。
ユニット結成というラブライブのアニメシリーズでは新しいアプローチになっていて、ソロ活動の時点で唯一無二だったのに我が道を突き進んでて最高が止まらん。

前回はランジュのパフォーマンスに圧倒される満足感を得ましたが、今回は"虹ヶ咲"という存在の意味を強くしていくような構成が綺麗すぎて充実しています。

QU4RTZのハーモニーめっっちゃ楽しみ🗣🗣🗣
同時展開をしていくうえで、侑ちゃんの今後をどう魅せていくのかは気になるところではあるものの、今のところ何の心配もなさそうなで、穏やかに楽しみます🌈

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
今回は会話が主体だっただけに様々な解釈があったと思うので、皆さんとリプやコメント欄でお話して可能性を広げることができたら嬉しい気持ちでいっぱいです。

拡散の方もお願いします。noteの♡も押してみて。
ラブライバーさんとほぼ絡みがないような事を中心に発信していたので、面白かった時はぜひ広めてネ。

2話も無事に達成です。これからも頑張って続けます。
では、次回は"3話"でお会いしましょう🌈

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