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情報技術者。カナダに移民して、フルタイム学生をやっています

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マガジン

  • 二周目大学生の日記

    カナダの大学で学ぶ修行の日々を記しています。

  • カナダ移住

    単身、ジョブオファーなし、自分で調べてオンラインで申請し、カナダ永住権を取得した体験談です。

最近の記事

夏学期3週目: ワークショップに応募する

こんばんは、虎塚です。 見出しの写真は、水曜夜7時前のキャンパスです。5月は毎日のようにどこかしらの学部の卒業式が行われています。花束を手にしたガウン姿の人たちが、この日も晴れやかな顔で歩いていました。ここでは卒業までに多くの学生がドロップアウトします。最後までやり切った人たちに対して尊敬の念を抱きますし、まったく知らない人であっても、この先の人生に幸多かれと願わずにはおれません。 ワークショップ先週末、5年以上活動をフォローしている研究者の方のWebサイトで、とあるワー

    • 夏学期2週目: 帯域を開放する

      こんにちは、虎塚です。 今日は三連休の一日目でした。見出しの写真は今日の19時頃、キャンパスからビーチまで歩いた時に撮りました。 フルタイム勤務の2週目は、9時頃にラボへ行き、18時頃に帰宅するのが習慣になりました。9時より前にいるのは、大体いつも同じ2人、あるPhD学生とそのメンティーの学部生だけです。そして、17時が近づくとラボのメンバーは原則帰宅します。ほとんど毎日、私がラボを出る最後の一人になっています。 私が何年も前に日本で体験した大学院と比べて、学生のラボで

      • 夏学期1週目: フルタイム勤務開始とオーロラの夜

        こんばんは、虎塚です。 今週からラボでの勤務が始まりました。5月から8月の4ヶ月間、フルタイムで働きます。といっても、仕事の内容は去年から取り組んでいる研究の論文化なので、学期中にやっていたことの続きです。上司は、これもお世話になっている研究指導の先生です。 幸い、冬に申請した連邦の研究グラントに通り、その資金からお給料の3分の2が出ることになりました。残り3分の1はPIが補填してくれます。このグラントはカナダ人と永住者の学部生が対象なので、永住権を取ってから大学に入る恩

        • 夏学期0週目: 学期末の反省

          こんばんは、虎塚です。とうとう冬学期が終わり、晴れ晴れとしています。 前回の日記を書いてから、ラボの会合で発表を担当したり、学科内でポスター発表をしたり、レポートを提出したりと、4月末までバタバタしていました。情けないことに、最後の1週間は2回も徹夜をしてしまいました。 というわけで、直近の反省を書いていきます。 ラボの全体会合での発表ラボ全体での会合は2週間に一度あり、メンバー1名が当てられて発表をします。発表は、原著論文を議論するパート(1時間)と、自分の研究進捗報

        夏学期3週目: ワークショップに応募する

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          14週目: 冬学期の授業が終わりました

          こんばんは、虎塚です。写真は、キャンパスの道沿いに咲く花です。 冬学期の授業が今週で終わりました。あとは、ファイナル(期末考査)を受けて、研究のラボ内発表をして、学科内でポスター発表をして、研究の期末レポートを提出すれば、今学期はおしまいです。 今学期は、学生に戻って以来時間が過ぎるのを最も早く感じました。もしかすると、あまり時間を大事にできなかったかもしれません。なにしろ4科目しか履修していない上に、寮に入ったおかげで時間を大量に節約できたはずなので。 でも、ここにき

          14週目: 冬学期の授業が終わりました

          13週目: 抄読会その後 / 奨学金申請とライティングセンター

          こんにちは、虎塚です。 冒頭の画像はChatGPTが作ってくれました。海洋の授業を取っていて、波の理解にとても苦しんでいるので、猫にもちょっと考えてもらいたいと思います。 今学期の授業期間は残すところ1週間になりました。学生に戻って長いですが、学期末はいつも負荷が高く、平常通りに過ごすことができません。 今週あったことを2つ。 論文抄読会の話その後先週の日記でミニジャーナルクラブについて書きました。 今週、ラボのメンバーと一緒に昼食を食べた時に、PhD学生の方に論文

          13週目: 抄読会その後 / 奨学金申請とライティングセンター

          12週目: 論文抄読会の話

          こんにちは、虎塚です。 今日は、ラボで1月からこぢんまりと開催している論文抄読会(ミニジャーナルクラブと読んでいます)の話をします。画像はいつもどおりChatGPTに作ってもらいました。 開催の経緯今いるラボでは、隔週で全員が参加するグループミーティングがあり、担当者が論文紹介と研究の進捗報告をします。もちろん参加すると勉強になりますが、発表者のほとんどがPhD学生です(折々で指導教員も発表します)。自分はラボの主流と異なる専攻の学部生なので、議論に上がる各種トピックの知

          12週目: 論文抄読会の話

          11週目: 技術と呼びうるもの

          こんにちは、虎塚です。 画像は、「大学のキャンパスで春の欠片を探す猫」です。ChatGPTに頼んで作ってもらいました。猫は春がどこからやってくるのか興味津々、という設定にしたところ、小首を傾げるような姿に描いてくれました。灰色がかったやさしい色味が、長く暗い冬を越えてやってきた春の薄曇りに合いますね。 さて、今週の日記(?)の忸怩たる話題は、大学の研究科目です。今年に入ってからあんまり進捗を出せていないと感じています。 1月末から他大学のPhD学生の方と共同で研究するこ

          11週目: 技術と呼びうるもの

          10週目: 盗撮騒ぎのTwitterから離れたい

          こんにちは、虎塚です。 アイキャッチ画像はChatGPTに生成してもらいました。Twitter依存症の人間とそうでない人間を依頼しましたが、まるで依存症が二人いるように見えます。なお、私は今月でTwitter利用歴15年になる誇り高きツイ廃なので、この記事ではあのWebサービスをXではなくTwitterと呼びたいと思います。 そう、今回は大学の話というよりTwitterの話。もっというと、Twitterが学業と心の健康に悪いので距離を取ったほうがいいと思っているという話で

          10週目: 盗撮騒ぎのTwitterから離れたい

          9週目: 先生が期待する予習のレベルに届かない今日この頃

          こんにちは、虎塚です。 可愛いアイキャッチ画像はChatGPT先生が作ってくれました。 今学期は日記を定期的に書いてあとで振り返ろうと思っていたのに、現実で手一杯でそれどころではないまま9週目/14週が終わってしまいました。そろそろクライマックスに向けて、どのコースでも重いトピックや課題が盛り上がってくる頃合いです。 日記にはせっかくなら、大学生活でできないこと、わからないこと、困っていること、間違えて恥ずかしかったことなどを書きたいと思っています。あとで読み返した時に

          9週目: 先生が期待する予習のレベルに届かない今日この頃

          大学の寮に引っ越すために家具を売る

          こんにちは、虎塚です。先週の初めての日記には妙な文章を書きましたが、今日は普通の日記です。アイキャッチ画像はChatGPTに作ってもらいました。 一人暮らしの部屋から、大学のキャンパスにある寮に引っ越しました。正確にいうと、引っ越しをしている最中です。部屋の清掃や家具の処分のために、寮と旧居をまだしばらく行き来する予定です。 私は家具が付いていない部屋で一人暮らしをしていたので、ベッド、ソファ、本棚、ダイニングテーブル、作業机など、家具をいろいろと持っていました。これらを

          大学の寮に引っ越すために家具を売る

          学ぶことへの執着は生への執着

          こんにちは、虎塚です。これは日記です。今年はときどき文章を書いて、日常や考えたことを残していきたいと思っています。 最後に記事を更新したのは3年以上前でした。カナダで永住権を取った後、大学で再び学ぼうと考えて、高校科目の単位を集めていた頃でした。現在は、当時思い描いていたとおり、BC州の大学でフルタイムの学生をしています。 普段は鍵をかけたTwitterで、課題や試験の泣き言を言いながら暮らしています。泣き言を言ってはいますが、学生生活を心から楽しんでいて、得難い体験をし

          学ぶことへの執着は生への執着

          カナダの学校で見たcovid-19感染対策

          covid-19パンデミックの影響を受けて、British Columbia州では2020年3月半ばから学校が閉鎖され、多くの授業がオンラインに移りました。その後、感染者数が落ち着いてきて、7月頃から対面授業とオンライン授業を混ぜて実施する学校が出てきました。この記事では、カナダの学校内で見かけたcovid-19感染対策の工夫について記録しておきます。 ※この記事の内容は、あくまでもBritish Columbia州のある学校で2020年7-8月におこなわれていた取り組みで

          カナダの学校で見たcovid-19感染対策

          ソフトウェアエンジニアとしてカナダ永住権を取得した体験記

          2018年10月にExpress Entryという移民申請プロセスを使って、ソフトウェアエンジニアとしてカナダ永住権を申請し、2018年12月に永住権を取得しました。幸運なことに、申請日から2ヶ月 (58日) で取得できました。 Express Entryは、ポイント制システムです。自分は申請した時にカナダ企業の内定(ジョブオファー)がない状態、かつ無職でしたが、ほかの要素でポイントを補えたので、問題ありませんでした。 申請は、書類をオンラインで提出するだけでシンプルでし

          有料
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          ソフトウェアエンジニアとしてカナダ永住権を取得した体験…