高橋優「オナニー」
題名で先入観をもつなかれ。高橋優さんらしい硬派な曲。でも、題名・・・。
会社の若い子たちと行ったカラオケでこれを歌ってドン引きされたけど、気にしない。頭のおかしい人だと思われてもいいから。
基本的に「馬鹿ばっかりだ」を連呼する歌。
「最近結婚したワタナベくん」とか「不倫がやめられないマナミちゃん」「後輩に論破されるカキザキくん」を登場させて、みんな馬鹿だとたたっ切るけど、愛すべき馬鹿だというやさしさに満ちあふれている。
高橋優さんがこの曲で、最も伝えたいのは
「声を上げりゃ誰かが批判してくる
それ怖がって縮こまっていた僕
心と心をつなぎ留めたいから
黙るよりは叫んでいく方を選ぶ」
なんだろうと思う。匿名で好き放題行ってくる「バカ」は本当に多いからね。まあ、俺もこの場で匿名で書いているんだけどね・・・。
すみません。
この決意って、まさにジャーナリストの本懐だよね。
アーティストももちろん、そうなのだろう。
タブーのような「オナニー」という題名にくるんだ「俺は歌い続ける。訴え続ける」という決意にの強さに感じ入る。
一度だけ、広島で高橋優さんのライブに行ったことがある。
めちゃくちゃ盛り上がったなあ。
ほかにも「素晴らしき日常」とか「BE RIGHT」のような肩に力が入りまくっている歌が大好きだ。ここまで力が入りすぎていると、逆にものすごくあおってきて、心地よくなるんだよね。
保守的な日本でどれほど、この「オナニー」の心意気を理解できる人がいるのかは未知数だけど、俺は分かるよ。
あなたは分かる?
2022年6月27日 トラジロウ
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