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ビートルズ「Get Back」「Let it be」

ビートルズ最後のアルバム「Let it be」(1970年リリース)は、どの曲が好きとか、そういうレベルではないのだ。なので、1曲を上げづらいが、あえてというなら、「Get Back」か「Let it be」。やはり1曲には絞れない。

1969年1月にビートルズが行った「ゲット・バック・セッション」「ルーフトップ・コンサート」から紆余曲折を経て、生み出されたアルバム。壊れかけのビートルズをポールが必死に修復して、バンドとして最後のアルバムとなった。事実上の解散(ポールの脱退表明)後のリリースとなった。

このアルバムの曲。
すべて映像で残されており、2021年11月に「Disney+」で配信公開された。日本国内では、映画館でも上映された。私も地元の映画館の「IMAX」で、この音楽と映像を堪能した。曲前のノイズやアドリブまですべて、映像で残っているのだ。

中学高校時代、思春期に何度も何度もカセットテープで聞いたアルバム「Let it be」。映像で残っているというのはなんとなくは知っていたが、目の当たりにすると、感動で身が震えた。短い映画だったけど、本当によい作品を見せてもらった。

騒音のため、警察官が突入するシーンも克明に記録しており、非常に興味深い。

死ぬ1年前のジョン・レノンが躍動し、皮肉めいた発言して、独特の声で歌う。

「Let it be」
ポール・マッカートニーが、がんで亡くなった母への思いをつづった歌。「あるがままに」「自由に」との意訳。ビートルズの中で最も有名な曲と言っても過言ではない。

「Get Back」
ポール・マッカートニーの楽曲。ビートルズへの原点回帰をつづったとも言われるし、ジョンと親密になっていたオノ・ヨーコに対して「元いた場所に戻れ」という皮肉も込められていたとか・・・。
結局、ビートルズの回帰はならず、「Abbey Road」の後に空中分解した。

すべての曲があるからこそ、このアルバムがあるのだ。一曲たりとも失われるわけにはいかない。そんなアルバム。

ジョージハリスンの「For You Blue」もよく聞いてたなあ。

2022年11月13日 トラジロウ

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