見出し画像

知人がLINE乗っ取り被害に!逆に乗っ取り犯にお金請求してみた話

こんばんは、とらぎつねです。
今回はつい先日、知人がLINEを乗っ取られるという被害に遭ってしまいまして、それはきっと対処とか大変だったろうな・・・と思いつつ、ネタとして乗っ取り犯と少しやり取りした話をして、危機管理のお話もしようと思います。
短めに書きますので、今一度ご自身の環境のご確認にお役立てください!

<結論:連絡先は2つ以上あるといい>

さて、いきなりですが今回のことから得た教訓です。
「相手の連絡先は可能なら2つ持とう」です。
今回はLINE乗っ取りなので、誰かに乗っ取られてしまったLINEはもうその人の連絡先としては使えません。
つまり、「今お金貸してって連絡してきてる人って、あなた本人ですか?」という確認ができないんですね。
なので、可能ならLINE以外の連絡手段をもう一つ持ちましょう。
例えば以下のようなものがあるかと思います。
・電話番号
・メールアドレス
・X(旧Twitter)
・インスタグラム
・facebook
・skype

「お金貸して」「すぐに送金して」という時点で怪しすぎると思うので、なかなか引っかかる人は少ないかと思いますが・・・。でも万が一・・・?と迷ってしまう人は、可能な限りその人に連絡が取れる手段をもう一つは用意するといいと思います。
今回、私は共通の知人がいたので「あの人乗っ取りされてません?」と聞いてみました。
こういうのもありだと思います。

<連絡は突然に・・・。詐欺師には嘘で返そう!>

しばらく連絡取っていなかった知人から、いきなり「今忙しい?」とだけLINEが来ました。
「お久しぶりです」とか「お疲れ様です」とか最初につけそうな人なのに、これは怪しいなと感じました。
どうしましたか?と返すと、今度は「30万円貸してほしい。明日返金する。」という内容。

あ、乗っ取られたな。
と思ったので共通の知人に連絡。やはり乗っ取られており、今てんやわんや状態とのこと。ひとまず対処に集中してください!とエールを送る。

初めての体験だな・・・と思ったので、せっかくだから返信してみることに。
そんなお金、何に使うんですか?と聞いたら「カードの限度額に達した」とのこと。
いや・・・少なくともそんなポカやらかすほどマネーリテラシー低い人じゃないんだけど(笑)と思いつつ、そういえば以前この知人とお金のやり取りをしたことがあったことを思い出す。
お互いの銀行口座、知ってるやん。そこに送金したことにすれば不自然じゃないよなぁ。
などど思い、「銀行口座に送金しましたよ!」と返しました。

<事情が変わる乗っ取り犯>

私の軽いフットワークに慌てたのか、「いや、友人の口座に送ってください。」と返してくる犯罪者。
いやいや、カードの限度額に達したのはあなたでは?友人が限度額に達したんですか?と聞くと「そうだ」との回答。
ここで私は、そうだ、今送ったお金の返金要求したらどうなるんだろう?と思いつきました。
「じゃあ、今送った30万円をまずは返してください。」「返してもらえなかったら送金できません。」と詰め寄ります。
犯罪者「カードの限度額を過ぎていますので・・・」
私「いやいや、限度額過ぎたのは友人でしょ?あなたはお金あるんだから関係ないでしょ。早くお金返せ。」
犯罪者「返金は明日、40万元で。」
私「早く30万返しなさいってば。」

慌てたのか金額も通貨も間違い出す犯罪者。

実はここであっけなく幕切れをしてしまい、この後しばらく「おーい」「送った30万円まだ入金されないんだけど」「何してるの?早くしてよ」と軽いヤンデレみたいに詰め寄りまくったのですが、残念ながら途中から既読がつかなくなりました。
そんなわけで、私の初体験(偽物とメッセージのやり取り)は閉幕しました。

<近しい人の連絡先は2つ以上あるか?>

正直、LINEに登録されているすべての連絡先が2つ以上ある人はいないと思います。
仕事や趣味の付き合いで、本名も知らないけど関係は良好、みたいな人だっているのではないでしょうか。
そのため、家族や友人など、近しい人だけで構いませんので連絡先は2つ以上知っておきましょう。
犯罪被害はタイミングを選びません。
もしこの乗っ取りが自分のLINEで起こり、それが海外旅行中だったら?
大事な仕事や外せない用事で、人と待ち合わせが必要な日だったら?
大きな地震などで避難が必要な時だったら?
突然LINEが使えなくなるリスクは、念の為考えておいた方がいいかと思います。
自分は「損得なしの人間関係(家族や趣味仲間など)」だけは連絡先確保しておこうと、見直しをしました。
趣味仲間だと結構Xで繋がっている人が多かったですね。
家族、親戚は電話番号がありました。

さて、いかがだったでしょうか。
今回はわかりやすい詐欺で手口も古臭すぎるので速攻でわかりましたが、こういうのだって年々進化していると思います。
詳しくは載せてないですが、日本語がちょっと変なんですよね。
ただ、これだって生成AI使えば簡単に違和感のない日本語で返事できると思います。
今回、相手にAIを使うだけの知識もなかったので大丈夫でしたが、今後はわかりません。
気をつけましょう、という結論にしかなりませんが、急にお金が必要になる状況というのがまずほとんどあり得ないので、そこだけは十分疑ってみてください。
というか、お金貸してって言ってくる人自身がまず信用できませんが(笑)

それでは今回ここまでです。また次回!
ちなみに皆さんは詐欺師で遊んじゃダメですよ・・・(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?