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カナダ発!いじめ反対運動「ピンクシャツデー」とは?

こんにちは!カナダ在住のトップランナーマーケティンCEOきぬこです。
現在7歳の長女は、日本では小学校1年、こちらではgrade2の生徒として小学校に通っています。毎月、娘の小学校からPDFでその月の予定表が送られてくるのですが、カナダの小学校では「クラスで映画を見れる日」や「変な帽子をかぶってくる日」など、日本にはないようなイベントがたくさんあります。(変な帽子をかぶってくる日は誕生日会でかぶるようなケーキ型の帽子をかぶってくる子がいたり、先生はミッキーのカチューシャをつけていました)

そんな中、2月の予定表で目を引いたのが「ピンクシャツデー」という記載です。

ピンクシャツデーって何?

名前から察するに「ピンクのシャツを着てくる日」なんだろうなとは思ったものの、具体的に何の日かまでは記載がなく。。
調べてみたところ、どうやら「いじめ反対の意思表示をするためにピンクシャツを着る日」のことのようです。

カナダの高校から2007年に始まった運動

ピンクシャツデーの起源は、なんとカナダ!2007年にノバスコシア州の男子学生(当時中学3年生)が、ピンク色のポロシャツを着て登校したところ、ホモセクシャルだといじめられ、帰宅してしまったそうです。
それを聞いた高校3年生の上級生2人が、いじめへの反対運動としてピンクのトップスをたくさん買い込み、掲示板やメールでクラスメートに「みんなでピンク色のトップスを明日着よう」と呼びかけました。

翌朝、校門で買ったピンクシャツを配ろうとしたところ、既にピンク色の物を身に着けた生徒たちがたくさん登校し、数百人もの賛同者が集まりました。
いじめに対して言葉や暴力ではなく、行動で意思表示をしたことが評価され、メディアに取り上げられたり、アメリカやスペインなどたくさんの国からの賞賛や感謝を伝えるメールが届いたりしたそうです。

このムーブメント以降、カナダでは毎年2月の最終水曜日をピンクシャツデーとし、いじめ反対の意思表示を推奨しています。

実際、8割以上がピンクシャツデー運動に参加した

郷に入っては郷に従えということで、娘のピンクシャツを慌てて買いに行きました。(娘は基本的に寒色の服しか着ないのでピンク色を持っていませんでした)

もう2月後半だったので、セールの時期と重なり、ピンクシャツデーの影響もあってかピンク色の娘サイズのトップス探しが難航しました‥

ようやく見つけて買ったシャツがこちら。ちなみにサイズの都合上、選択肢は2つしかありませんでした。

海外グッズあるあるなのですが、メッセージが個性的‥!
”My Aunt is Fabulous!(”私の叔母は素晴らしい!”)

叔母(つまり私の姉)に写真を送ったら喜んでいました。

娘に「何人くらいピンクシャツ着てる子いた?」と聞いたところ、全体で8割以上がピンク色のトップスまたはピンク色の何かを身に着けていたそうです。私も来年はピンク色のトップスを着たいと思います!

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