見出し画像

「アメリカでしか出来ない経験」という呪い

夫の大学院留学に帯同して、昨年7月よりカリフォルニアロサンゼルスへ引っ越しました。
そんな夫の留学生活も、明日で一区切り。
明日は、大学院の卒業式🎓
欧米の映画やドラマで見た角帽を青空の下で投げる光景が生で見られるのか!?と楽しみにしていましたが、デモ活動の影響で、卒業式は室内の体育館に変更となりました、残念😭

さて、アメリカに引っ越すと決まった時、家族や知人も含めて、「アメリカでしか出来ない経験を沢山して来て下さい」と励ましの声を頂きました。
有難いなぁ〜という気持ちと同時に、夫からも、事あるごとに、「アメリカでしか出来ない経験をして、悔いのない時間を過ごしてよ〜!」と度々声を掛けられ、何だかモヤモヤ、少しプレッシャーに感じる自分も時々グイッと頭をもたげて登場します。

「アメリカでしか出来ない経験を沢山してね」という言葉に、特に特別な意味や、プレッシャーをかける意味で皆さん仰る訳ではない、ということは頭では理解しているのですけれど。

✔︎駐在員の奥様方と、日本人コミュニティにどっぷり浸かるのは、ちょっと窮屈そうだな…
✔︎生活する上での英語には困らないので、語学学校に行くモチベーションも湧かない
✔︎”エクステンション”と言って、大学がやっている興味のある科目毎に大学外の人がアクセスできる授業もあるが、カタログを見たものの、”コレ面白そう🤩”という科目は見つからない…

となかなか「アメリカでしか出来ない」という縛りで新しい経験を求めても、なかなか一筋縄では見つかりません。

その中でも、唯一、コレは、アメリカで経験している日本人は少ない+ともすると、私が”日本人初かも!?”と言えるのが、
現在、ボランティアガイドとしてお世話になっている、Virginia Robinson Garden(ヴァージニア・ロビンソン・ガーデン)の活動。

インスタグラムの写真を見ているだけでも、結構庭園の雰囲気を感じていただけると思うので、良かったらチェックしてみて下さいね😉

ロサンゼルス在住歴が長い日本人の方でも、「そんな場所があるなんて知らなかったわ‼️」と驚かれます。

職場の雰囲気も基本的にとても穏やかでフレンドリー、英語でのプレゼンテーション、パブリックスピーキングの筋トレを、とてもサポーティブで暖かい環境でさせて頂けて、有難いなぁ〜🏋️

アメリカの文化なのか、ロサンゼルスの文化なのか分かりませんが、庭園や博物館、美術館などでボランティアガイドによる無料ツアーが提供されます。

私がお世話になっている庭園は、ロサンゼルス郡に寄贈された公共の施設ではあるのですが、ボランティアガイドのツアーを予約しないと入園できないという特殊な仕組み。(恐らく、高価な家具や装飾品が展示されているので、盗まれたり、壊されたり、勝手に触られないように、誰か見ている必要があるからだと思います。元々の家主のヴァージニアさんという女性は、早くに夫と死別し、チャーリー・チャップリンやリリアン・ディズニーなど、ハリウッドやビバリーヒルズの著名人、慈善活動家達との交流の中心に居た人物で、慈善活動家/社会活動家として自身も精力的に活動されていたようです。)

庭園兼住居は、6.2エーカー(サッカーグラウンド1つが1エーカー位とGoogle検索で出て来ました。とすると、サッカーグラウンド6個以上ということですね👀)もあるので、とにかく維持・管理費も莫大😅

庭園の維持・管理をするための財団が、ファンドレイジングイベントを定期的に開催し、何とか維持・管理しています。

庭園にいらっしゃるゲストの方も、ツアー前後で、この場所をとても気に入って下さり、個人で寄附されることも度々。

ですが、年に1度の1大ファンドレイジングということで、数ヶ月前から職員、財団の方総出で準備にいそしんでいる、アニュアル・ガーデン・ツアーが5月18日に予定されていて、私もボランティアスタッフとして参画することに。

今日は、プレツアーと言うことで、ヴァージニア・ロビンソン・ガーデン以外に公開する庭園の下見に行って来ました!

一般車は入れないとの事で、ヴァージニア・ロビンソン・ガーデンに集合して、専用のヴァンを貸し切って出発💨

勝手の分からないまま、言われた通り集合場所に向かったのですが、説明を聞いて納得!

「普段非公開の財団と提携している庭園があるのかな〜?」程度に思っていたのですが…何と5月18日限定で公開されるお家は、個人の方の所有物とのこと😳

3つの場所を見学させて頂いたのですが、私が担当するお家はサッカーグラウンド3個分以上のサイズなんだとか…!

「どうやってこんなに巨大な土地を手に入れたのだろう?」、「どうしてこういう設計にしたのだろう?どんな風にこの場所を使っているのだろう!?」と、一般人の私は、次々疑問がわいてきます。(笑)

なかなかお金を払っても出来ない経験をさせて頂けて、とてもラッキーで、有難いなと感じてます。

お家のオーナーさんとの調整は、なかなか山あり谷ありのようですが…参加者、企画者双方にとって、素敵な1日となりますように🙏✨

サポートそしていつも読んで下さり、ありがとうございます!頂いたサポートは、note記事を書くカフェでの飲み物代、日々の生活に彩りをくれるお花代、noteでのアウトプットのネタを仕入れる書籍代、noteビギナーさんへの支援に使わせて頂きます。