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誰にも嫌われない様に生きると、不幸になる?《他者との正しい関わり方》

嫌われない生き方をすると不幸になる話


嫌われない生き方は、不幸を招く


あなたは誰にも嫌われない様に、どんなにつまらない相手、嫌いな相手にも愛想笑いを振り撒いてはいませんでしょうか?



それを続けていると、自分より他人を優先するクセ付けが行われてしまい、自己肯定感はみるみる下がってしまいます。


しかも、自分の意思をはっきりと提示しないと、周囲の人間から、『この人には何をやったっていいんだ』と思われてしまい、悪い人間に振り回される様になります。



悪い人間ほど、意思薄弱な人を囲いたがる傾向にあるので、その様な人間にとって、あなたはカモであり、利用価値のある存在として、側に置いておきたいからです。



一方、良い人間はというと、意思を持たない人よりも、自分の意思をしっかりと持っている人間を好みます。


当然ですが、自らの意見をはっきりと言える人間の方が魅力的です



人気の芸能人を見てもそうです。

私は上沼恵美子、有吉、マツコ・デラックスなどが好きですが、この御三方に共通しているのは、相手に忖度せず、自分の意見をはっきりと突きつける覚悟があるという点にあります。

人は、この特性を強い魅力として、感じとります。


だから、時に人から嫌われる事があったとしても、意見をはっきりと言える人間になる事が、人生を幸福に導く指針となるのです。




あなたは、

悪い人間に利用される人生

温かな良い人間に好かれる人生

どちらを選びたいでしょうか?



悪い人間に利用されたい、尻をぶっ叩かれたいというドM気質の人は、前者で良いかもしれませんが、たいていの人は後者を選び、幸せを掴み取りたいはずです。


確かに、嫌われるのは怖いですが、それを恐れた先に見えるのは、どんよりとした深淵でしかありません。

無理をして、周囲に愛想を振りまいているあなたは今、深淵なる闇へ向かって歩いているのと、同義であるという事を意識しましょう。



ここで意識を変化させ、光の方へ舵を切りましょう。





他者に良い顔をしたくなる原理


しかし、何故あなたは自己犠牲してまで、周囲に愛想を振り撒いてしまうのでしょうか?

その原因は、親子の主従関係の中で培われた可能性が高いと思われます。


親と子の関係は、平等でない事が多いです。
子は親がいないと、生きていく事ができないからです。


親の庇護化で、子は育つ
この関係性はあらゆる闇を孕みます



子は、親に捨てられない様に、親に好かれそうな行動を取ります。親を喜ばせるためにテストで100点を目指したりします。

私も小学生5年生の頃、親を喜ばせる事を目的にして、生徒会に立候補するという行動を起こしました。


しかし、親を喜ばせる目的なので、そこに自分の意志は存在せず、生徒会に入った後は他メンバーを困らせるだけのただの足手まといとなりました。


ここからも分かる様に、子どもは自分の将来の為に、頑張っている訳ではなく、親に認められたい、親に捨てられたくないという想いで、必死に頑張ってしまう事があります。



それを繰り返す事で、その人の中ではそれが当たり前になります。

つまり、自分の為に頑張るのではなく、他者の為に頑張るという事です。



しかし、これは明らかに間違っています。

自分の人生は自分だけの物で、他人に年貢を収める為に生きるのは、おかしな事なのですが、それが無意識化に追いやられる事で、いつしか当たり前になっていきます。


この現象の本当の恐ろしさは、それが親子関係だけに留まらず、他のあらゆる人間関係にも波及する可能性がある事です。


友人や会社の同僚などに、見捨てられても我々は生きていけます。

しかし、親子関係の感覚が大人になっても抜けきらず、すべての人間関係に見捨てられ不安を抱いてしまう人が多くいるのです。



あなたが今、他人に愛想を振り撒いて、嫌われまいとしているのは、この様な精神構造による認知の歪みから生み出された、『哀しき幻想』なのかもしれません


もしそうだとしたら、この構造をしっかり頭に叩き込んだ上で、他者を誰でもかんでも迎合してしまう癖を止めねばなりません。



そうしない限り、あなたの周りには悪い人間が吹き溜まります。搾取される側から逃れられません。


それはとても非合理的で、哀しい事であります。



私も30歳になるまで、この構造に気づく事ができず、ずっと搾取され続けてきました。未だに、過去の傷を引きずって、精神的に弱体化すると他者におもねってしまう面もあります。

しかし、現在は嫌いな人間を拒絶する事が出来る様になりました。愛想は一切振り撒かない様になりました。


笑いたい時だけ笑って、言いたい事があればはっきりと相手に告げる。

それでもし、相手に嫌われたとしたら、『それまでの関係だったのだな』と割り切る事が出来る様になりました。


苦節30年、私はようやく、親子関係の呪縛から解放され、本当の自由を手に入れる事ができたのです。


一人暮らしをしていて、親から離れていてもそれは外面的な解放に過ぎず、あなたは本当の意味ではまだ自由を手に入れられていないのかもしれません。


まずは、この記事に書いた構造をよく理解する事です。

それからようやく徐々に改善の兆しが見えてくることでしょう。


これを読んで、あなたの人生が良い方向へ向かう事を祈ります。





最後までお読み頂き、ありがとうございました。



他者を嫌うことに抵抗感がある方へ向けて、
とっておきの書籍を紹介します。



『ひとを〈嫌う〉ということ』中島義道 著です。

この本では、本来の人間の正しい姿は、一定数の嫌い嫌われる関係を含み、『すべての人を好きにならなくてはならない』という考え方は、極めて不自然だという事を克明に記しています。そして、人に嫌われる事を恐れて縮こまってしまう事に警鐘を鳴らしています。この筆者自身も、『妻と子に嫌われる』という辛い経験を通して、人を嫌悪するという事象を研究し突き詰めています



嫌われても自分を貫く精神に、自らをもっていきたい人にオススメの良書ですので、是非読んでみて下さい。




おわりに、

命を賭して、エレクトロ音楽創りに専念しております。

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