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本当の『自由』について考える《人生を勝ち上がる為の幸福論》

本当の『自由』の意味についての話



『満足とは、求めていたものが得られることであり、自分が思い描いた状況に実際になることだ。人間の脳は、頭に思い描いたことが現実になることを欲している。他書でも何度も書いていることだが、僕は、この状況を「自由」と定義している。自由とは、「思ったとおりになること」「希望したことが現実になること」なのだ。』

『自由は、仕事がなくて、ごろごろと寝ている「暇」のことではないし、いつまでも起きなくても良い休日のことでもない。自由は、自分が計画したとおり、自分が予定したとおりに生きることであり、それが人間の満足の根源でもある。したがって、「面白い」というのは、この自由へ向かう方向性を感じている状況であり、いうなれば、いずれ自分は満足するぞ、という予感が、その人を笑顔にさせるのである。』

引用元:『面白いとは何か?面白く生きるには?』
            森博嗣 著 ワニブックスPLUS新書





先日、『面白いとは何か、面白く生きるには?』という作家である森博嗣氏の書籍を読み、



この一文が私の脳の根幹部分を激しく揺さぶり、スパークさせました。



そして、本当の『自由』とは何かという事について、真剣に考えてみたくなったので、ここに記してみたいと思います。



『自由』と言うと、皆さんの頭の中にはどんなイメージが思い浮かびますか?

どんなに抽象的でも良いので、ここで一度考えてみましょう。




どうですか?

おそらく皆さんの頭の中には、解放的でポジティブなモノが思い浮かんだのではないでしょうか?



私の脳裏には、ヤギ飼いになって雄大な草原地帯で、自然とともに生きるイメージが思い浮かびました。



しかし、実際『自由』とはそんなに良いものなのでしょうか?


仕事を辞めて、無職生活を営みだした人を例にとって考えてみましょう。



仕事を辞めると、人は足枷を外された事で、多大なる幸福感を感じます。それはもう天をも登らんとするくらいの絶頂的幸福感です。

私も何度か転職経験がありますが、新卒で入り、3年間勤めた会社を辞めて、有休消化期間にタイへ旅行に行った際には、その解放感ゆえ世界のすべてが明るさに満たされている様な多幸感の中で、独り恍惚とした笑みを浮かべていました。


完全にラリっていました。



この事からも分かる様に『自由』とは、短期的にみれば幸福度の高い事象であり、ポジティブな面を多く含みます。



しかし、それは一過性のモノです。

もし、仕事を辞めて無職になり、次の仕事が決まっていない場合、貯金の減少とともに、無職(自由)である事に恐怖感を持ち始めていきます。

最初の解放感はどこへやら。不幸へ堕ちる速度感は相乗的に加速し、やがて『自由=不幸』という方程式が成り立ってしまいます。


つまり、何もしなくて良いという『自由』には、幸福感が伴わないという事です。




よく『宝くじを当てて、仕事を辞めたい』と言う人がいます。実際にそれを夢見て毎年宝くじを買う人も多い事と思います。


しかし、そういう人はたいてい、『お金があれば幸せになれるだろう』という安易な考えしか持ち併せておらず、『そのお金を使ってどういう事をしたいか』のビジョンがありません


だから、
その人が、宝くじを当てても幸せにはなれません。


先にも述べた通り、

『自由』を手にしただけでは、人は幸せになれないからです。




最近、FIRE(早期リタイア)をしようという機運の高まりを感じます。


確かに、早く生涯賃金を稼いで、余生をのんびり暮らしたいという気持ちは分かります。

私も苦しい労働からは早く脱したいという気持ちは強くありますが、辞めてのんびり暮らした先には、実は絶望しか待っていないのです。


仕事を辞めた先にも、何か自分を熱中させる様な依存先を用意しておかないと、人生は辛くなるのです。


だから、只々FIREを薦めている様な記事を見ると、馬鹿みたいだなと感じてしまう訳です。


人間には、生きる目的がない。

だから、
目的は自分で創り上げる必要がある。


この事は、以前の記事で紹介しましたが、

それは紛れもない真実です。


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森博嗣氏がいう《自由とは、「思ったとおりになること」「希望したことが現実になること」なのだ。》というのは、上記の人間の存在理由と合致します。


森博嗣氏は作家なので、小説を書く事によって『希望したことが現実になること』を実現し、『本当の自由』を手に入れているのでしょう。




私も現状お金を稼ぐ所にまでは繋がっておりませんが、こうしてnoteに自らの思想を書き殴ったり訳の分からない音楽を作ったり気が狂った様な絵を描く事で、心が豊かになりました。

自分が本当にやりたい事を突き詰めた事により、図らずも本当の『自由』を手にする流れに自分自身をもっていけているのだと思います。





後は、これら活動でお金を稼ぎ、『会社員』という足枷を外す事が叶えば、『真の自由人』になれるのでしょう。


なので、皆さんの力で、私のnoteを盛り上げてくれると嬉しいです。



私も『真の自由人(perfect human)』に成りたいので、いいね&フォローで応援宜しくお願いします(笑)





最後まで、お読み頂きありがとうございます。



ここで、冒頭に紹介した書籍を紹介します。

面白いとは何か、面白く生きるには?森博嗣 著です。

この本を読んで、最も驚きを感じた点は、森博嗣氏の物事の捉え方が、私とそっくりそのまま同じであったという事です。例えば、この本の中に《僕の「面白さ」は、ほとんど「孤独」から生じる》との一文がありますが、この事にはたいへん共感できました。私も過去記事で似た様な事を書いています。他の項目についてもすべて共感が得られ、この本は本当に綺麗事のない良書だなぁと思えました。この記事に共感頂けた方には、ハマる可能性が高いので読んでみる事をお勧めします。


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ついでに、『人生はこんなに自由でいいんだ』と思わせてくれた、私にとっての偉人の本も紹介します。

その偉人は『みうらじゅん』さんです。この人こそ『真の自由人』と呼ぶに相応しいでしょう。ご存じの方が多いと思いますが、このお方は、常人には理解できない訳の分からない物事を突き詰めて超面白コンテンツに塗り替えてしまい、それを仕事に直結させるという荒技を毎度繰り出してきます。


そんなみうらじゅんさんの『親孝行プレイ』という書籍です。この本の中にも、みうら節が大量に散りばめられていて、読んでいる最中何度も爆笑させられてしまいました。面白さもさる事ながら、親との関係性をどう取り持てば良いのかという点について、親の心情を慮った上で書かれており、大変勉強にもなる書籍でした。私には子どもがいないので、親目線になる事がないのですが、それを追体験できるという点において非常に優れた良書です。



おわりに、

全生命力を投じて、
エレクトロ音楽創りに専念しております。

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