対人関係が『毒』になる人々《無理のない人間関係とは?》
■対人恐怖症者の人間関係
みなさんは人が好きですか?
人に興味がありますか?
私は学生時代に重度の対人恐怖症で、人と接する時に毎回、死ぬんじゃないかと思うくらいに心拍数を上昇させていました。
バスに乗る度に、知り合いが居ないかにビクつきながら乗り込み、停車場に到着する事に知り合いが乗ってこないかを気にする為に、心身が休まる暇がありませんでした。
対人恐怖が酷すぎて、高校の時に、中学時代の女の子に話しかけられた時につい無視をしてしまった経験を永らく引きづりました。
人が大勢集まっている部屋に入るのにも、
たいへんな抵抗感がありました。
大勢の人間が一斉に自分を見るという状況が発生する事を思うと、視線恐怖で何度も部屋に入るか否かを逡巡し、部屋の前をウロウロするという不審者行動を取ってしまいました。
飲み会なんてモノはもっての他で、いつも借りてきた猫の様になって、部屋の隅で飲みたくもない酒を口に持っていくという動作のみを繰り返す自動人形の様相を呈していました。
そんな事なら、人と関わらなければいいじゃないか!と思う人もいるかもしれませんが、
そういう訳にもいきません。
学校では他者と群れていないと、『あいつボッチだぜ!ぷぷぷ、可哀想〜』というそしりを受ける可能性があるので、人間が怖いのに人と接さないといけないというジレンマに追い込まれました。
これは学校の悪い所だと思います。
『友だち100人できるかな?』という無理難題思想が根強く、まるで『友だちが居ないヤツに人権なし』とでもいう様に追い詰められます。
修学旅行の班決めなんてモノは、最低です。
友だちがいない人は、魔女裁判の如くに炙り出されて、衆目にさらされて、
『あいつ友だちいないんだぁ、ぷぷぷ』
とやはり笑われます。
むしろ、一人遊びが好きだったので、ただひたすらに自分の世界に引き篭もってても良かったと思っています。
でも、世間がそれを許さない風潮がありました。
親も私に友だちがいないと心配がるので、私は親のために友だちを作っていた節もありました。
つまり、私にとっての友だちとは、
『他人からボッチと思われない為の隠れ蓑』
でしかなかったのです。
■認知の歪みの原因解明
その影響は、後年まで大きな影を落とし、
私は本当の意味での友だちを30歳になるまで
理解していませんでした。
今はやっとの事で、
認知の歪みから解放されつつあります。
『これが親友というモノかな?』という人物まで現れるくらいに、友だちというモノを素晴らしいと思う様になりました。
しかし、ここまでの苦しみは、尋常ならざるモノがありましたので、昔の私と同じ様に、
『欺瞞的友人』しかいない人は、この記事を読んで、人生を振り返ってみてほしいです。
あなたの人生の中で、友人観に歪みが生じてしまう様な出来事は有りませんでしたでしょうか。
まずは原因を模索する必要があります。
その原因を探り当てた上で、自分の人生を顧みない事には、今後も真の友人関係の甘美な味を知る事のない、寂しい中年おじさん・おばさんになってしまう事は必定です。
早めに手を打たなければ、人生の荒波の中、孤独感に溺れて、清潔な空気を吸う事すら難しくなります。
事実、孤独にはタバコ1日15本吸うほどの健康被害があるので、認識の改変は至上命題と言っても過言ではありません。
■オキシトシンの必要量
▼こちらの記事でも申している通り、
人間の幸福感にはオキシトシンという
脳内幸福物質が大きく関わっています。
オキシトシンは酸素と同じくらいに
常に摂取していないといけないのです。
但し、オキシトシンがどれだけ必要か?
というのは、人それぞれです。
1ヶ月に1度人と会えれば、それだけで孤独感が解消される人もいれば、毎日誰かと居なければオキシトシン不足で死んでしまうという人もいます。
なので、あなたはどれだけのオキシトシン量が必要な人間なのかをきちんと理解しておく必要はあると思います。
私の場合は、
一日中、人と一緒に居ると疲れてしまいます。
3日に1度、2時間くらい人と居る程度が
適切なオキシトシン量です。
元々、対人恐怖症なので、それ以上接すると
毒になってしまうんですよね。
だから、私は夜に友達と飲みに行くのが、人付き合いのベストルーティンであるといえます。
あなたはどういうタイプでしょうか?
ウサギくらい寂しがり屋な人間でしょうか?
それとも、人付き合いなんてほとんど無くても
孤独感を感じないタイプでしょうか?
日常的に孤独感を感じるのであれば、それはオキシトシンが足りていない証拠なので、
人間関係を増やす事を頑張ってみてください。
▼会話術のコツは、こちら!
あなたが友だちに希望を持てなくなったのは、社会の仕向けた悪意に依るモノかもしれませんが、
だからといって、社会に恨みつらみを飛ばして、無敵の人に変身したとしても、
誰も助けてはくれません。
自分の人生は、自分で変えるしかありません。
現実を直視する事は、
魂を削られるほどに辛い作業ですが、
現実を見ない限り栄光はあり得ません。
友だちとはなにか、という事を再定義し、
人生をより良いモノにしてください。
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最後に、
孤独の恐怖を教えてくれる良書をご紹介します!
『世界一孤独な日本のオジサン』です。
なぜ日本のオジサンは孤独に堕ちていくのか。そして、孤独になったオジサンの末路を科学的根拠と共に教えてくれる良著です。私自身、最近、孤独の恐ろしさに震えています。この書籍を読んで、恐怖の意味が明確に理解できました。
やはり孤独はヤバイです。
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▼自己肯定感が低すぎる人の心理傾向
▼親との関係性がすべての人間関係に影響?
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