見出し画像

七分丈レギンスを買って履いたら十分丈になった話

私の身長は147cm。顔だけを見るとどうも背が高いと思われるらしく、実際に会うと必ずと言ってよいほど「背小さいですね」と言われます。
カフェで座って会話して立ち上がったら「え、小さい…」と言われたことも。

中学生の時には成長が止まっていたので、この身長になってから30年近くになります。

人生の場面場面で、背が低いことで困ることは確かにありました。
ブーツカットのジーンズが流行った時なんて、丈直しをしたら、ただのストレートジーンズ。基本15cm以上は丈直しをするズボンに対して、いつしか「この分値下げしてくれよ」と思うことも。

この身長で、骨格診断がストレート。ふわふわした服装をすると、とたんに雪だるまのようになる。
そして、あらゆる服が寸足らずならぬ”寸余り”。

それも慣れてきて自分に合う服装が分かるようになり、服装選びに困らなくなった最近。
「部屋着のレギンス買い替えたいな…暑いから七分丈が良いかな」

購入にて実際に着てみる。「お、やっぱり綿は肌触りが良い………ん?」
スパッツを履いたそのくるぶしは、しっかりとスパッツで隠れていました。
「やったな、私。買い間違えた。よくあることだ、問題ない」
と思いつつ、一応確認。

七分丈って書いてあるわ。

久しぶりに自分は身長が平均より低いことを思い出しました。
すっかり忘れていました。
そうだ、私身長147cmしかないわ。

自分では背が低い方だとはあまり思っておらず、他人と接すると「あれ、何か私の位置低くない?」と思うくらい自覚がない。
自分がそうであると思い知らされるのは、平均の丈を突きつけられた時。

自分への対応に慣れすぎていて、すっかり忘れていた感覚を思い出しました。
「次買うなら五分丈だな」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?