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汚れるほど美しい!?

新しい物、きれいな物ほど価値がある?


わっぱ

今の時代、新しいものやきれいなものを手に入れることが容易になりました。しかし、それらは本当に価値があるのでしょうか?

新しいものやきれいなものは、初めは新鮮で魅力的に見えますが、使っていくうちに傷がついたり、汚れが目立ってきたりします。一方、古くなった木製品は、使い込んでいくうちに、味わい深く美しくなっていくことがあります。つまり、新しいものやきれいなものほど価値があるとは限りません。

使い込むほどに美しくなる木製品

木製品は、木材自体が持つ温かみや質感が、時間とともに増して使い込むほどに味わい深く美しくなっていくことがあります。たとえば、わっぱや桶などの木製の生活用品は、使用することで木目や色合いが変化し、独特の風合いを持つようになります。また、木製品には、木材独自の香りもあります。使い込んでいくことで、その香りも増していくのです。このように、木製品は、使い込むほどに美しくなるという魅力があります。

木製品が時代を超えて愛され続けている理由は、木製品が持つ自然な風合いや質感が人々の心を惹きつけるからです。また、木製品は、丈夫で長持ちすることも魅力のひとつです。長期間使い込んでいくうちに、木製品は古びたり、傷がついたりすることがありますが、それがむしろ味わい深く、使い込むほどに愛着がわいてきます。

木製品は、その特性から、古き良きものや自然なライフスタイルを求める人たちに支持されてきましたが、最近では、環境問題の意識が高まり、プラスチックや合成素材から木製品への需要が増えています。木材は再生可能資源であり、自然に還ることができ、木製品は、燃焼時に有害なガスを発生しないため、環境にも優しい素材として注目されています。

手入れがめんどうくさい?「めんどうくさい」を楽しむコツ

木製品を美しく保つためには、手入れが必要です。しかし、手入れがめんどうと感じる人も多いでしょう。そこで、めんどう手入れを楽しむコツを紹介します。

まず、手入れは定期的に行うことが大切です。汚れがたまってしまうと、手入れが大変になってしまいます。木製品を拭いたり、オイルを塗ったりすることで、木材の質感や香りを感じることができます。手入れをすることで、木製品をより愛着を持って使うことができます。

時代を超えて愛される木製品

木製品は、使い込むほどに価値があるという特性があります。その魅力は多くの人たちに愛され続けています。また、環境にも優しい素材であるため、今後も木製品の需要は高まっていくことでしょう。自然なライフスタイルを求める人たちには、木製品を好む人が多いです。

TONBIYAWORKSの曲げわっぱの弁当箱も使い込まれた曲げわっぱが持つ、風合いや味わいを好まれる方がいます。長年使用され、手入れがされた結果として生まれた、新品にはない魅力を紹介していきます。

  1. 使い込まれた表情

曲げわっぱの弁当箱は、木材を湿熱加工して作られるため、長年使用することで、色合いや木目が変化していきます。小さな傷や凹みもできますが、それらが味わいを与えてくれるのです。使い込まれた表情は、まるで時を刻んだような風格があり、それだけで食事の楽しみが増します。

  1. 手入れの歴史

古い曲げわっぱは、長年の手入れの歴史を持っています。その手入れの仕方は、使い手によって異なりますが、手入れを重ねることで、木の表面に油分が浸透して、木目が際立ってきます。また、手入れに使われるオイルや布も、使い込まれたものは、味わいがあります。

  1. 古き良き日本の文化を感じる

曲げわっぱの弁当箱は、日本の伝統工芸品として知られ、古くから日本人に親しまれてきました。古い曲げわっぱを使うことで、古き良き日本の文化を感じることができます。また、新しいものに飽きた現代人にとって、古いものに新しい発見を感じることができるでしょう。

  1. 持つ人の人生を映し出す

曲げわっぱは、使い手の手入れや使用方法によって、その表情が変わってきます。そのため、古い曲げわっぱは、持つ人の人生を映し出すとも言えます。その曲げわっぱが何人かの手を経て、今の持ち主の手に渡ってきたと考えると、その魅力はさらに増します。
以上が、「古い曲げわっぱの美しさ」についての紹介です。新しいものに飽きた人、日本の伝統に興味がある人、または手入れを楽しむ人にとって、古い曲げわっぱは魅力的な存在となります。

曲げわっぱの弁当箱のお手入れ方法

曲げわっぱの美しさを楽しむためには、手入れが欠かせません。曲げわっぱの弁当箱は、木材を湿熱加工して作られているため、水分に強く耐久性に優れています。しかし、正しいお手入れ方法を知っておくことで、長く美しい状態を保つことができます。以下に、曲げわっぱの弁当箱のお手入れ方法を紹介します。

  1. 使用後の取り扱い

使用後は、中身をすべて取り出し、洗わなくてもよい場合は、空気のよく通る場所で十分に乾燥させます。その際、弁当箱の蓋と本体を分けて乾燥させると、湿気による変形を防ぐことができます。

  1. 洗浄

洗浄する場合は、ぬるま湯を使用し、スポンジなどで優しく汚れを落とします。洗剤を使用する場合は、中性のものを選び、必ずすすいでから乾燥させます。弁当箱を浸すことは避け、長時間水につけたり、食器洗い機に入れたりしないでください。

  1. 乾燥

洗浄後は、水気を拭き取り、十分に乾燥させます。直射日光や乾燥機などにかけると、割れや変形の原因になるので、日陰の風通しの良い場所で乾燥させるようにしてください。

  1. お手入れ油

定期的にお手入れ油を塗ることで、木製品の美しさを長持ちさせることができます。お手入れ油は、キッチンペーパーなどに少量取り、軽く塗り、拭き取るだけでOKです。ただし、弁当箱に直接油を塗ると、食材に影響を与えることがあるため、油を塗る場合は、十分に乾かした後に行ってください。
以上が、曲げわっぱの弁当箱のお手入れ方法です。適切なお手入れを行い、長く愛用してください。

黒ずみや傷、底が外れたなどでも最終的に漆を塗って修理することも可能な場合もあります。永く使えればそれだけ愛着も思い出も増えてくる楽しみもあるのではないでしょうか。
是非楽しい時間を共に過ごしていただけたら嬉しいです。


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