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岩代ゆいさんを紹介します:私は少し官能小説が好きになったかもしれない

岩代ゆいさん。

彼女の名前を初めてみたのは、noハン会関連のnote。
どんな方かなと思ってゆいさんのところにお邪魔して、そのとき最新だったこちらの記事を読んだ。

私は、やや性嫌悪の傾向がある。
夫婦間でさえ、性行為=生殖行為ぐらいのドライな考えの持ち主だ。

上記noteを読んだとき、官能小説と性に対して真摯に向き合っている方だなと感想を持ったが、それ以上他の記事を読む気にはなれずページを閉じた。


時が経って、Twitter上でゆいさんと仲良くおしゃべりをするようになった。
そのとき、ふと、ゆいさんがどのような官能小説を書いているのか、読んでみたくなったのだ。

(読んだときスキつけるの忘れてたみたい。さっき、つけときました。)

なんか、いいな。
性嫌悪を自認している私が、そう素直に思った。

どれぐらい「いいな」と思ったかというと、自分でも官能的な小説を書いてみたいと思わされるほどに、いいなと思った。
9/14に投稿した私のnoteがそれだ。
コメント欄で、ゆいさんはこう褒めてくださった。

すごく良かったです。感動。マリナさん、小説もうまいのいいですね。羨ましいです。

いえいえ、とんでもない。
ゆいさんに影響を受けて書いた小説だから、良いのは当然なのだ。
(ゆいさんは私を褒めてくれたけれど、間接的にゆいさん自身を褒めたことになる。)


ゆいさんの官能描写の素敵なところ。
それは「エロス」を、登場人物の内面を描く道具として使っているところだ。
登場人物たちが、肌に触れ、唇を重ね、見つめ合うたびに、彼/彼女らの感情が生々しくこちらに伝わってくる。
悲しみ、戸惑い、欲望、昂ぶる喜び。
なぁ、エロいだろ?エロいだろ?といった下衆な官能小説ではない。
なにか、崇高な感情さえ湧くエロティシズムだ。

とても好きです。岩代ゆいさん、あなたの官能小説が。



ゆいさんに、ちょっと言いたいことがあります。

ことあるごとに、ゆいさんは「私の小説もおすすめに入るよう頑張ります!(絶対に選ばれないけど)」的なことをおっしゃいますね。
おすすめには選ばれないと思います。
でも、それで良くないですか。

たとえ話をします。
「noteさん」はバリキャリ女子やゆるふわキラキラ女子が好きな男です。(たまに、しりひとみさんのような「おもしれー女」に手を出します。)
noteさんはモテ男なので、みんなnoteさんの視界に入りたくてそわそわしています。
ものすごい数の女子の中から、noteさんが選ぶのは毎日20人ほど。

そこでゆいさんにお聞きしたいのですが、モテ男の目にとまることが目的でnoteの街にいるのですか。
バリキャリ女子やゆるふわキラキラ女子を好きなモテ男の目を奪いたいと。

なんか、興味ないです。私は。
自分の好きな格好で好きなことをしてnoteの街を闊歩する方が、気が向けばちょっと遊んでくれる(*)モテ男の気を引くことよりも、ずっとずっと楽しいです。
*…おすすめに掲載されたところで次の日になればすぐに流れてしまうので「ちょっと遊んでくれる」と表現しました。

この流れでいうと自慢みたいに聞こえてしまうかもしれないけれど、私自身は4回モテ男と遊びました。(うち1回は密会。おすすめマガジン入りしたけど、おすすめ画面には表示されずじまいだった。)モテる男に選ばれた、ということで多少気持ちはよかったですが、多少です。
いつものみんなに愛してると言ってもらうほうが、ずっと気持ちいいです。

ゆいさん。
あんな男どうでもいいじゃないですか。
私のことだけ見てたらいいじゃないですか。

私は好きなんですよ。ゆいさんの官能小説が。
好きです。
私の愛、気持ちよくないですか?


あれ。
紹介noteのはずが、お手紙noteみたいになっちゃった。


岩代ゆいさん、小説だけじゃなくてエッセイもいいのだ。

"ああ、今夜は私、彼を抱いたんだな、と感じた。"


すごく、好き。
崇高なエロティシズム。

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