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初めてのフラワーバッター法に感動!「新生姜のパウンドケーキ」

はぁぁ…。
絶賛むすめからもらったヘルパンギーナ療養中です。
昨日、なんか頭痛いなー…と思いながら無理して働いて、
帰りの電車は座るところがなく壁や扉に水溶き片栗粉のように溶けてうなだれながらなんとか帰宅、
熱をはかると39.1℃。
もう病院は開いてないので市販薬を飲んでしっかり寝たら今朝には熱は下がったけど、
喉にはヘルパンギーナ様の潰瘍がびっしり、唾を飲むのも痛い…

無理して仕事して
久しぶりにこんなにも晴天の三連休中日に体調不良でどこも行けず。
今日は、こどもコンサートと称して格安でオーケストラ演奏付の音楽劇が見れる催しがあり
楽しみにしてたのに。(なんとか旦那さんに頼んでむすめは連れてってもらった)

こういうとき、何のために仕事しとんじゃろーって思います。

そして、体調がよくないときって なんでこんなによくないことばっかり考え事しちゃうんでしょうね。

日に日に弱っていく花瓶のお花にも責められてる気分になる。
でもお世話をする元気がない。

一転、お出かけできないのは寂しいけど、
このお天気は不幸中の幸いかも。
最近、梅雨がラストスパートかけてきて曇りや雨、さらには夕立ちの日が続いたので、
洗濯物がカラッと乾かない日々。
うってかわって今日は、おひさまさんさんなうえにいい感じの風もあり、お空が「今までごめん!これで堪忍ねー」って言ってくれてるような絶好の洗濯日和。

仕事の日みたいに時間に追われることもないから
昨日の洗濯物もゆっくりゆっくりたたんで、(私が体調悪いときぐらいは旦那さんやって?!笑)
ゆっくりゆっくり干して、
ついでに花瓶の水は替えないくせにシーツなんかも洗濯しちゃって、
「あー気持ちい」と、ちょっと気持ちの切り替えができたような気がします。

今は、旦那さんがむすめを連れて出てくれてるので、私はクーラーの効いた部屋でソファにごろ寝してこれを打っています。
こんなにだらだら休める日もなかなかないです。
溜まっているお菓子の記録でもぼちぼちしていこうと思います。


ということで!

- 18歩目 暑い夏でもお菓子を食べたい! -
「 新生姜のパウンドケーキ 」


私は季節関係なく甘いものを欲するタイプなので、お菓子を販売するお店で働き始めて、
夏はお菓子の消費量が減る、つまりお客さんが少なくなるということを改めて意識しました。
気温や体温の上昇で、どうしてももったりしているクリームやチョコレートは欲しくなくなるみたいですね。

何にも考えずに、冷蔵庫で眠ってそろそろ使ってあげなきゃな新生姜を入れたパウンドケーキを焼きましたが、
甘いケーキに生姜のシャキシャキとした歯応えやスッと爽やかな風味がよく合って
これは夏でも食べ易いケーキじゃないかなと思いました。
初めて作るケーキでわからないまま生姜を小さく刻み過ぎたので、次はもっと食感を感じれるくらいの大きさにしたいです。
新生姜の旬はこれからなので、あともう一回は作れるかなぁ〜。

お花のお世話できない話したのに
このときに限ってお花添えた写真撮ってるわ…
なんと皮肉な…(笑)


図書館でレシピ本を見ていて美味しそう!と思い、つくってみたパウンドケーキ。
タイトルにも書いたんですが、私には慣れない "フラワーバッター法" という工程でつくるレシピでした。

パウンドケーキは、
バターとお砂糖をすり混ぜ卵を加え、そこに粉類を入れてサクっと混ぜるレシピが多いですがそれを "シュガーバッター法" と言い、

対して "フラワーバッター法" とは、
最初にバターに薄力粉を加え空気を含ませながらすり混ぜ、卵とお砂糖をしっかり泡立てたものを少しずつ混ぜていく方法。

フラワーバッター法について
フラワーバッター法は、バターに薄力粉を加え混ぜながら、気泡を抱き込ませる。
白っぽく、つやのある状態になるまですり混ぜる。
ここでたっぷり空気を抱き込ませることが大切。

リリエンベルグ 横溝春雄『お菓子とケーキ おいしい生地の基本』より

お花を連想させる可愛い名前とは裏腹に、
バターと小麦粉をすり混ぜるのがとても大変でした。
しかもよく考えたらフラワーは小麦粉のことじゃん。
とか考えながら混ぜてた記憶があります。
ひごろはお手軽さも含めオイルのお菓子を好んで焼いてるので、余計ですね。

パウンドケーキは 美味しそうに入った縦のわれめが特徴。
一般的にはシュガーバッター法よりフラワーバッター法の方がふくらみが大きくなるはずなんですが、
私が焼いたこの子は生地がきちんと膨らみきれずに ふんぬっ てなってる。

たぶん、バターの泡立てが足りず、ふくらみが悪くなってる状態。
よっしゃーこれだけ白っぽくなったらいけるじゃろ!って思ったのに。

バターの クリーミング性 とは
バターをよく混ぜたときに空気を抱え込む性質のこと。
バターケーキがふくらむのは、バターと砂糖をよく混ぜることで空気を抱き込み、オーブンで焼いたときに空気が膨張するからです。
もとは黄色い色をしていますが、空気を抱き込むと白っぽくなります。

リリエンベルグ 横溝春雄『お菓子とケーキ おいしい生地の基本』より

お菓子作りの失敗のほとんどが、バターのかたさを守らなかったのが原因といっても過言ではないそうです。

ひえぇ。

ちなみに、室温に長く置きすぎて一度溶けてしまったバターは、冷蔵庫で再び固まっても上記のクリーミング性のほか、ショートニング性・可塑性などの性質はなくなっちゃうそうです。
また、バターは酸化しやすく、酸化しすぎると風味も落ちちゃうので、
5℃以下の冷蔵庫に入れ、使うときは必要な量だけ取り出し残りはラップなどで密閉して保存するといいそうです。

そんなこんなでふくらみこそ悪かったものの、
初めてフラワーバッター法で造ったパウンドケーキ、
なにより驚いたのは、ふわっふわな食感!!

なにこれ!
これがバターケーキ?!軽い!
軽くていくらでも食べれる!

お酒もしっかり飲んでたらふく食べた晩ご飯のあとでも三切れいけちゃいました。
今までこの表現あんまり理解できなかったけどこれが軽すぎてカロリーゼロというやつなのか。

バターのコクのある風味に一手間加えてシロップ煮にしたしょうがの爽やかさがとっても合う。
しょうがも、下茹でが長すぎて辛みがとんじゃってたから次はもうちょっと茹で時間短めでもいいかも。

パウンドケーキも断然オイル派だったけど
これは…ハマる…!

次は気持ち良くふくらませたいっていうのも含め
また挑戦したいなフラワーバッター法。


バターは
すり混ぜるのも体力使うし
後の洗い物も大変、
できたお菓子によっては自分には重たく感じちゃう
などの理由で最初から敬遠するんじゃなくて、

いろいろ試してみてそのお菓子に合う原料を選んでいきたいな、
作り方ひとつでこんなにも美味しくなるんだなと、またもや目から鱗が落ちたおはなしでした。




ここ最近やなことばっかり考えちゃってたのも
免疫力が落ちて体調くずす前兆だったのかな。
心も身体も、病は気から ですね。


しばらくしっかり休んで
早くよくなりたいものです。
あー、のどいたーい!

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