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【ハンデスレントラーex】コントロールデッキ苦手な人が使う意義

割引あり

新弾「変幻の仮面」にて登場した「レントラーex」のデッキ紹介記事です。

1.デッキ製作の経緯

先月参加した愛知CLエクストラレギュ。【ホルビーコントロール】を使いたかったのですが、コントロールデッキのプレイングや構築が苦手なので諦めて悪リザを使うことに、、。
この先を見据えると、もっと上達してコントロールデッキを使えるようになりたいと考えていました。

そう考えていたタイミングで登場したのが「レントラーex」です。
ダメージを与えながら手札をトラッシュする妨害ワザ「つきさすがんこう」は、エネもダブルターボ1枚で使える点がお手軽&強力です。
(コレを使いこなせば、コントロールデッキが上達するのでは?)と意義を見出して、このカードを使ったデッキを作ることにしました。

レントラーex

僕と同様に、
「コントロールデッキ、使ってみたいけど難しそう?」
って感じている方の参考になれば幸いです。

2.コントロールデッキって何?

多くのカードゲームに詳しいMさんにレントラーexを使いたいと話して、デッキのアイデアを膨らませました。叩き台は、こんなリスト。

雷成分多め

レントラーexの相方に同じ2進化ポケモンのピジョットexを選びました。
このリストを使ってトライ&エラーを重ねて、コントロールデッキで大事なこと4つを学びました。

1、相手の攻めを耐える

HP310のレントラーexで攻撃を耐えます。
「耐える」といっても無傷では済まず、サイド3~5枚取られる犠牲は払うことになります。
その犠牲と引き換えに相手デッキのリソース(≒戦闘力)を奪い切ったら、攻撃に転じて勝利を掴みます。

「耐える」ために必要なことは、相手が出すワザのダメージを予測すること。初級者にありがちな「相手にワザを使われたら気絶」みたいな勘違いプレイから脱却する必要を感じました。

2、相手の手札を減らす

このデッキでは、レントラーのワザを使うことがメインです。
更に、ナンジャモ・ジャッジマン、スナッチアーム・アンフェアスタンプなどのトレーナーズと合わせて使うと強力です。
手札を減らしたり、不要札を抱えさせたりして、相手が出来ることを減らします。量だけでなく質も重要で、手札のたねポケモンはベンチが埋まれば不要札になります。
同様に手札を補充する特性を持つポケモンは、積極的に倒す必要があります。ピジョットex・ビーダル・かがやくゲッコウガなど。

相手の手札をトラッシュする際、デッキコンセプトのキーカード「2進化ならばアメ」「ロストバレットならばミラージュゲート」などを狙いたいです。そのため、環境デッキの構築(=キーカード)を事前調査する必要を感じました。

3、相手の戦闘力を奪う

具体的には、アタッカーのエネを奪うこと&攻撃出来ないようにベンチへ追い出すことです。このデッキでは、ハンディサーキュレーター・カウンターキャッチャー・デボリューション。
相手の攻撃を支えるエネ加速ポケモン、悪リザ進化前のヒトカゲ/リザード、セグレイブ、ネイティオなどは、警戒して対応します。

上記1~3を実行するために自分の手札も必要なため、ピジョットexによる手札補充で支えていきます。

妨害型デッキは、妨害カードと同じくらい手札補充カードが重要と感じました。相手の選択肢より自分の選択肢が多いことで、コントロールが成り立つ
ことを知りました。

4、サイドを取る

目指す勝利条件は、制限時間内にサイドを6枚取ること。
サイドを取られることと相性の良い「ガチグマアカツキex」をフィニッシャーにしました。また、レントラーexの下技でのフィニッシュも狙いたく、基本雷エネを採用しています。終盤は、相手が体制を立て直す前に倒し切ります。

0エネのアタックが強い!

5、倒したいデッキを決める


昔、ポケカの先輩Uさんに「コントロールデッキは、何を狙うかハッキリしたいとダメ!」と言われました。逆に言えば、なんでもかんでもコントロール出来るわけでない、ということ。

そこで、倒したいデッキとして「悪リザ・ピジョット型」「ドラパルト・ピジョット型」「ロスト4色バレット」を想定して、今回のリストを構築しました。
「新弾発売後」&「勝敗より上達メイン」なので、想定からズレたデッキを割り切ることにしました。

倒し方=戦略も色々で、レントラーデッキは、非ルールのレントラーを採用したカウンター型もあります。
今回は、2進化exのパワーが高いこと、CL予選8戦をこなせること、その中で1戦くらいイージーWinをしたいこと(笑)、を考慮したスタンダード型構築としています。
カウンター型のリストと考察は、有料部分で解説します。

一週間くらい使い続けたことで、ターンを稼ぐ構築とプレイング・ゲームを終わらせる戦略の理解が深みました。
また、長期戦になりがちなので、思考のスタミナが必要と感じました。

3.デッキリストと大会結果

トライ&エラーを重ねて、構築が一旦固まったので「トレカキャンプ」さんの店舗大会5/2へ参加してきました。参加者14人でした。

対戦内容は、
・1戦目:イルカマンex:先攻2ターン目、「ジャッジマン→つきさすがんこう」して逃げ切り勝ち。
・2戦目:ロストドラパルト:後攻2ターン目、ウッウで気絶した返しにアンフェア→つきさす~」で手札1枚にしたら、山に2枚しかないアクロマをトップドロー!からアンフェアスタンプ&デボリューション、という超理想ムーブで返されて負け。流石にどうしようもない。
・3戦目:ロストバレット:後攻2ターン目、ウッウで気絶した返しにアンフェア→つきさす~」で逃げ切り勝ち。
・4戦目:悪リザピジョ:先攻の相手は、ロトムVで手札を蓄えていきます。こちら後攻2ターン目、「ジャッジマン→つきさすがんこう」でハンデス。レントラー1体を犠牲にしつつ盤面を作ります。中盤にサーキュレーターで悪リザのエネを削ったら殴られなくなり、ピジョットexを犠牲にする動き。デボリューションで相手の動きを完全に封じて勝ち

3勝1敗でした。使ったリストはコレ↓

ここから数枚変わる

優勝を逃しましたが、課題だったプレイングをそつなく4戦こなせて、手応えを感じた大会でした。

4.構築の解説

大会使用時のリスト解説です。現在使っているリストは有料部分で。

まずはポケモンから。
・レントラーexライン:4-1-3
コリンクは逃げゼロを採用。特性「おおきくほえる」持ちも優秀ですが、コチラにしか出来ないことがある(有料部分)
ルクシオは、ワザ「ショートスパーク」持ち。緊急ボードをつけたシャリタツやキュワワなど低㏋ポケモンを倒せる点が環境にマッチ。

・ピジョットexライン:2-0-2
テンプレ枚数。フェザーボール採用なので、逃げゼロ「ピジョン」も採用候補でした。

・ベラカスライン:1-1
ドラパルトとロストバレット対策。詳しくは有料部分で。

・マナフィ:1
パオセグとルギア(水オーガポン)の対策。

・ガチグマアカツキex:1
フィニッシャー。この構築では、ちょっと使うのが難しいかも?

・ロトムV
ピジョットexのお供で「次のターンに出来ること」を増やします。
たまにアタッカーになって、最大200ダメージ出します。

・ネオラントV
ロトムVに出来ない「今のターンに出来ること」を増やします。
展開の速いゲームで活躍します。

サポート構成は、進化を支えるペパーを3枚、ナンジャモ2枚、ボス1枚という定番カード。妨害サポの代名詞「ビワ」もあります。

・ジャッジマン
能動的な手札干渉となる「ジャッジマン」を採用しています。先にレントラーが殴りだす展開になった場合、逃げ切りイージーWinを実現します。

・ハマナのバックアップ
絶対必要というわけではありませんが、2枚目のスタジアム・すごい釣り竿の枠を1枚で補えるため採用しています。
ジェットエネが再利用出来るのもカウンターキャッチャー対策に便利。

グッズ構成は、2進化デッキとして定番のボール系「ポフィン4&ハイボ4&ネスト1」に追加して、逃げゼロのポケモンが6枚いるので「フェザーボール」を採用。

道具は、進化デッキ妨害のデボリューション、エネ妨害のハンディサーキュレーターが特徴的。スタジアムは、Vポケモンを場から消す目的で崩れたスタジアム。

エースペックは、手札妨害の「アンフェアスタンプ」です。
序盤に使うことにこだわらず、中盤の捲り起点に使っても良い働き!

エネ総数9枚は、レントラーデッキとしては多い方です。
理由は、有料部の最新版リストとセット解説で。

5.回し方やプレイング

まず、レントラーを育てて、妨害しながら殴ることを目指します。
1ターン目にコリンク2体&ポッポ1体を並べる。先攻ならばロトムV、後攻ならばネオラントVを活用して2ターン目の進化を目指します。

順調にワザ「つきさすがんこう」を使ったら、相手の手札をトラッシュしながら「手札を全て覚える」ことで相手の行動、盤面の状態・ワザのダメージを予測しながら、自分がどのような対応をするか検討します。
・1体目レントラーは、何ターン戦えるのか?
・2体目レン~は、どのように(アメ使用?エネは基本?)育てるのか?
・どこ(手札・盤面)を妨害するのか?
 ※妨害の狙いはデッキ毎に異なるので後述

僕の使い始めは、自分の盤面を作ることで精一杯でしたが、慣れてくると相手の動きを予測する心の余裕が出来ました。
レントラーex自身の体力が高く、2体立てれば4~5回ワザを使うことが出来ます。その間に相手が攻撃出来ない状況になるまで妨害を完遂することが最重要課題、「肉を切らせて骨を断つ」です。

6.デッキ相性と戦い方

先攻後攻で変わるとはいえ、こんなイメージです。

・有利:ピジョット型の悪リザやドラパルト
・微有利:ロストバレット、パオセグ
・五分:ドラパルト単・ネィティオ型
・不利:ミライドン、未来バレット ※エネが多いデッキ苦手

1.vsピジョット型悪リザやドラパルト

ピジョット型の手札は、「量は少ないが質が高い」傾向にあるので、相手デッキを理解して戦う必要があります。特に、エースペックが厄介なので早く特定したいです。
こちらのキーカードは、ハンディサーキュレーター。エネを動かして相手の悪リザやドラパルトをエネ不足により行動不能にします。エネを1体に集中してきたらデボリューションで退化させて、エネ供給不足に追い込みます。
サーキュレーターによるエネの移動先は、サポートポケモン且つ逃げゼロが最優先。逃げトラッシュさせないことで、つりざおによるエネ回収を妨害します。
相手ピジョットexの倒し方は、レントラーexの下技を使うのか?デボリューションで退化させるのか?ふしぎなアメの使用枚数を見て判断します。
出来れば、ロトムやネオラントを場に残したくない組み合わせなので、崩れたスタジアムが重要になります。

2.vsロストバレット

速いペースで動いてくるので、アンフェアやジャッジマンが活躍する組み合わせ。相手のスピードを落とすため、ビワでグッズをトラッシュしたいです。レントラーを一撃されるリスクが少ないので、ターン数をかけてじっくり相手のリソースをそぎ落とします。時間が掛かり速いプレイングが求められるので練習あるのみ。

他のデッキの駆け引きは、研究が進んでいません。特にルギアは、理論上有利ですが実戦が少ない状態です。

7.最後に

いかがでしたでしょうか?
短い期間ですが、僕が得た経験は書き切れたと思います。この数週間でコントロールデッキに対する苦手意識を払拭出来ました。

有料部分では、
・大会結果を踏まえた最新版リスト
・カウンター型レントラーのリスト
を記載してますので、購入検討お願い致します。
では、ノシ

かっこかわいいレントラーex、皆さんも使ってみてください!

・引用元

https://www.pokemon-card.com/

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