楽天ペイでペイしたらペイできるのか?
2024年4月18日に楽天ペイメント株式会社が「楽天ペイ」「楽天ポイントカード」「楽天Edy」をひとつのアプリに統合することを発表しました(楽天ポイントカード統合は2024年12月頃、楽天Edyは2025年を予定)。
既に楽天ペイを利用している自分は、このニュースを受けて「ひとつのアプリに集約される」ことで使い勝手が良くなる(はず)...くらいしか今のところメリットは感じられませんでした。既存ユーザーへの影響はそこまでないかなと思っております。
ひとつのアプリに集約するなら、買い物の時の楽天ポイントカード提示と楽天ペイの支払いをワンアクションで済ませられるようにしてほしいんですけどね。
さて、本題ですが、今日は「楽天ペイを使うとお得なのか?」ということを検証していきたいと思います。
コード決済について
楽天ペイの話に入る前に、まず「コード決済」とは何かについて話します。
コード決済とは、QRコード(またはバーコード)による支払方法のことです。
スマートフォンで ” なんとかPay “ のアプリを起動し、画面に表示されたQRコード(またはバーコード)を機械で読み取らせることによって、代金のお支払いをします。” なんとかPay “はあくまで手段であり、お金の引き落としはご使用のクレジットカードだったり銀行からだったりとご自身で設定する必要があります。
楽天ペイはこの “ なんとかPay “ にあたる、コード決済ができるスマートフォンアプリの一つです。ようやくモバイル端末での支払いが主流になってきた感じでしょうか。昔は「おサイフケータイ」なんてのもありましたけどね。
楽天ペイ-西友でお買い物-
実際に「楽天ペイ」を使って西友でお買い物してみました。
以下はお買い物の流れです。
①「楽天ペイ」であらかじめ「楽天キャッシュ」にチャージ
②西友セルフレジで品物を精算
③「楽天ペイ」で「楽天ポイントカード」のバーコードを提示
④「楽天ペイ」で支払い用のQRコードを提示
⑤帰宅後、レシートにある「お客様アンケート」を回答
この流れで購入したポイント付与の内訳については後述します。
その前に...楽天キャッシュの補足を。
楽天ペイ-楽天キャッシュについて-
「楽天キャッシュ」とは楽天のサービス内で使えるオンライン上の電子マネーです。ポイ活系の記事を検索していると楽天キャッシュを利用することによって「ポイントの二重どり三重どりができる」と記載してありましたので検証用に利用してみました。
因みに、楽天キャッシュについては、2024年6月4日にポイントの進呈ルールが変更になるそうです。
現在は楽天キャッシュにチャージした際にポイントが還元されていますが、今後は支払金額に応じて還元されるようになります。
支払元が他社クレジットカードや現金でもOKとのことなので、楽天カードや楽天銀行を持ってない人でも楽天ペイを使うとポイントが還元されるようになるのはありがたいですね。
しかし、変更後の進呈ルールだと今まで「楽天カードからわざわざ楽天キャッシュにチャージして楽天ペイで支払う」のがお得と言われていましたが、支払元を楽天カードにして楽天ペイで支払うのと変わらない気がしますね。
ますます楽天キャッシュの存在意義がわからなくなります。
個人的には、楽天キャッシュにチャージすると資産管理も煩雑になるし、ポイントのためだけにいちいちチャージするのも面倒だしで、楽天キャッシュは今後使わなくなる…かもしれません…。
楽天ペイ-西友のポイント付与-
では早速、西友のお買い物後に付与されたポイントを確認してみましょう。
※楽天キャッシュへのチャージの還元分については除外しています。
PowerPointのデザインセンスの無さは一旦無視していただくとして。
以前書いた「無料(タダ)でもらえるポイ活の実態に迫ってみた話」の余談にて、お客様アンケートを回答したのにポイントがもらえなかった旨の話をしたのですが、回答した分はちゃんとポイントもらえておりましたので、この場をお借りして謝罪させていただきます。回答したのにもらえてないとか嘘ついて、西友さん、本当に、申し訳ありませんでした!!!
楽天ペイで支払うとその分ポイントがもらえますが、支払元が何かでポイントの付与日が変わってきます。
引き落としを楽天キャッシュにすると翌日にポイントが付与され、引き落としを楽天カードにすると翌月にポイントが付与されます。楽天カードの場合は他の引き落としと合算で明細に載ってくる感じですね。↓↓↓
楽天ペイを使うとお得なのか?
楽天ペイを使うとお得なのか?についてのアンサーです。
実際に利用してみた感想としては「楽天カード(クレカ単体)の支払いよりも、楽天ペイ(スマホアプリ)を介して支払う方が、少しだけお得」です。一応、楽天ペイアプリ分のポイントが付きますからね。
あとは、荷物の多い人がカバンからごそごそ財布を取り出して現金やらクレジットカードやらを出し入れする手間が省けるという点では、やはりスマートフォンで支払いができる楽天ペイの方が動作はスマートでしょう。
…と、まぁ実際、私が感じたメリットなんてこの程度でした('ω')ノ
なので、人によっては...クレカで充分って思うかもしれません。所詮、アプリに色んな機能を盛り込んだところで、使う部分なんて限られてますからね。コード決済導入のきっかけとして「ポイントが多くもらえる」だけでは、動機がまだまだ弱いかなって感じはしますけども。
一応、アプリ統合に向けて企業側が新規向けのキャンペーンなど施策として用意されているようですので、これを機会にキャッシュレス化の検討材料の1つとして楽天ペイを候補に入れてみてはいかがでしょうか?
余談
私の生活もどんどんキャッシュレス化が進み、電車の乗車もモバイルSuicaアプリに切り替え、スマホ一つで外出できるようになりました。
しかし、システム障害でコード決済が出来ないという場合もありますので、もしものために代わりの手段というのは用意しておくのが無難かもしれません。私も多少の現金は持つようにはしております。
世の中便利にはなりましたけど、まだまだ課題が多そうですね。…いや単純に私が心配性なだけ?笑 楽天ペイもラクではありますけど、楽天市場メインでお買い物しちゃうと中々使う機会がなく。
ポイ活してると、複雑難解な支払いルートでポイントの高還元率を提供できるっていうのは、うーん…企業側の気持ちがわからないでもないんですけど、使う側としてはもっとシンプルな仕組みにして欲しいなって言うのが本音です(;´・ω・)
以上!