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変化において心がけていること - Part1 - いつも何か新しいことをする

ここ数年、時代の変化のスピードがとても早くなっているように感じます。

シンガポールのような流動性の高い国にいると身近にそういったことを感じる機会は多いです。物価の変化、様々なシステムの変化、商業施設の店舗の入れ替わり。駐在員の方の出入りはもちろんずっとあるのですが、特にここ数年は本帰国の理由も多様性に富んでいるように感じます。

とりわけ2024年に入ってから、この変化の波が勢いを増しているように感じます。ここ数年「はやくなってるなー、流れてるなー」と河川敷から見守っているくらいだとしたら、「ここに立ってるだけでは足を取られる!なんとかしなきゃ!」と他人事ではいられない、アクションを余儀なくされる。そんなポジションに置かれている方が多く見受けられるような気がするのです。

きっと、「今自分もそんな変化の渦中にいる」という方も多いのではないでしょうか?そこで、変化するということについてわたしがどう向き合っているかについて少し整理してみたいと思います。


人は変化を好まない

インド人ヨガ師匠から聞いた話

生きていく、ということは変化し続けることがあたりまえなのですが、どうやら人間の脳は変化を好まないようです。このことについて、かつてインド人のヨガの師匠から聞いて心に残っている話があります。

Brain likes auto-pilot mode.
(脳はオートパイロットモードが好き)
Brain is just an organ.
(脳はただの臓器でしかない)

この法則を教えてもらう前の自分の中にあったイメージは、身体の各器官を相関図に表すとしたら脳がまちがいなく一番トップにあるというものでした。

話を聞いて自分の中に起こった変化

この話を聞いてわたしの中に起こった変化は、2つでした。

  • 脳を特別扱いしないこと

  • 変化を好まないという人間の傾向を理解して、変化に備えること

それでは一体どうやって変化に備えているのか、自分なりの方法をいくつか挙げてみたいと思います。長くなりそうなので、今日はPart1だけ。
それは、いつも何か新しいことをするということです。

変化において心がけていること

-Part1- いつも何か新しいことをする

オートパイロットモードが好きな人間の脳は、私たちにアクションを起こすのが面倒だなという気持ちを起こさせます。そのままでいた方が楽だと思わせ、私たちはついつい現状維持の方向へと流されていきます。

けれどいつも何かしら新しいことをしていると、変化することは大きな労力を伴うというイメージが自分の中に薄く、変化に対するハードルが下がっている状態になります。

ひとつひとつは小さなことでよいのだと思います。わたしがやっているのは本当に些細なこと。

いつも行く場所に向かう時にちょっと違うルートを通ってみるとか。新しい料理に挑戦してみるとか。左手でお箸を持って食べたらどんな感じか試してみるとか。ヨガをすることは日々マットの上という安全な環境の中で小さな新しいことを試すことができることでもあります。

それでもいつもと違うことをするのは、わりと苦にならないという人と、結構苦手という人がいます。

わたしには娘が3人いて、それぞれずいぶん性格が違います。これがわたしにとって個性というものを理解することとか、それらに向き合うことの身近なトレーニングになっているのですが、いつも新しいことばかりしたがる子と、対照的にパターンから抜けるのに毎回かなり腰が重い子もいます。

新しいことに挑戦するのが苦手めの子は、つい「いつもの」を選びがちです。でもこのパターンを理解してからは、本人のペースを尊重しつつですが、違う選択肢を提案してみたり、そちらの方向にそっと背中を押してみることを心がけるようになりました。

みなさんは新しいことをするのが好きなほうですか?ちょっぴり苦手でしょうか?もしよかったら今日も何かひとつ、やってみませんか?

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
Part2に続きます。

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