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東京15区の補選候補をおさらい

 2024年4月28日、東京15区の衆議院補選が行われました。早ければ6月にも解散総選挙の可能性もあるようですので、上位得票者について、整理しておきます。


酒井 菜摘(立憲民主党)49,476票

立憲民主党と日本共産党のいわゆる立憲共産党の推薦を受け、組織票で逃げ切った。
候補者による討論会からも逃避していた(討論で馬脚を露すのを避けたのだろう)。
以前、福島の原発事故では風評被害を煽るツイートをした左翼活動家

須藤 元気(無所属)29,669票

地元出身で、前評判以上に得票した。
れいわ新撰組の山本太郎党首と近しい関係。

金澤 結衣(日本維新の会)28,461票

以前から多くの辻立ちを行い、一定の知名度があった。政治信条としては、憲法改正には賛成の意向だが、選択的夫婦別姓同性間に限らず使えるパートナーシップ制度、再生可能エネルギーの推進を掲げるなどリベラル的

飯山 陽(日本保守党)24,264票

日本保守党の最初の候補者として、保守本流の主張。
中東研究者でアラビア語に堪能であり、学歴詐称疑惑の小池百合子(カイロ大学卒業の割りに、2歳児並みのアラビア語との評)が立候補したらアラビア語対決をすると宣言し、小池の立候補を阻止した。
終盤近くまで、ニュース・新聞で触れられないという厳しい環境での戦いだったが、同党の初陣として既存政党と互角に渡り合った。

乙武 洋匡(無所属)19,655票

ファーストの会副代表ながら、小池百合子の学歴詐称疑惑の影響を避けるためか、無所属で立候補。
思想的には左翼であり、推薦に回った国民民主党は、保守層から失望された。
自民・公明が勝ち馬に乗るべく推薦を模索したが、本人から他党への推薦願いがなく、地元からの反発もあり、自民党は推薦に至らず。公明党も、婦人部が乙武の不倫(乙武は「5股ではなく、別の時期に5人」と釈明)を問題視して支持せず。(最後は公明党もサポートしたとの話あり)

次の選挙では変動があるのか・・。

なお、冒頭の図は、以前のnoteで使用したものに加筆したものです。

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