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ウェブ解析の難しさ

ウェブ解析に関わり23年になります。
最初は解析できる喜びと顧客の驚きに刺激がありました。

その後、ログ解析・アクセス解析と名前を変える中、いろんな仲間に出会い、成果にこだわるようになります。

ウェブ解析と名前を変えたのは、資格の影響と海外の知識を得たからです。
単に名前ではなく、成果をあげるための施策によりこだわるようになり、設計も丁寧になったのですが

この数年、経営を深く学ぶことで、ウェブ解析の難しさにも気づくようになりました。

「だからなんなの?」”So What”
そうならない解析レポートにつとめていても「だからなんなの?」

これはウェブ屋の言葉が経営層に響かないということが多々出てきたからです。

経営層のほとんどが求めるものは見える成果です。
潤沢な年間の広告予算を計上できる企業ならまだ「解析遊び」は許されます。
しかし、数字に強い経営者であれば費用対効果を求めます。

面白いことにサイト制作にはさほど費用対効果を求めませんが、解析には求めるようになりました。(やっとです)

つまり、解析の結果と成果への因果関係が、経営層にも伝わるように資料をつくる必要があります。

なんだか、当たり前のことを書いているのですが、この当たり前のことが出来ていない人が多いのがウェブ解析の業界です。
一部のすごい人が声を大きくみえていますが、実際は…

もしウェブ解析でちゃんと顧客への成果が出せている、付加価値があるのなら、ウェブ解析をやっている人は大金持ちです。

ウェブ解析「だけで」事業が成り立っている会社がありますか?
ウェブ解析って、就活・転職・研修の用語になっていませんか?

答えはありませんが、自分自身に問いかけてみたいですね。

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この記事は毎週水曜公開のマガジン「ウェブ解析・ウェブマーケティングの現場:あり方」でまとめています。

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