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30年ぶり3度目の”深夜特急”はNetflixで

最初に観たのは確か中学生のときに都内の映画館で。
2度目は20代のときにレンタルビデオで。
そして3度目、このまえNetflixで観た。

「ミッドナイト・エクスプレス」(1978年アメリカ)

中学生の僕には、当時流行っていたホラー系の映画よりずっと怖かった記憶がある。
また観たいけど、なかなか踏み切れないような、映画好きの友人と話すときには、最初に観たときの衝撃をたびたび話すし、だから「また観たい」と思ってきたのだけど、ついつい先延ばしにしてしまってきた、そんな存在の作品であり続けている。

3度目のこのまえは、レンタルビデオで見てから30年以上経っていた。
冒頭イスタンブールの街が映ると、40代で旅したときの、モスクやバザールの雑踏や匂いを思い出し、冷静に、穏やかに見入ることができた。

だけど、やはり、例の、「面会にきた彼女に対して、服をはだけて欲しいと頼む」場面では、わかっていたのに、自分でも意外なほど涙を溢れさせてしまった。

ちなみに、脚本のオリバー・ストーンはこの後、「プラトーン」(1986年アメリカ)「7月4日に生まれて」(1989年アメリカ)を撮ってアカデミー監督賞を2度受賞。さらに監督のアラン・パーカーは「小さな恋のメロディ」(1971年イギリス)の脚本を担当していた、なんて、80年代の映画に一番夢中だった頃に観た好きな映画が繋がっている。

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