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自転車ロードレース新リーグJCL誕生

開幕した新リーグJCLのクリテリウムへ行ってきた

自転車ロードレースの新リーグ、JCLジャパンサイクルリーグの開幕2連戦が栃木県宇都宮で行われ、2戦目の3月28日(日)のクリテリウムへ行ってきた。
あいにく本降り雨が予想されていたけど、大きく花咲くと信じる新リーグの、発足の現場へ行っておきたいという気持ちだった。

地域密着チームのリーグ

JCLは、地域密着型のロードレースチーム9チームで発足した。
自転車競技に関心がない人には、ピンとこないと思うけど、昔と違って今僕たちはスポーツチームを知るときに「どこの地元のチームなの?」っていう感覚を持ち合わせるようになってきた。
それはサッカーJリーグが起爆となって、今ではプロ野球だって一部のチームを除けば、東北の、とか福岡とか、広島だからとか。バスケットも、最近では卓球のリーグだって地域名とセットで認識する。

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僕は埼玉県に住んでいて、たとえば最近では、日本代表選手を多く擁するラグビーのパナソニックワイルドナイツが、熊谷市をホームタウンにした。
自転車だったら、シマノやブリジストンなどのメーカーチームが有名だけど、今回の新リーグは自転車ロードレースを「地域で支えるスポーツ」に変革させるためのチャレンジだ。

実を言えば僕は自転車競技ファンだったわけでもないけど、新リーグ設立に奔走した関係者の熱情に触れていたことや、地元さいたま市にも新チームが設立されたこともあったりという縁からぐっと身近になった。

土砂降り雨の中でスタート

宇都宮での第2戦、クリテリウムは、予想通りの土砂降りに加えて強風の中の午後1時過ぎにスタートした。2.2㎞の周回を23周。
観戦初心者の僕の感想などあてにならないけど、せっかくなので思った通りに書けば、正直展開がよくわからなかった。
雨のせいもあったのかな?序盤からのハイスピードには驚いたけど、目の前の直線では通過するたびにアタックが繰り返され、ヒヤヒヤの直角コーナーも見ている分には迫力というか見事な光景だけど、複数が巻き込まれた落車も起きた。
とにかく以前見たレースは、後半になると各チームの中の個々選手の役割も見えてきて、同じ色のジャージの隊列が揃ったりと面白く見たのだけど、そんな感じではなかった。

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がんばれ「さいたまディレーブ」

ただし、今回は僕は地元チーム「さいたまディレーブ」を応援するという目線があった。残念ながら上位に食い込むことはできなかったけど、黄色ジャージに着目していたからこそ、「簡単ではないな」という今はまだ理解していない展開の妙味みたいなもの、難しさを少しだけ想像できた。

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Jリーグ開幕を思い出した

思えば、僕は1993年5月に行われたJリーグ開幕の浦和レッズ初戦を観に埼玉から大阪まで出かけた。
釜本邦茂監督率いるガンバ大阪のホームゲームで0-1で我が浦和レッズは敗れた。
その後浦和レッズは、Jリーグのお荷物と言われるほど勝てないのに熱いサポーターのほうが有名になるほど、地元に定着した。
あの日の記憶は、プレーよりスタジアムの照明が消えてしまうというアクシデントがあって、パナソニックが親会社なのにって笑ったのを覚えている。

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ツール・ド・フランス

いつの日か日本の自転車ロードレースチームが、ツールドフランスを走った時、土砂降りのクリテリウムを思い出すかな。
そのチームが「さいたまディレーブ」なら最高だ。

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