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旅日記、旅雑感
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記事一覧

原作へ敬愛の念を感じるリメイク

黒澤明の「生きる」(1952年)とカズオ・イシグロ脚本によるリメイク版の「生きる・LIVING」(…

ともたか
2か月前
27

ニュース映像を見て

イスタンブール新市街の中心タクシム広場から伸びるイスティクラル通りは、ブランド店や流行り…

ともたか
8年前

ファンゾーンを諦めたフランス対アイルランド

さんざんな午後だった。 決勝トーナメント1回戦のフランス対アイルランドがここリヨンで行わ…

ともたか
8年前
2

ゆっくりと走る

今朝はローヌ河の河川敷を3キロ先まで行って折り返した。 穏やかな川風に乗ってどこからかの…

ともたか
8年前

思い込みネパール

先月、初めてネパールへ行ってきた。 首都カトマンズで3泊、サランコットで4泊。 カトマンズ…

ともたか
3か月前
43

ふと書き出した旅の思い出2

短い滞在のゴールドコーストを堪能しようと、午前中はサーフボードで波遊び、昼食後に小型バイ…

ともたか
8年前
3

ふと書き出した旅の思い出

タイの山岳民族カレン族の集落へは、チェンマイから夜行バスで8時間のメーホーソンからオートバイで山道を行った。電気のない村の夜、僕の腕時計を物珍しそうに触る子供。その後ろにいた青年の肩にはマシンガンが担がれていた。 イギリスのサッカーは格別だ。住宅街のブリストルローバーズでも、ロンドンの荒くれサポーターで名高いミルウォールでも、港町のサウサンプトンでも、試合直前までサポーターたちはパブでビールを煽る。スタジアムでは大声を張り上げ、終了の笛とともに週末が終わる。 インド北西の

地球の騙し方

海外旅行に出かけるようになったのは1980年代、20代前半。 インターネットはもちろんないし、…

ともたか
8年前

海辺の古びたホテルの朝風呂

前日の午後到着した岬の漁村はひっそりとしたところだった。 バスからは、駆け回る数人の子供…

ともたか
8年前

バスといえば

自宅近くのバス停から乗った駅行きのバス。 他に2人しか乗っていない空いた車内の最後部座席の…

ともたか
8年前

2回目のフルマラソン

40㎞地点手前。後ろから追い付いたミヤタ君に、ポンと肩を叩かれた。 「やっと福田に追いつい…

ともたか
8年前
2

フルマラソンを控えて

今週末はフルマラソン。初参加の去年は、走りながらどんなことを考えていたかなどを思い返して…

ともたか
8年前
1

大宮盆栽村

雨あがりの青空だった日曜日の午後、大宮盆栽村へ行ってきた。 仕事絡みで2度訪れたが、「ゆっ…

ともたか
8年前

とんぼ返りの雪国

目的地最寄りの佐々木駅は、新潟駅から白新線で40分。雪で真っ白なホームに降りマスクをはずして深呼吸をした。花粉のないキーンと冷たい空気が気持ちよかった。早朝出のとんぼ返り出張だ。 用事を済ませて佐々木駅へ戻るタクシーの中。着く少し手前から1時間に1本の2両編成の車両が走ってきたのが見えた。 タクシーを飛び下りて小さな駅舎に駆け込むと、朝覚えてくれていた駅員が、「大丈夫ですよ、これを持って行ってください」と乗車証明と書いてある紙切れをくれた。 切符を買わず改札を抜け、ホーム