婚活には出会いの場よりも自信を育む機会が必要な気がする
夫婦のためのコーチング屋さんを営む、灯し屋のりんぺいです。
1年間の出生数が過去最低という報道がありましたね。どんどん減少が続いている中、2023年は前年比5.1%減の75万8631人(速報値)だそうです。
コロナの影響もあり、そもそもの婚姻数が減少していることが出生数の減少を加速しているようです。ですが、物心つく頃からずっと「日本は少子高齢化に向かっている!」と言われ続けているので、大きな驚きもなかったのが正直な感想でした。
婚活支援が本当に有効なのかな?
記事の中では「国や自治体が婚活心も」ということも書かれていました。
個人的な意見ですが、少子化対策=婚活支援=マッチングの強化みたいな流れはちょっと微妙なんじゃないかと思ったりします。というのも、すでに婚活サービスはかなりの種類や数が存在しており、当事者が出会おうと本気で思いさえすれば出会えなくはない環境にあると思うからです。
あとは、恋愛=結婚、結婚=子どもを持つことを安易に結び付けないほうがよいとも思います。それが前提になってしまうと、「結婚したいか分からないから恋愛もしない」「子どもを育てるお金がないから結婚しない」というブレーキになってしまいそう。経済的な合理性を考えると、子どもがいなければダブルインカムで生活も安定化できるはずですしね。
結婚を増やすために必要なことは?
結婚を躊躇する人の多くは「したいか分からない」と「できるか分からない」という人で、「絶対にしたくない」という人もそんなに多くはないように思うんです。その人たちにどうしたら「結婚って良いかも」「自分もできそうかも」と思ってもらえるかが大切なんじゃないかなと。
そこで必要なのは出会いの場よりも自信を育む機会だと思います。もっというと、「自分の望みを明確にし、望みを叶えるための道筋を定め、実現に向けて行動できる力」を育むことが必要なんじゃないかな。その力さえあれば、本気で結婚を望めばいくらでも出会いは作れるはずだからです。
ご夫婦を支援していく中でも「素敵な結婚生活にはその前段階が大切だよなぁ」と感じるようになり、実はお試しで「恋愛・結婚願望はあるけどうまくいかない方」の婚活を支援しています。まだ1ヶ月ほどですが、自分の望みや魅力が明確になってきた様子で1ヶ月前よりも楽しそうに活動をしています。
出会いのチャネルはたくさんある中で、活用する側の成長が大切なんだと思います。婚活支援のサービス化も視野に入れながら、当事者の価値観や自信を育てる本質的な支援を僕自身がしていくべきだなと感じているところです。
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