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exlovers Japan Tour 2023 サポートアクト紹介

今月の16日〜21日にロンドンのexloversの来日公演を開催する。なんと11年ぶりの復活&来日公演。『Moth』という素晴らしいアルバムを一枚だけ残して姿を消したインディーファンの中で伝説のバンドが奇跡的に復活するのだ。

exloversというバンドの事を知らない人は『Moth』をまずは聞いてほしい。

Peter Scott
Laurel Sills
Christopher Woodhead
Danny Blackman
Alex Robins

exlovers:Instagram / Facebook / Apple Music / Spotify

上に色々あるのでチェックしてね。

そして本日はexloversというバンドを気に入ってくれた人たちには是非チェックしてほしい共演者の方を紹介していく。

10月16日(月)新代田FEVER / Tokyo

cattle

2013年に結成されたシューゲイズ / ギターポップ・バンド、cattle。個人的には2015年以来にイベントに出演してもらう。僕がアメリカに行く前のイベントなので、本当に昔のことに感じるなあ。それはさておき、まずはこの「Somehow Hear」という楽曲を聞いてみてほしい。サウンドはシューゲイズなのだけど、何よりも前に出ているのがヴォーカルでメロディーもキャッチーで最高。Homecomingsとかが好きな人にも刺さると思うし、1回聞いただけで口ずさめてしまうような大名曲。

cattleはギターポップからの影響も強く感じさせるバンドで、90sのバンドからThe Pains of Being Pure at Heartとかのファンにもチェックしてほしいし、何よりも本当にメロディーがキャッチーなので、ジャンルを無視してインディーミュージックが好きな人には誰にでも届く音楽だと思う。そしてギター肥沼さんが運営している〈TESTCARD RECORDS〉の存在もこのシーンにとって本当に大事なものになってるなあと感じていて、リスペクトです。

cattle:Spotify / Apple Music 

Luby Sparks

2016年に結成された5人組のロックバンド、Luby Sparks。初期はシューゲイズやドリームポップ系統のサウンドを鳴らしていたが、最近はその頃から表面上には出ていたUK色の強いサウンドを鳴らしている。どちらにしても海外の音楽からの影響をずっと最前線でブレずにプレイしているし、僕は当時LAにいて遊びには行けなかったけど、YuckSay Sue Meといった海外のアーティストをバンド自らが主導となって日本に呼んでいたりと、その辺りの行動力もシーンに繋がっていると思っていて本当に素晴らしい。

最新曲として公開された「A Thousand Miles」は前作である00年代を感じさせる王道ポップ&ギターロックとして素晴らしかったアルバム『Search + Destroy』の制作を経て完成したインディーポップという感じがあって超最高だし、恐らくアルバムとかに関係ないシングル曲だけど、キャリアもだいぶ長くなってきた中で、まだまだ今後を楽しみにさせてくれる1曲だ。

この「Somewhere」という曲がリリースしたときもブチ上がったことを覚えている。80s/90sも感じさせるサウンド&メロディーラインは超完璧。そしてこの曲はCocteau TwinsがRemixをしているが、あまりにも納得の人選すぎる。シューゲイズやドリームポップのファンから00年代を感じさせる王道のギターロック、そして最新のインディーポップと本当にどれも違ってどれも素晴らしい。〈4AD〉から〈Dirty Hits〉にも通じる旧新のインディーサウンドをモダンに懐かしく鳴らしているアーティストだ。

Luby Sparks:Spotify / Apple Music

10月18日(水)代官山UNIT / Tokyo

No Buses

2016年にArctic Monkeysの曲名からバンド名を取り活動をスタートさせたロックバンド、No Buses。The Strokes辺りの00年代のロックンロール・リバイバルと呼ばれるようなガレージサウンドから最近ではポストパンク調の曲やラッパーをゲストに迎えた楽曲などもリリースし、フジロックやサマソニへ出演。日本だけではなく、海外にも多くのリスナーを持つアーティストだ。

この「Girl」という曲は初期のNo Busesの代表曲だと思うけど、本当にLAとかBrooklynから出てきたバンドって言われても何の違和感も無いし、何か新しさをつけることで注目を集めるニューカマーが多いのに対して、楽曲の良さだけで注目を集めた印象がある。だからこそMVのコメント欄も日本語以上に英語、スペイン語、読めない言語など様々なコメントが書き込まれているのだろう。

個人的にNo Busesの楽曲の中で一番ヤバいなと思ったのはこの「Home」という曲。この曲はダークで不穏な空気を放ったポストパンク、エクスペリメンタル、アートパンクなどを感じさせるのだけど、本当に一つ一つのフレーズがまるでホラー映画の中に吸い込まれたかのような空気感を作り出している。何よりも個人的には東海岸を一番最初にイメージさせられたけど、Brooklynとかのアートロックのように最終的に難しすぎないのがポイントだろう。

この曲とかも聞きやすさを保ちつつもPhillyのバンドとかと同じ実験性を散りばめているし、彼らが今度主催する自主企画とかのメンツを見ても様々な音楽が好きで、そこから色んなリファレンスを受けて楽曲を制作していることが伝わってくる。The Strokesっぽい王道さから離れた最近のNo Busesはある意味今後リリースする楽曲全く読めないし、それでいて期待感しかない。少なくても僕のような音楽オタクがワッー!ってなるような曲がこの先もリリースされるだろうし、exloversとの音楽性というよりかは、日本で今面白いことをやってるバンドが海外と繋がる一つの機会としてお誘いさせていただいたバンドだ。

No Buses:Spotify / Apple Music

10月19日(木)心斎橋CONPASS / Osaka

Lucie,Too

2016年結成のインディーロック・バンド、Lucie,Too。パワーポップやギターポップ、更にはパンキッシュな楽曲までキャッチーで伸びのあるメロディーを軸にギターサウンドを鳴らしているバンドだ。個人的には去年〈Humanity〉というウクライナへのドネーションイベントに出演してもらったが、僕がコロナで不在だったのである意味でリベンジ。まずはこの「Fool」という曲が超最高なのでチェックしてほしい。

やっぱり何よりもメロディーが素晴らしいですよね。Lucie, Tooも海外からも人気を得ているバンドの一つで、言葉も通じてないであろう人たちから支持されているのは間違いなくメロディーが一番の理由だと思うし、代表曲「Lucky」は結構インディーポップだけど、バンド全体としては結構パンキッシュで軸も太いサウンドを鳴らしている。The Courtneysとかがもし来日したら絶対にサポートしてほしいバンドだ。

そして何より「exlovers」というタイトルの曲も作っていたらしく、この曲はexloversから取ったらしいんです!こういうのが繋がるのって最高ですよね!

Lucie,Too:Spotify / Apple Music

Wallflower

exloversの復活を待ち望んでいてくれていた人がいた事のように、Wallflowerのライブを待ち望んでいた方もいるのではないでしょうか?大阪のインディーポップ・バンド、Wallflower。とにかくキラキラとした多幸感のあるインディーポップを鳴らすバンドで、The Pains Of Being Pure At Heartからラヴコールを受けて共演したのも誰もが納得する出来事でしょう。

90sのギターポップとかから影響を受けているであろう甘酸っぱい感じに加えて、Alpaca Sportsとかを彷彿させる北欧っぽいキラキラとして優しさのようなモノがサウンドに詰まっている。インディーポップが好きであれば誰もが愛するバンドだと思う。個人的にはexloversとも共通点も多いバンドだと思っています。彼らが日本のシーン出てきたのも同じくらいの時期だったはずだし、あの当時必死にインディーポップ・シーンを追いかけてた我々にとってはずっと音楽を好きで聞き続けたご褒美のような対バンでしょう!

5年ぶりのライブで、次またどういう形で活動するのかもまだわからないので、ぜひこの機会を見逃さないでほしい!!

Wallflower:Spotify / Apple Music

10月21日(土)鶴舞DAYTRIP / Nagoya

BLUEVALLEY

名古屋を拠点に活動中のインディーポップ・バンド、BLUEVALLEY。元々はミナタニキクミのソロプロジェクトとしてスタートし、現在は別々のルーツを持つメンバーが集まって活動をしているベースレス・バンド。昨年リリースされたアルバム『BLUEVALLEY』という作品が本当に素晴らしいのでチェックしてほしい。

BLUEVALLEYの楽曲は結構色んなタイプがあるけど、まず一つはこの「SUMMER」のようなローファイなギターサウンドが特徴的なオルタナポップだろう。カリフォルニア産の太陽を浴びたような西海岸のサウンドっぽさもあるし、Peach Kelli PopやThe Courtneysといった元気ハツラツなバンドっぽさもあるし、Ratboysilluminati hotties辺りのよりシンプルなインディーロックっぽさも感じさせるバンドで、90s〜00年代のオルタナに現行のアメリカのインディーロックをミックスさせていると思う。この「Society」とかも似たタイプの素晴らしい曲なのでチェックしてほしい。

元々宅録プロジェクトという事もあって、この「Yume no Uta」という曲やアルバムの冒頭を飾る「Mermaid」といった打ち込みタイプのベッドルーム路線が強い楽曲もとても馴染んでいて素晴らしい。このタイプの曲になると一気に日本語のリズム感が良い意味で少し昔ながらの昭和っぽさのある邦楽をイメージさせるんだけど、その懐かしさとアメリカンなギターサウンドがの組み合わせが中々他のバンドでは見れなくて最高で、60sのサイケやレトロポップとかにも通じるものがあると思う。ちなみにメンバーは名古屋で〈CAN BUY RECORDS〉というレコ屋&バーをスタートを運営しているらしくて、親近感。

polly

2012年に宇都宮で結成し、現在は越雲龍馬(Vo&Gt)/ 高岩栄紀(Dr)/ 志水美日(Key&Cho)の3人で活動中のpolly。ドリームポップやシューゲイズを軸にポストロックからエレクトロニカなサウンドまでを感じさせるバンドで、10年以上のキャリアで様々な作品を残してきているが、pollyという一つの土台からはブレずにその時々にやりたい事が見えてくるサウンドを残し続けているバンドだと思う。表面上から聞こえてくるサウンドの音色は違くても、楽曲を色で表すと全部透明なブルーだな。みたいな感想が出てくるのがpollyの持っているバランス感の素晴らしさだと思います。

今回お誘いさせて頂いた理由は幾つかあるのだけど、まず一つはこの「AOTO」のアートワークとかを見ても完全にexloversの事好きなのが伝わってくること。サウンドは全然違うが「Starlight Starlight」という曲もあったりする。そしてもう一つはBlushingを観に行ったときに久々に観れたライブが本当に素晴らしかったんですよね。THE NOVEMBERSの小林さんにプロデュースされた作品があったり、バンドメンバーの脱退があったり、バンドとして成長も落胆も色んな事があったはずだけど、その中で本当に強くて美しいライブをしていたのが何よりも誘いたいなと思った一番理由。この「A.O.T.O」という曲も比較的最近にリリースされた曲だけど、疾走感と美しさが交わるシューゲイズで本当に最高で、10年以上のキャリアを超えて一つまたバンドが生まれ変わったような新鮮さと、期待感がある。最新曲として今月リリースされた「Monologue」もジャンルは少し違うけどPostiljonenとか北欧っぽい壮大さを感じさせて超最高。Sigur Rósとか好きな人にもチェックしてほしいバンドだ。

exlovers のツアーぜひ遊びに来てください!
チケットはコチラからご購入できます!

東京公演DAY1

2023年10月16日(月)
at 新代田FEVER
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV¥ 6900 / DOOR ¥7400(+1D)
Acts:exlovers
GUEST:cattle / Luby Sparks / DJ UEDA

Tickets Info
e+ / Livepocket

東京公演DAY2

2023年10月18日(水)
at 代官山UNIT
OPEN 18:30 / START 19:30
ADV¥ 6900 / DOOR ¥7400(+1D)
Acts:exlovers
GUEST:No buses

チケットリンク
e+ / Livepocket

大阪公演

2023年10月19日(木)
at 心斎橋CONPASS
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV¥ 6900 / DOOR ¥7400(+1D)
Acts:exlovers
GUEST:Lucie, Too / Wallflower / DJ DAWA(FLAKE RECORDS)

チケットリンク
e+ / Livepocket

名古屋公演

2023年10月21日(土)
at 鶴舞DAYTRIP
OPEN 17:00 / START 17:30
ADV¥ 6900 / DOOR ¥7400(+1D)
Acts:exlovers
GUEST:BLUEVALLEY / polly

チケットリンク
e+ / Livepocket

お待ちしております!

ライブハウスでの飲み代になります! Cheers!!!