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〈to'morrow music〉 NEW ARTISTS OF THE MONTH (December 2023)

あけましておめでとうございます!
今年も『NEW ARTISTS OF THE MONTH』更新していきますので、よろしくお願い致します。

〈to’morrow music〉 The Best 50 Albums of 2023
〈to’morrow music〉 The Best 20 EPs of 2023

年間ベストも更新してますので、ぜひチェックしてみてください!

さて、今月もプレイリスト〈TO'MORROW MONTHLY〉から国籍 / ジャンルを問わずに特にお気に入りのニューカマーを厳選し紹介していこうと思います!

Abby Sage (Los Angels / USA)

カナダはトロント生まれ、現在はLAを拠点に活動中のSSW、Abby Sage。彼女が作るオルタナポップ / インディーフォークをミックスした音楽には魔女が宿ったかのようなダークな美しさと幻想的な世界観を同時に感じることができる。ノスタルジックなムードを醸し出したレトロな部分もあるのだけど、鳴っている場所は地球ではないまた別のおとぎの国かのようなダークな一面が彼女のアーティスティックな要素を引き出していて素晴らしい。ソングライターとしてのコード感の心地良さやメロディーメーカーとしてのキャッチーさも抜群だ。

cephalo (Tokyo / Japan)

2023年結成された4人組のバンド、cephalo。デビューシングル「NocturnE」をリリースしたばかりで、詳細な情報があるわけではないけど、No Busesのイベントでメロディーセンスが抜群だなあと感じたfukiがヴォーカルを務めているバンドである。このデビューシングルはきのこ帝国を彷彿させる美しさと日本語の良質メロディーが混じったオルタナサウンドだけど、ギターのプロダクションにはシューゲイズやドリームポップからの影響を感じさせるし、まだまだこれから化けそうである。以前コチラでも紹介したとかが好きな人にもチェックしてほしいし、邦楽/洋楽ファン問わずに好きな人は多いと思う。

Ha Vay (San Francisco / USA)

San Franciscoを拠点に活動中のインディーポップ・アーティスト、Ha Vay。アメリカンなムードからレトロなノスタルジーまでを生み出す特徴的な声質を武器にインディーポップ、サイケポップ、レトロポップまでをミックスした音楽を鳴らしているアーティスト。最新曲としてリリースされた「Moon Girl」は少しウェスタンなサイケデリックな要素を感じさせるアメリカンなサウンドにレトロポップを混ぜ込んだノスタルジーな楽曲に仕上がっていて超最高。特に跳ねるようなメロディーセンスが完璧で、一度聞いたら頭から離れないし、一周回って狂気的な世界観に見えてくるMusic Videoのプロダクションとかも個性があって面白い。

jite (Los Angeles / USA)

LAを拠点に活動中のアーティスト、jite。彼女はこれまでに2曲リリースしていなけど、2つも全く違う表情をしていて面白い。最新曲としてリリースされた「flowerboy」はTyler, The Creatorのアルバム『Flower Boy』からインスピアを受けた楽曲でベッドルームテイストなインディーポップにR&B周辺のシーンからの影響を混ぜ込んでいる曲で、タイラーやその周辺のシーンからの影響だとめちゃくちゃ納得がいく。RaveenaFeye Websterとかが好きな人にもチェックしてほしい楽曲だ。

Leave Yourself Alone (Vancouver / Canada)

Vancouverを拠点に活動中の4人組バンド、Leave Yourself Aloneが昨年末にリリースしたデビューアルバムは個人的にも滑り込みで年間ベストに入れるほどに素晴らしい作品だった。収録曲のほとんどの楽曲が6分を超えた大曲という時代に逆らっている作品なのだけど、シューゲイズ+エモの要素を超上手い具合にミックスしたメロディーセンス抜群の楽曲はThe World Is a Beautiful Place & I Am No Longer Afraid to DieからMewSlowdiveまでを彷彿させる仕上がりだった。Leave Yourself Alone 『Leave Yourself Alone』 カナダ発・シューゲイズ&エモを繋ぐ2023年最後のベストニューカマーという記事を書いてるので気になる人はそちらを読んでみてほしい!

Lost Lyra (London / UK)

ロンドンを拠点に活動中のインディーロック・バンド、Lost Lyra。彼らはAmelie Prior(Vo&GT)とFrances Steel(Dr&Vo)の2人が地元であるオッククスフォードで結成し、ロンドンへ移住してからAnzhela Sladkarova(Gt)と Luke Osborne(Ba)の2人が加わって現在の構成へとなったニューカマーバンドだ。デビューシングルとしてリリースされた「Pastel Colours」はドリーミーで心地良いギターサウンドとシンプルなリズムセクションの上に詞を朗読するかのような影のあるヴォーカルが乗っかるのが特徴。サイケやジャズからの影響も感じさせるし、幻想的なコーラスワークの使い方とかもとてもムードを作るのに一役買っている。決して分厚いサウンドではないのに、プロダクションとして色濃く感じさせるのもとても上手い。

Mia June (Perth / Australia)

Stella Donnellyとかの故郷でもあるオーストラリアはPerh出身のティーンのSSW、Mia June。〈Father/Daughter Records〉からデビューEP『Don't Forget Your Bags』をリリースし、今年のSXSWへの出演も控える注目のSSWだ。その作品ではオルタナティブなギターサウンドを軸とした楽曲からJulien Bakerを彷彿させる力強いインディーロック、更にはアートロック系統の楽曲までを鳴らした幅広さを見せている。そして黙って聞かせることのできる力強いヴォーカルを武器にしつつも、幻想的なムードを作るドリーミーな歌声も楽曲によっては披露しており、その2つの使い分けも大きな彼女の武器になると思う。

Punchlove (Brooklyn / USA)

Brooklynを拠点に活動中の5人組のシューゲイズ / オルタナティブ・ロック・バンド、Punchlove。彼らが3月にリリースするデビューアルバム『CHANNELS』からの1stシングル「Dead Lands」はDeath Of Heather辺りを彷彿させるヘヴィーなシューゲイズ系統のサウンドと少しUK風味が混じったサウンドが特徴的な楽曲だけど、なんとも表現しきれない哀しみを捉えたヴォーカルの歌声が本当に絶妙でたまらない。まるで賛美歌のようにも聞こえてくるし、鎮魂曲のようにも聞こえてくる。

Sjowgren (San Francisco / USA)

San Franciscoを拠点に活動中のインディーポップ・トリオ、Sjowgrenは遡れば2015年からリリースしているし、僕も始めて注目したのが2020年だったりと今更ニューカマー?って感じはあるのだけど、急にビジュアルを公開したり、本格始動しそうな雰囲気があるので改めて紹介したい。彼らはこれまでにSlow Pulpとかにも近いインディーロックから疾走感のあるポップロック、更にはドリーミーなインディーポップまで幅広くリリースしているのだけど、今までは年に数曲リリースしている感じで、どの曲も良いけどバンドのメインコンセプトはイマイチわからなかったけど、今年は色々動きそうな予感があるのでアルバム単位とかでリリースされた時にどんなバンドになっているのかが楽しみだ!

UTERO (Tokyo / Japan)

北海道出身、東京を中心にトラックメイカー / SSWとして活動するUTEROは元アイドルで現ITエンジニアという異色の経歴を持つ。 作詞、作曲、編曲、映像、グッズ制作などを自己プロデュースしているアーティストで、これまでにリリースしてきた楽曲もNo Busesのヴォーカルでもあるエレクトロ / アンビエントなどを鳴らすプロジェクト、Cwondoから韓国から今では世界中で人気を集めるシューゲイズ・プロジェクト、Parannoulをゲストに迎えた楽曲をリリースするなどシューゲイズ / ドリーミポップを軸としつつも様々な音を鳴らしているが、どれも一定の哀愁とキャッチーさを放っていて素晴らしいプロダクションに仕上がっている。最新曲としてリリースされている「Hate」はこれまでで一番オルタナティブでファジーなギターサウンドが特徴的な曲だけど、出だしのギターから繰り返されるサビのフレーズから何もかもがART-SCHOOLを彷彿させる完璧なオマージュで超最高。

僕が運営している洋楽専門のオンラインレコードショップ〈to'morrow records〉もチェックしてみてください!

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パレスチナへ向けたドネーションイベント『Humanity #6』を開催します。

Humanity #6

『Humanity #6』
2024年2月17日(土)
at 下北沢LIVEHAUS
OP 12:00 / ST 12:00
ADV ¥3500 / DOOR ¥4000

Acts
mei ehara(band set)
Nobuki Akiyama(DYGL)

DJ
Maika Loubté

Shop
to’morrow records

チケットはコチラから

※『Humanity』は世界で起きている事へ向けたドネーションイベントです。当日の利益額収の全額をガザ侵攻において被害に遭われた方を少しでもサポートをするため〈International Rescue Committee〉を通して全額寄付させていただきます。

mei ehara

Nobuki Akiyama(DYGK)

Maika Loubté

〈to'morrow vol.25〉

アメリカはBerkleeのバンド、Curlingの来日公演を組みます!

to'morrow vol.25
2024.02.18(Sun)
at 桜台POOL / Tokyo
OP/ST 17:00 / ADV ¥2500

Acts:
Curling(Berkeley / USA)
Nikoん
pause
Sorry No Camisole
水中スピカ

DJ:
masataka watanabe

Shop:
to'morrow records

チケット予約はコチラのURL
もしくは僕のTwitter / InstagramへDMお願い致します。


Curling

Nikoん

pause

Sorry No Camisole

水中スピカ










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