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【ポケカAdvent Calendar】その練習は本当に練習なのか【2日目】

本記事は、いちょー氏が企画したポケモンカード Advent Calendar 2022の2日目の記事です。

概要はこちら。

簡単に言うと25日連続でポケカに関する記事が読めるぞ~!ってことです。

今回のカレンダーはこちら。

皆さんご存知の方もいらっしゃいますね。空き枠は誰でも飛び入りOKなので是非参加してください(埋め込みの関係で見切れてるんですけど25日はなにものかさんが書いてくれます)。

昨日の記事はこちら。シティリーグでなぜか京都から沖縄に飛んだ人の旅行記です。なんだかんだエンジョイしてる。

1日目からポケカ記事じゃなくて沖縄旅行記事やんけ

僕もシティは北海道から千葉に飛んだのですが、沖縄にはインパクトも写真も体験も負けていたので違うことを書くことにしました。戦績だけは勝ちました(そうか)。

明日以降の記事は上のカレンダーから飛んでください。

個人的には21日の奈良ニンフが楽しみです。当時真似して使っていました。コントロールデッキ大好き。


今回のAdvent Calendarで初めて自分のことを知った方がいると思うので、簡単に自己紹介を。

ともぽんといいます。ポケカ歴だけはそこそこ長いですが、実績はほぼないです。昔話(10~15年くらい前)は得意です。普段はプレイヤーとジャッジをどちらもやっています。

最近一番見てもらった記事はこちら。

「シティリーグ」とタイトルにありますが、CLにも通じるところがあります。是非こちらの記事もお時間ある方はお読みください。


今日はVSTARユニバースの発売日でしたね。お祭りパックはやはり楽しいものです。個人的にはここ数年の中で一番マシなミラーの柄だったのでミラー大好きおじさんとしてはニコニコしています(でもスタートデッキ100みたいにちゃんとしたミラー出してくれ)


それでは本記事の内容に入ります。



CLを来週末に控え、皆さんいかがお過ごしでしょうか?よーし、土日は練習会だ!と準備しながらこの記事を読んでくださってる方も少なくないでしょう。


僕ですか?


聞かないでください


話を戻します。

練習についてこのようなことを言われたことがあります。

「今日の練習会、奇数人だからきてくれない?」

そこで思うわけです。行くのは構わないし声をかけてくれるのはありがたいけど、練習って偶数人でやりたいものなのかな?と。

また、カードショップに集まってはひたすらに対戦をして練習会だ!と言っている人にも本当に練習になってる?と思ってしまうわけです。

というわけで本記事は練習のやり方について、こんなやり方もあるぞ!という話をしていきたいと思います。

お友達と遊んで楽しければいいんだ~という人にはあまり刺さらないかもしれませんが、こんな世界もあるんだと見ていってくださると嬉しいです。

1.自分だけでできること

環境把握

今シーズンは、シティリーグやチャンピオンズリーグの上位デッキが公式ホームページで公開されています。

それらのリストを追うことで、今はどんなデッキが流行っているのか、そのデッキのテンプレートはどのような形なのかを捉えていくことが出来ます。これは自分でデッキを組む時、実際に対戦をしている時に役に立ちます。
例えばルギアVSTARデッキを見てみると、初めはアメイジングライコウ入りが流行し、その対策でマナフィ入りが増え、ライコウの採用が少なくなり、ムーランドVが入り...というように変遷しています。こういう流行りに柔軟に対応していくのは非常に大切だと考えます。

また、自分のデッキを流行りのリストからズラすこと(例えばボスの指令を1枚増やすなど)によって、相手の意表を突くことが出来ます。意表を突くことが必ず勝ちに繋がる訳では無いことに注意しなければいけませんが。


動画を見る

最近ではポケカYouTuberの数が増え、YouTubeを開けば数多の対戦動画が上がっています。これを見ていけば、デッキの動きは大体確認できるでしょう。

ただ、YouTuberによる紹介動画は撮り直しが可能であり(実際にしているかはわかりませんが)、良いところだけ見えることが多いです。そのため、カードショップさんのチャンネルで上がっている、ジムバトルや自主大会の対戦動画もオススメです。


1人回し(1デッキ)

1デッキの1人回しには大きく2つの役割があると思っています。「動きを確認すること」と「事故率を確かめること」です。

実際にどんな動きをするのか、簡単にデッキを動かしてみて確認してみます。その中で、思ったより上手くポケモンが並ばない、エネルギーを付けられないなどの問題が出てきて修正、また動かして…と繰り返していきます。また例にルギアVSTARを上げますが、動きが悪いと感じれば、ネオラントVクロバットVを増やしたり、バーネット博士の検討をしてみたりできます。

また、初手の事故率だけを確認するためだったら、デッキを全て回してみる必要はありません。適当にシャッフルしていつもなら7枚引くところを、7枚引いて、また7枚引いてと続けていきます。すると1回のシャッフルで7×8回分の初手確認ができます。トップドローを含めるなら8枚ずつ引くのもいいですね。時間は有限なのでこういう所で短縮していくものです。

例えばこれはルギアデッキを7+1の8枚ずつ引いてみた結果です。先攻として考えると左上から順に、〇 ◎ 種無し 〇 ‪‪‪‬‪‪‪‪‪‪‪‪✕ 種無し 〇 と言った所でしょうか。


1人回し(2デッキ)

概ね問題なく回りそうなデッキが出来たら2デッキ同時に回すのも練習になります。左右に2つデッキを並べて対戦させるように動かしていきます。

お互い理想の展開だけを考えるならば頭の中で対戦出来ますが、実際は常にうまく動いてくれる訳では無いので、進めていく中でどちらのデッキの方が途中でコケやすい、何回コケたら相性がひっくり返る などの発見があります。ただ、自分は2デッキの練習をしていると考えることが多すぎてキャパオーバーしてしまうことがあります。そういう時に役立つのが対戦相手の存在です。

ここまで来て初めて相手が必要になりました。1人じゃ練習足りないよ~と言っている人はここまでのことがちゃんと出来ていますか?


2.相手がいて初めてできること

対戦

さてようやくやって来ました。対戦です。単に対戦と言ってもただ遊んでいるだけでは練習の効率は悪いです。どこが良いプレイ悪いプレイなのか、どのようなゲームプランがあるのか、常に考えながら進めていくことが大切です。

時には普段しないような選択をしてみたり、博士の研究でキーパーツを引けなかった時に引けなかったという事実を認めつつ引けた時のゲーム展開を確認するために引き直したりします。また、ミスプレイを巻き戻すこともあります。

ミスプレイを巻き戻すことはあまり良くない(本番でも安易にミスしやすくなる)のですが、最大限のパフォーマンスをできた時の動きを確認することは大切です。もちろんミスした時の挽回も大切なので、巻き戻さない練習もします。

先攻後攻も毎回ジャンケンで決める必要はありません。例えば、大会での母数が多いルギアに対して、まず先攻で勝てないと話になりません。なので、新しいデッキを作ってルギアと練習する時は、まず先攻で固定して練習していました。そこで自分の満足いくくらいの割合で勝てることを確認してから後攻でもチャンスがあるのかを試していきます。

また、本当のトップ層でない限り、ある程度デッキの得手不得手があります。得意なデッキを使ってもらって対戦してもらうことは、1人で2デッキを使って練習することより遥かに良い練習と言えるでしょう。


意見のすり合わせ

1人で考え込むと、おかしな方向に進んでしまうことがあります。記録を取るなどしてバイアスを減らす方法はありますが、限界があります。デッキ選択、デッキ相性、対戦中のプレイなど、気になることがあればどんどん交流するべきです。

1人でおかしな方向に進んだ良い(悪い)例

もし、対戦相手や相談相手がいないよ~という人は、YouTuberのメンバーシップに入るのがひとつの選択としてあると思います。discordをつかって大きなグループの中でデッキの評価や相談、対戦などが出来るそうです。私自身は入っていなく、手放しでオススメできるものでは無い(有料)なため、選択肢のひとつとしてのみ紹介しておきます。


3.複数人でできること

3人以上あつまれば、二人でやることの強化版をすることが出来ます。

特に意見のすり合わせの点では複数人いると強力です。例えば対戦中のプレイについての指摘で言えば、「2人の対戦を3人目が見る」というのも立派な練習です。というか、よっぽど効率的です。

前述した「偶数人での練習会にこだわらない」のはこれが理由です。3人ないし4人くらいまでは1つの対戦に集まっても何も問題ないと思っています。練習会の対戦していない「あまりの人」は「休憩の人」ではないんですよね(もちろん休憩は必要ですが)。

もっと言えば、1人に複数人がついて後ろからラジコンするのもありです。この際、ただ「これを使って~」と結果だけ伝えるのではなく、「こういう理由でこれを使って~」と根拠を持って伝えると吸収が早いし質問もしやすくて良いですね。


また、対戦にかぎらず、意見の共有も大切です。大会上位のデッキリストを持ってきて「このカードはこういう理由で入っている」「サポートやボールの枚数は適当か」など話し合います。自分で作ったデッキリストを共有して意見を出し合うのも良いですね。

この際、お互いに遠慮せずに言い合える関係が理想です。自分からしたら「当たり前だろ!」というようなことでも説明することで思考の整理になるので、簡単な疑問でもぶつけやすい雰囲気づくりが大切です。1人で偏った思考で進んでしまったものを修正する良い機会なので意見交換はすればするほど良いです。これなら決まった時間を取らなくてもスキマ時間で出来るので効率はあまり重視しなくて良いと思います。


4.外に出てみるということ

「1人で考え込むとおかしな方向に進むことがある」と前述しました。これは、複数人で集まればある程度緩和されますが、そのグループごとおかしな方向に進むこともあります。

そのような時に大切なのが、自分のコミュニティの外に出てみるということです。具体的に言えば、ジムバトルや自主大会に出てみるということです。

「自分の思っている理想のデッキ」は世間の環境遷移に対して先に進みすぎていたり、遅れていたりすることは頻繁にあります。また、自分とは異なるレベル(良い意味でも悪い意味でも)の人とランダムに交流していくことで、25分の使い方や、相手のプレイを学ぶことが出来ます。

自分は昔、試合に時間がかかるデッキをシティリーグに持っていき、あまり大会に慣れていない人と当たって時間切れ(直前で投了)してしまったことがあります。この時はジムバトルなどにあまり出ていなく、「おたがい速かったら間に合うでしょ!」と持ち込んでしまいました。正しい判断が出来ていない例です。


ここまで長々と書いてきましたけど全部すっ飛ばしてジムバトルにデッキ持ち込んで数戦やって改善点を見つけるのもありですね。ジムバトルの対戦相手に感想を聞くことだってできます。


おわりに

今回は「練習」の方法について書いてみました。カードゲームを遊びとしてではなく真剣勝負として捉えるのであれば、目標達成に向けて計画を立てて効率的に進めていくべきです。これは勉強でもスポーツでも同じです。無闇矢鱈にやっても効果は薄いです。

あくまで例として複数の方法を提示させていただきました。これ全てを鵜呑みにするのではなく、1度咀嚼してから自分の練習にうまく取り入れてみてください。


アドベントカレンダーは明日以降も沢山続いていきます。私も毎日の楽しみにしたいと思います。

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おわり。

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