安達知子

グレーゾーンの子育てを経験し、社会人の長男を持つ2児の母親。14年間、小学校で支援員と…

安達知子

グレーゾーンの子育てを経験し、社会人の長男を持つ2児の母親。14年間、小学校で支援員として活動中。教員でも保護者でもない立場から見えること、気づくこと、子育てや発達凸凹ちゃんがわかりやすくなる、やりやすくなる情報を発信。

最近の記事

絵カードでストレスフリーな指示

支援員のともです。 凸凹ちゃんと関わる際に 危険を避ける、静かにするように促すなど 注意が必要な場面が多々あります。 声かけの仕方の工夫 声かけの仕方も重要です。 例えば、廊下を走っている凸凹ちゃんに 「走らないで!」と注意するのではなく、 「歩くよ!」と声をかけます。 しかし、凸凹ちゃんは元気いっぱい。 常に「~するよ!」と言われると 時には「うるさいな!」と感じることもあるでしょう。 また、授業中に何度も「静かにするよ!」 と声をかけるのは 小さい声で注意しても

    • 子どもの気持ちを可視化する「きもちのおんどけい」

      支援員のともです。 すぐ「カッ」となり、怒りを 爆発させてしまう凸凹ちゃん。 物に当たったり、暴言が止まらない こともあります。 本当は「どうすればいいか」わかっているのに コントロールができないもどかしさを 抱えています。 そこで、今の自分の気持ちを視覚化し 感情をコントロールできるようにするために 「きもちのおんどけい」を作りました! きもちのおんどけいとは? 「きもちのおんどけい」は、感情を温度計の ように視覚的に表現したものです。 怒りや悲しみ、疲れなどの

      • 廊下が静かに!ポスターで変わる子どもたちの行動

        支援員のともです。 「いってきます!」と元気にクラスの先生に挨拶してから 支援の教室へ向かう凸凹ちゃん。 いつも挨拶が終わると、猛ダッシュ! 私よりも先に飛び出していきます。 ものすごい足音を立てながら。 猛ダッシユのわけ 今まで見てきた子どもたちのほとんどが 支援の教室へ移動するとき走っていきます。 その理由を考えてみました。 単純に走ってしまう⇒元気が有り余ってます クラスで頑張っていた反動⇒じっとしていた分、体を動かしたいのかも 遅れる、遅くなったという焦

        • 黒板を写すのが苦手な子どもたちに簡単な支援ツールで学習をサポート

          黒板が写せない子どもが抱える悩み 授業中に前列に座る一人の子。 その子は、先生の書いた内容を 黒板からノートに写すのがとても遅く 誤字や脱字が多くありました。 字の読み書きはできます。 読み上げてあげれば書くことはできます。 どうして黒板を写すのがこんなに 苦手なんだろう? 黒板を写すことが困難な原因 黒板を写すという行動は、4つのステップ に分けられます。 黒板を見る 文字を覚える ノートに目線を移す 覚えた文字を書く この子は、1の「黒板を見ること」

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          気が散る子の片付けが楽しくなるマグネット式チェックリスト

          支援員のともです。 気が散るタイプの子の 学校での月曜の朝の様子についてです。 月曜の朝 荷物が多い月曜の朝は、荷物がたくさんあり いつも以上に片づけるのが大変です。 連絡帳・宿題の提出だけでなく 給食袋や歯磨きセット、赤白帽子 上履き袋、荷物を入れてきたバッグなど たくさんの荷物があります。 片付かない理由 ランドセルを開けたまま 中のものが出し終わる前に 目についたものに気を取られてしまいます。 例えば、友達が気になり 話に夢中になる。 そのため、手元を見

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          パッと見てわかる!シャツを入れよう!服装カード

          支援員の「とも」です。 いつも「シャツが出ている子」についての エピソードです。 体操服の時は、白い体操服が半ズボンの 上に出ています。 私服の時は、シャツを出すのはいいのですが シャツの下から「下着が見える」 座ると背中がいつも見えてしまう子がいました。 シャツが出ていると「だらしない」 座ったときに背中が見えると 他の人が恥ずかしい気持ちになります。 また体操服の時は、足が短く見えてしまいます。 シャツが出てしまう理由 ・他の人から「どう見えるか」気にしていな

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          数えられても書けない子が遊びながら学ぶ

          支援員の「とも先生」です。 好きなことや詳しいことは熱く語るけれど 話が聞けない子 元気いっぱいで、いろんなことが気になり 集中が続かない子 おとなしく聞いているけど じつはよくわかっていない子 などいろんなタイプの子どもに そのときの気持ちに寄り添いながらも 「どこまで、どのくらいならできそうか」を 考えつつ毎日、関わっています。 今回は「数」についてのお話です。 数えられても書けない 算数の「数をかぞえよう」という問題があります。 指をさして順番に数えること

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          わからないを解決!ひらがなひょう

          支援員としてさまざまなタイプ・学年の 子どもたちに関わっている「とも先生」です。 今回は、ひらがなを書くのが苦手な子についてです。 「書くこと」が苦手なわけ 例えば、1年生の凸凹ちゃんは 言葉で自分の考えや思ったことを伝えることは できますが「書くこと」が苦手です。 その理由は「ひらがな」を「覚えられていない」か 「覚えきれていない」からです。 どんなときに困る? 生活の授業の「あさがおのたねの観察」で 「絵」を描くことはできます。 でも、文字で「色・形・大きさ

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          noteをはじめたわけ

          小学校での支援員も14年目。 グレーゾーンの長男の子育てを経験し 発達障害児へのかかわり方は、長男の子育てで学んだことです。 教員でも保護者でもなく「支援員」の立場 だからこそ見えてくること、感じること。 子どもたちとの関わり方について自分の想いを伝えていきます。 長男の子育てから学んだこと 私の長男は学校では、おとなしく ちょっと「のんびりさん」で「理解がゆっくり」で 「勉強が苦手」でおとなしいタイプでした。 私は心配していましたが、先生からは 「大丈夫ですよ」とい

          noteをはじめたわけ

          はじめまして

          はじめまして!2児の母であり、小学校で支援員として14年間勤務している 安達知子です。 気軽に「とも先生」と呼んでください。 私のこれまで 長男の出産で仕事を辞める グレーゾーンだった長男の子育てに悩み、言葉の教室に通う 「言葉の教室」で4年間、ボランティアとして活動 地域の子育てコミュニティを立ち上げ、勉強会を開催 筆文字アーティスト講演会では60人を集客 桜川市地域おこし協力隊「ミッケ」のマネージャーとして地域のイベントに協力し、情報発信を行う 小学校での

          はじめまして