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子育てを楽しむための3ヶ条

なにをかくそう、私は一度子育てを失敗しているのです。

私の育て方が悪くって上の子を相当追い込んでしまいました。
ずいぶん時間が経ち、息子が生まれたのですが上の子のときと同じにしてはいけないからと、心理学とか育児本をたくさん読み漁ったんです。
それで劇的に子育て上手(?)になったかどうかはかなり怪しいけれど、
前よりは楽しくできてる気がします。

あの頃の自分に聞かせたいことを書いてみようと思います。
今、育児を大変だと感じているママさん達に、ほんの少しでも参考になるといいのですが。


子どもには子どもの人生があると理解する

個人的には子育ての大原則だと思っています。
子どもは、1人の人間でその子の人生がある。
当たり前に思えるけれど、うっかりすると自分のモノみたいに考えてしまいます。なにをかくそう、私がそうです。
「宿題しなさい」「お風呂にはいりなさい」「良い学校に入りなさい」「いい大人になりなさい」と、大人の思う「良い人」になってほしいがあまりに、ついついお小言が増えてしまうんですよね。

でも良く考えてみると、うちの息子は自分ではないから
1人の人間として尊重して関わらなくてはいけないと日々反省しています。
親の言うことを聞く子どもではなく、自分で考えられる子どもになれるようにサポートしていくことができればいいと思います。
子どもを1人の人間として尊重して向き合うと、
親子関係が少しずつ変わります。


待つ、聴く、共感する。

子どもは、大人が思う通りには行動してくれません。

例えば、うちの息子はいつもゲームに夢中で
私が声をかけても返事をしないことが多いのですが、
親としては「返事くらいしなさいよ!」と頭にきてしまいます。
「こら、返事〜っ!!」などと大声で怒鳴ったりしていたのですが、全く息子はこちらをむきません。
それどころか、嫌な顔をして余計にゲーム機を握りしめてしまいます。
怒り始めた私はどんどんイライラが増してしまって、収拾がつかなくなってしまい、最悪の状況に陥る……なんてことが我が家では時々起きていたのです。ある日どこかで、「こどもを叱る事には意味がない」という文章を読んで(ずいぶん前のことで、どこにあった文章か忘れてしまったのですが)なるほど!と思い改心してからは少しだけ子供との関係が良くなりました。

叱ることは、親の都合をこどもに押し付けることだから、こどもにとっては何もいいことがない。しかも、押し付けられたことは仕方なくやらされていることでしかないので、その後行動が変化することはない。本当にその行動を変えてほしいと思ったら、どうしてその行動をするのかを聴き、否定せず認めることがまず先決である。子どもが「この大人、話のわかるやつだ」と思ってもらってから、行動を変えることについての具体的な提案をする。

というようなことだったと思います。

その子には感情や考えていることがあるから、話を聞いてもらえると子どもは「親に受け入れてもらえている」と感じることができます。すると安心感が増して子どもの気持ちも安定してくるのは私も実感しました。
うちの子は相変わらずゲームばかりしているけれど、こちらの話を聞いてくれる回数が増えたと思います。

子どもが言うことを聞かないとイライラし始めたら、自分が子どもの話を聞けているかなと振り返ってみるのがオススメです。


誰かの育児経験談は、エンタテイメントとして楽しむ。

SNSで流れてくる誰かの体験談は読んでいて楽しくて私も大好きです。

「寝付かない子どもが5分でねんねする方法」とか「好き嫌いがなくなる幼児食」とかは、なるほどなぁ〜なんて思いますが、それはあくまでも「その親子の話」であって、自分にとっては必ずしも当てはまらないというか、正しい選択とならないこともあります。
「あのインフルエンサーが使ってたアレがいいらしい」「あの有名人が言ってたアノの方法が良いらしい」と、興味本位で試してみるのはいいと思います。必ずしも間違った情報ではないかもしれませんが「他の人にとって絶対に良いものとは限らない」ということを知っていてほしいです。

私は病院で働く看護師(助産師)ですが、かならずしも医学的には証明されていないことも「正しいこと」として投稿されてたりするので、注意が必要だと感じることも多いです。
特に小さなお子さんの健康面に関する情報を調べようと思ったときは、個人的なブログやSNSではなくて、医療機関や厚生労働省などが提供している情報から調べることをオススメします。

番外編 まずは自分が元気で楽しく生きる

子育てをしていると、思うようにならないことも多くて疲れてしまいます。特に仕事をしながら子育てしているとタスクが多すぎて、ついイライラしてしまうことも多いし、気づくと自分のこと何にも気にしてない、美容室もしばらく行けてないなんてこともよくあります。

子どものことを第一に考えていると、自分のことなんてやってられないという気持ちはよくわかります。私自身もどんどん疲れていく自分の顔を鏡で見たときに衝撃を受けて、まずは自分のことをケアしないといけないと思うようになりました。
そこで、時々は自分の時間をつくって、好きなことをしたり、おしゃれをして買い物に行ったり(私の場合、出かけるのに着ていく服すら古くなってしまっていて愕然としたのですが…)するようにしました。
自分も気持ちが晴れるようになりますが、なにより子どもに優しい言葉をかけることができるようになった気がしています。
実際に息子のひどいイタズラも減りました。
きっと、子どもにとってはイキイキとしている親の姿を見ていると安心するのだと思います。

今、子育て中で辛い気持ちを抱えてしまっているのなら、
まずは自分のケアを考えてみてほしいです、ほんの短い時間でも自分の時間をつくることで道が開けるかもしれません。

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