【8ヶ月間】ばいばいにっぽん、既婚アラサーの海外ひとり旅、はじめます。
一番最初に海外に行きたいと思ったのは、いつだっただろう。
もしかしたら10年前かもしれなくて、7年前かもしれなくて、もしかしたら初めて海の向こうの土を踏んだ、7歳のときだったかもしれない。
海を越えれば違う国があって、違うことばを話すひとがいて、私の知らない道がある。
飽き性で惚れっぽくて、熱しやすくて冷めやすい私がそれでも人生を通してずっと好きなものが、旅と書くことだった。あとは撮ること。
結婚をしてからも、ひとりで随分と多くの国や街に行った。許してくれた旦那も、仕事として行かせてくれることの多い今の会社も(国内)、ありがたいなぁ、幸せだなぁと思いながら過ごしてきた。
そしてさらにたくさんの国や街を見てみたいだなんて、私はなんてワガママなんだろうと、昨日の夜思った。
今更、だいすきなひとを日本に置いて、ひとり長く海外を旅してくるという選択を半ば暴力的に勝ち取った私は、いったいなんなんだろうと、なんとも言えない感情を抱いた。※ちなみに昨日は彼の腕の中で自分勝手に泣いた。
どうしても、私は長い期間、知らない土地を歩いてみたかったのだ。
360度、どこへ行ってもいいし、どこへ行かなくてもいい。
私のことを知らない街で、透明になったり、ならなかったり、そこで仕事をしながら生きていけたら、とてもいい。
怖いといえば怖くないわけはないし、寂しくないのかと言われれば、うーんそれはどうだろう。
帰るための旅、という言い方は、わりあいしっくりくるのだ。
私はここではないどこかへ行きたいとはもう言わないし言えない。30歳になっちゃうんだからね。
大事なひとがいる国を離れるのだという気持ち。
旦那も、家族も、会社も日本にあるのに、どうしてそこから離れるんだろう?
行ってよかったねと言われる私になりたいと思うし、行ってまじよかったわぁと笑って言える私で帰ってこなきゃなぁと思う。
あはは
もうすぐシンガポールに着く。今回の旅のテーマは、できるだけたくさんの国と街に行く、だから、シンガポールは残念ながら経由するだけ。シンガポールは大好きだしバクテー食べたいけどね。まずは乗り換えて、マレーシアはクアラルンプールに向かおう。
この数日間の気持ちの変わりっぷりは、自分でも驚くくらいのものだった。未だになんでこんな、なんだろう、悲しいというか寂しいというか、ほんとうに行くの私というか、いやぁなんだろう、これを不安と呼ぶのかしら。
見送りに来てくれたさのたくと離れて、羽田空港の一番遠い搭乗口、143番から飛ぶ。泣けてくる私は、なんて悲劇のヒロインぶりたい女なんだろうと自分で呆れる
よし行こうか
ずっとずっと夢だった、世界一周……というか、放浪の旅へ。※でも「THE・バックパッカー」にはなれなそう
平行して、夢の双璧、本を書くということをしながら。
私は旅をする。はず。
帰りたくなったら、途中で帰っちゃえばいいか
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・お仕事その1
「灯台もと暮らし」の編集長&取材
・お仕事その2
オンラインサロン「編集女子が"私らしく生きるため"のライティング作戦会議」のオーナー&運営
・お仕事その3
「移住女子」をテーマにした書籍執筆(今秋出版予定)
・お仕事その4
他メディアでの旅連載
・大前提:妻、既婚者
・次の前提:会社員、株式会社Waseiのひと
・最大のワガママ:世界を旅したい
・結論:じゃあ、社員のまま、妻のまま旅に出て仕事をしよう
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おんなのひとは、もっと自由に生きていい。
その自由をつかむ覚悟があるのなら。
自由はこわい。自由はたのしい。
家族も、会社も、あたたかく見守ってくれている友達も、みんなにありがとうねと言いたいけれど、きっとそれは、私が無事に帰ったり、(会社はちゃんと仕事をすることを望んでいるし)することで初めて叶えられることだと思うから
わがまま姫は、わがまま姫を貫くために、ひきずっている青春と一緒に、すこし海を越えてきます。
お仕事も、現地で会おうというアポイントも、あとは「こんなひとが海外にいるよ」という、取材先のご提案も、超お待ちしております。
最初の3ヶ月は、アジア、ヨーロッパの大体このへんのどこかにいます。
ばいばいにっぽん、8ヶ月って、たぶん人生の中では、いっしゅんだ。
いつも遊びにきてくださって、ありがとうございます。サポート、とても励まされます。