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姫感の謎解き2016

辛くてつらくて、仕方がなかった。

と言うと、

自分のことが可愛くてかわいくて可愛くて仕方がなかった。

と同義になると思うから、あまり辛かったと言いたくない。

このとき、可愛くて、の方が一度多く延べられているのは、偶然ではなく、故意だ。

けれどでも、私はやはり、辛かった。

いつからだろう、好きなことだけしてるのようふふ、と言うことが嘘に感じて心がきゅっと、穴があったら入りたいし、この穴が地中深くでどこかに繋がって、潜り続けて知らん顔をし続けて暗闇の中だろうと笑っていたら、あらここはブラジルじゃない、みたいなことが起こらないかと、思っていたのは。

但し書きをしておきたい。私はメンヘラ女子ではないし、タラレバ女でもない。

メンヘラ女子なら、近くにひとりいる。いやふたりか、さんにんか。タラレバ女は、言及を避けたい。きっと私も含まれてしまうから。ただし未来に向けてのタラレバでありたい。望みとしては。

私のタチが悪いのは、最高に利己的で自己中心的でありながらも、できれば人に嫌われたくない、ミスをしたくない小心者であるからして、空気を読むことに小さい頃からひどく敏感で、人の心を読めるなんて思っていないけれどとりあえず自分の中で一度予想して、それを確認して、あぁじゃあ私はこう出よう、と思うところがありながら、「ここは空気なんて読まねえ」と割りきって、強気で出たり、ともすれば単細胞であるからして、頭で考えるよりも思ったことをすらりとずばりとずぶりと世に出して、「あっ」って思って一週間先まで口に出してしまったことを悔やんでいたりするところ

……何の話。とにかく、私はとりあえずとても面倒くさい女なのだ。

形容される時は、竹を割ったようなとか、男勝りだとか、さっぱりしてるねサバサバしてるね歓迎してるよ? いやでもね、私は波がすごいから。乗れば乗っただけ、何かの反動がくる。または、こなければおかしい。世の中はすべて循環していて、おいしい想いばかりし続けることなんかありえないのだからと 思うタチで

そんなことや、結婚していること、家族がいること、ごはんは1日3回食べて、睡眠は空が暗い間に7時間、ついでに生理は月に1度、というリズムを無視して、なぜか突っ走ってしまう1年を過ごした私は

何かどこかがとてもつらくて やっぱりとても辛かった。

なんて嘘だ。

楽しいこともたくさんあったし、見つけたものがたくさんあったし、好きな人と、好きなことを、私の生きている時間を使って、精一杯。24歳のときに、「こんな20代はもう過ごしたくない」と、私を守ってくれる会社を飛び出して無職でトライングしたときに描いたワタシが ずっといたよ

けれどどうして

それなのにどうして

どこで、何を間違って、何を奢ったの?

私は、何をどうすれば満足してくれるの

知ってるけれど 言いたくない 見つめたくない 聞きたくない

でも、ここまで詰まって、文字をつらねるだけで涙が出てくるような悲劇のヒロイン気取っているくらいなら

吐き出してしまった方がいい。

3ヶ月後に、きちんと私が私になって、ゼロから出発するために。

私は私と向き合って、きちんと話をするべきだ。

と思うから、私は私のために文章を書く。ことをやっと始める。ことにした。

生きていることは楽しいから。今日は乗り越えるものではなく、一瞬いっしゅんを味わえるものだと心から思うから。地図がないなら、描けばいい。あぁそうね、しばらく私は、自分のために言葉をつらねてみたい。

つまらなかったら、ごめんなさいね。

それでも私は、なんで私の姫感が2015年にこんなに強まったのかを、もう少し私の言葉で聞いてみたいの。

いつも遊びにきてくださって、ありがとうございます。サポート、とても励まされます。