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老婆の読書。

老婆こと、87の母。本に飢えていたようで。

以前にも、書きましたが、最初は、「長い旅の途上で」

次は、「クラバート」上下巻。

まだ読みたいというので、「戦争は女の顔をしていない」は、難しく途中で投げ出して、「同志少女よ、敵を撃て」、いやいやその前に「かがみの弧城」と、読破してます。

今は、直木賞の歴史物を、読んでいるようです。

ファンタジーものが好きなようですが、漢字を全て自分の推量で読んでいますから、どこまで理解しているのかわかりません。

「ああ〜、面白かった!!」の一言。


耳が悪いし、目も悪いので、テレビは付けっぱなしで、読んでいても、テレビの音は苦にならないようです。

母には、引きこもり、不登校の話よりも、そして戦争の話よりも、「アラスカの大自然」の話、本当にお子様向けのファンタジーものが母の心を豊かにしてくれているようです。母も、「長い旅の途上で」「クラバート」が一番良かったと言ってました。


姉が持ってきた「かがみの孤城」「同志少女よ、敵を撃て」は、本の選択が悪いようでした。(姉も、もう少し、母の精神状態を考えて本の選択をすべきだと今更ですが、・・・。姉がいかに本を読んでないかということを実感してます。)

特に、「かがみの弧城」の読後には、「母として反省している」とポツンと。

そこから、母のうつっぽいところが出始めてしまいました。


母のうつっぽいところは、口の悪さ、コロコロ態度が変わる、急にまとわりついたり、小言が多くなりました。ご近所の方に何かを言われたらしく、そこから悪い妄想が走っていきました。そこで、私は、もう我慢できず、陽が暮れてから帰路に着くことにしました。こういう時は、距離を置くのが大事なのです。


これからは、ハリポタは嫌いなので、それ以外の、当たり障りのない良書を選んで、差し入れしようと思いました。刺激的な本はダメですね。もともと、知識のない人ですから、本当に自分が読んで確かめてから、この内容だったら、母の脳には対応できるもの、文字の大きさなどなどです。母鬱は、怖いですから。

あとは、問題は、インプットばかりで、アウトプットすることを知らない人。読後感想をメモ紙に綴るなりすればいいのですが、モヤモヤさせて、だから、悪い妄想に陥るのですね。私が、読後感想を書いたものを見て、急に怒ったり、嫌味をタラタラと言われました。挙げ句の果て、ドロボー扱いです。(大事なものをまさぐってやしないか!って。)




以上、連休中の事件でした。



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