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妊娠〜出産までの記録①

【コロナ禍での妊娠〜妊娠初期〜中期】


妊娠がわかったのは、緊急事態宣言が解除された頃のことでした✨

その当時は、宣言が出ていたとはいえ、今よりはずっと感染者が少なかった。でも、得体の知れないウイルスに不安でいっぱいな時期でもありました。



自分が妊娠した事には本当に驚いた。でも、ものすごく嬉しかったです。
自分が『オメデタです』なんて言われる日が来るなんて、全く想像してなかったので…😭✨✨




そこからは、毎日飲んでいたお酒をきっぱり辞めて、ドキドキワクワクハラハラな妊娠生活が始まりました🤰




不幸中の幸いで、コロナ禍の影響で仕事が激減していた私は、妊娠初期は穏やかに過ごせる日々でした。
自分の普段の練習と、2週に一回の妊婦健診。あとは家事をするという、のんびりな生活。



その為、検索魔と化したのも事実です。
良い事、悪い事、沢山調べちゃうんですよねぇ。。。



マルコー(いわゆる"高齢出産")の私は、妊娠初期の間ずっと、お腹の赤ちゃんが無事に育っているのか、不安でいっぱいでした。


リスクが高い年齢である事も承知してたので、心拍が確認出来るまでの数週間、毎日のようにハラハラしていました。
妊娠が判明して約4週間後に心拍が確認!
心音を実際聞いた時は涙が出そうでした。本当にお腹の中で赤ちゃんが生きてるんだ…その神秘的な事にとても感動しました。




10週の健診では、もうすっかり人の形をした姿が見えて、ただただ"うわぁ…すごい"と感動しっぱなし。




どんどん愛おしくなる一方、不安もどんどん出てくる訳で…

流産の可能性が高い10週を越えて少しホッとして、安定してくるという14週を迎えてまた少しホッとして、安定期を迎えた5ヶ月でまた安心して…の繰り返しでした。



そんなマルコーの私が妊娠初期に決断しなければならなかった事と言えば【出生前診断】です。


結論から申しますと、私は出生前診断は受けませんでした。


受けなければならない週数ギリギリまですごく悩みました。
本に書いてある出生前診断のページを何度も何度も読んで、リスクのないクアトロテストだけでも…と思った事もありました。


クアトロテストで陽性の可能性が高かった場合、より確実な結果を出す為に羊水検査を受ける必要があります。ですが、これには流産・破水のリスクが伴う。


自らそんなリスクのある事をやるには、とても勇気が出ませんでした。


ただ、結果的に受けない事に決めた決め手は、
『結果がどうであっても"産まない"という選択肢はない』
と強く思ったからです。


既にお腹の中で生きている我が子を、産まないなんて選択肢は、とてもじゃないけれど出来ない。
どんな子が産まれてきても、愛情を注いで育てていく。夫婦でそう言い合って、受けない事に決めました。



出生前診断は、本当に難しい選択です。カウンセリングがあるくらいですから。
でも、どちらかが正解な訳ではなく、受けるのも受けないのも、ご夫婦で話し合って決めるものだと思いました。


さて、話は妊婦初期の過ごし方に戻りますが…



つわりが酷くて入院する妊婦さんもいるという中で、ありがたいことに、私はつわりがとても軽かったんです。

食欲は減り、毎日すごく眠かったけれど、体調が悪くなる事は殆どなく、それなりに普段通り過ごせたのは幸せな事だったなぁと思います。



【管楽器奏者の妊婦】

もう一つ悩んでいた事は、管楽器奏者である私は、妊娠中どのくらい楽器を演奏して大丈夫なのか?という事でした。


これも本当に人それぞれだと思いますが、私は妊娠初期は腹圧をかけて楽器を吹くのをなるべく控えました。
腹圧がかかるような大音量や激しい練習は控え、基礎練やレガート系の曲の練習などを中心に。

もし、コロナ禍でなくて普通に仕事があったら、それを避ける事は出来なかったから、ホント不幸中の幸いでした。



人それぞれとはいうものの、やっぱり経験者の方の声を参考にもしたくて、、、
管楽器奏者の妊婦さんはどんな風にお仕事しているのか、どのくらい吹いて良いのか、ブログとかないかなぁと調べたりもしました。
でも、私の調べ方が悪かったのか、あまり見つけられず…😅特に金管は全然見つけられなかったので、子供のいる金管仲間に話を聞いたりしていました。
…が、最初の頃は妊娠している事を殆ど周りの人には伝えてなかったので、あまり聞けなかったなぁ。。


周りの人達に妊娠の事を伝えてから、お腹の赤ちゃんに何かがあったら…それが怖くて、なかなか言えませんでした。
コロナ禍でそもそも人と会う事も激減していたので、お伝えする機会もなく。。。
なので、産まれたというお知らせをするまで、妊娠していた事すらご存知なかった方々も沢山いました。



もっと自分のお腹の子の生命力を信じてあげても良かったんだけど、日に日に大切な存在になっていくのと同時に不安も抱えていたのも正直なところです。



でも、そんな不安をよそに、お腹の子はすくすく元気に育ってくれました✨



つわりが殆どなかった私は、安定期の少し前と、妊娠7ヶ月の少し前にちょっと遠出もしたけれど、体調もとても良くて、お腹にいる時からこの子は親孝行だなぁとありがたい気持ちになったりもしました。



胎動を感じ始めたのは安定期に入ってしばらくしてからの事✨
それからは、お腹で赤ちゃんが生きてる事を直接感じる事が出来て、毎日声をかけたり音楽をかけたりしました。



オーケストラで演奏する私は、普段のお仕事がそのまま胎教に繋がるから良いなぁと思ったけれど、残念ながらオーケストラのお仕事はコロナのせいでまだまだ全然なく…




今思えば、コロナ禍になって、仕事が全くなくなったタイミングで妊娠したのは、“あなたは妊娠中は楽器吹きすぎない方が良い身体なんだよ”という思し召しだったのだろうか。。。



半年振りに演奏の本番をして、やっと少しずつお仕事が戻ってくる、というタイミングで緊急入院。。。



病名は『切迫早産
(お腹の張りによる切迫早産の危険性)


妊娠7ヶ月に入ったばかり、妊娠24週の事でした。



つづく



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