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ポップアップショップで出店しまくってから考えたこと #0088

先日ポップアップショップを知人と開催しましたのです。

開催したのは地元の駅前にある施設(図書館併設)。最近よく見かける大型図書館、商業施設のホールみたいなところです。
今年度は、ワークショップや植物標本販売、クリスマスツリー販売、コーヒーの販売も兼ねる、などなど今年度はとにかく色々試してみました。

色々開催して最近思うのは、ポップアップでの出店は認知拡大としての宣伝や自分のやる気維持にはなるが、メインにはならん!(当たり前だ)ということです。

特にわたくしの場合は植物の販売ですからね、、そんないきなり買おう!なんて思わない。じゃあどうしようか?というのが今回のテーマでござんす。

今回は本屋さんと、パートナー(染織家)との共同出店

ワークショップに物申していた記事もありましたね↓

ポップアップを始めたきっかけは、認知向上作戦

そもそも、私は庭屋なのですが、独立したのはパートナーの実家近くの土地だったため、ほぼ知り合いなしから造園の仕事を始めました。

初めは親族から始まり、離れた土地の友人のレストランなどの作庭をしていたのですが、とにかく認知を増やす必要があったため、ポップアップやワークショップを始めました。
また、土地柄冬場の仕事があまりないのです。冬の仕事としてもポップアップは成立するかなーと思っていたわけです。んで、やってみまくったところ、認知の向上、という意味ではある程度の成果がありました!

特に昨年春の実施したイベントは、今回一緒に出店した知人と一緒に出したイベントだったのですが、大盛況で、仕入れた木も結構売れた上、仕事の依頼も何件かありました。
しかし何せ準備が大変!仕入して運んで、出店のもろもろを準備して、展示して、、とただでさえ忙しい時期に何日も準備出店するのはかなりのストレス。ということもあり、これは繁忙期以外をメインにした方がいいな、、と思ったわけです。

春のイベントは大盛況でした!

ただ、出店の効果として、仕事の依頼が増えて、実収入もあったので、まず認知の向上を目的とした、エントリー向けとしては良いね!というのが実感です。

収益面でなかなかプラスにはなりにくい

ですが、その後も出店しているものの、そもそもポップアップであまり買ってくれるお客さんがあまりいないというのが現状でした。
特に大型のオリーブや観葉植物は、引きはあるものの、なかなかポップアップで買おう!とはならないですよね、やっぱり。

出店費用もなかなかかかるので、ポップアップ単体で利益を出すのはなかなかに大変なものです。とりあえずモノを動かそう、ということで飲食(コーヒー)を伴う出店も何度かやってみたのですが、臨時営業をするために2500円を保健所に支払って、かつやることを増やすのは、今のところ考えものですね、、。コーヒーもその場でドリップするより、ポットにまとめておくなら今後もやってもいいかな、とは思っています。

まあこれもやってみなと分からなかったから、よしとしましょう。

植物は「パッ」とその場で買うモノではないのですよ

そもそも売れ残った木は在庫になってしまうのと、植物は管理コストがかかるので、増やすよりも捌く場がまず必要だな、という実感です。

そもそもの客層も、パッときて買うような人たちじゃないので、「植物を販売している」ことの認知と、在庫を捌くことの両面を解決していく必要があるかなーという感じです。庭の方は認知されてきたけど、植物販売はまだまだだなーという感じです。

植物標本の販売も試してみましたよ

以前、知り合いの同業者と出店した際(彼らの地元でしたが)、彼らは大型の鉢も結構売っていたので、売り方の問題かな、、とも思うのですが、そもそも彼らは店舗を持って花屋をメインにしているので、「植物販売しているよ」というタグが必要かな、というのは実感としてありますね。

そういうわけで、店舗を持つのも一つの手かなーと少し前から思い始めています。ですが自分の造園リソースと出店にかかる費用と人件費を考えると、普通に店を出すのは厳しいかなーと思っているところです。

ポップアップはしばらく続けようとは思いますが、これらを解決するためには固定費と時間がかからない店舗だな、と考えています。
改修中の自宅の広大な母屋がまだ手付かずなので、ここの軒先を店にしようってんで、今はこちらを進めております。固定費かからないからね、これなら。
販売工数も、自宅の横なら週2からでも始められる。なんなら無人店舗とか、知り合いの学生さんとかに立っていてもらうだけでも良い。

自宅だと在庫管理が容易になるね!

自宅敷地内の店舗が良いのは何しろ固定費が大幅に抑えられることなのですが、店舗を持つことの信用、あとは在庫の管理が容易になることですね。

現状、やはり大きな鉢が売れ残りがちなので、この管理がなかなか難しいところです。知り合いの家具屋などに、展示販売をしてもらおうかな、とも考えていますが、冬場は厳しいので、もう少し暖かくなってからかな、と思っています。
まあこんな感じで、モノを動かすのも結構大変なんですよね。それなりに面倒も見ないといけないし。

これが自分の店舗であれば管理は容易だし、自宅の軒先を温室にしようとも思っているので移動もラクになりそうです。
やはりコンパクトにまとめるのが「吉」かな、と思っております。

店舗にする予定の母屋側

現状の課題と、力を入れる方向性

一番の現状の懸念は、店舗を作っていく作業工数なので、この辺りは自宅改修の工数を振り向けていく必要があるな、、と感じています。
自宅の方は人の手を借りて早々に住めるようにしていって、とにかく早く店舗オープンに漕ぎ着けたいところです。目標は今年の9月!ということにしておきましょう。

あとは、自分の本業の庭とのリンクを考えています。これも広い畑が自宅の裏にあるので、店舗兼庭の飲食スペース、みたいにできていければ、展示場兼広告兼販売になるので、やっぱりここの整備を少しずつ整備していくのが、これから第一になることかな、と考えています。

クライアントワークの脱却、という意味でも「自分の作りたい庭を見せる」というのをファーストプライオリティーにしていきたいと思います!

ではでは!


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