脛に傷持つ身

現在、まさに「脛に傷持つ」(自分の身にやましいところがある 笑)身である。経過を見せに病院へ行かなきゃならん。

やっと暖かくなって来たと思えば、ジメッと暗い、天気の悪い日が多い。そういう日は、定番のように、気分が落ち込み、また体調がイマイチの時が多いから困ったものだ。

一番、厄介だと思うのが、何か心に引っかかるものが生じると、胸が潰れそうな気分になることだ。胸の奥に、何か重い、黒い鉛のようなものが出来て、それが大きくなって、全てを圧迫してしまう。それを早く取り除いてしまわないと、トンデモないことをしでかしそうで焦る。忘れるために、運動したり、本を読んだり、映画を観たりする。

片麻痺の障害は、単に手脚を中心とした身体の麻痺だけではない。

脳の神経細胞がやられるからだろうか、様々な不具合が出て来る。

人それぞれだと思うけど、ステージ3以上の重い麻痺となると、麻痺側のしびれや、主に腱を中心とする痛さ、鉛のように感じる重さ、痙縮、倦怠感、異常な疲れ、過緊張、圧迫感、震え、肩こり…中には腹痛や下痢、頭痛、感情障害、精神的なうつ症状等々に見舞われることも。

もしや更年期障害もあるかもしれないが。

脳出血の発症から、もうすぐ10年が過ぎようとしている今も、以前ほど酷くはないが、たまに、軽く、これらの症状が出てくる時がある。

痛みなどのハッキリとわかる症状は、薬で和らげる方法もあるけど、耐性ができてしまい、次はもっと強い薬をとなるので、これまで、処方されても、ほとんど使ってこなかった。

ある意味、この障害を背負った者の宿命だと思い、例え痛くても、無理をして外に出てウォーキングなりをして、リハビリを続けて身体を動かすことにしてきた。そのうち慣れるだろうと考えて。そして、実際に慣れた。つくづく慣れは大切だと思う。

片麻痺は、なるべく外に出て活動すべきだろうね。障害を負う以前よりも。

バランスの崩れた身体なので、とにかく動くことで自然と体幹が鍛えられると思うし。もしかしたら、血液によって壊死した細胞の周りの生きている細胞が、新たに手を伸ばす可能性があるかもしれない。

スクワットと各種腹筋運動、腰回りの筋肉を中心とした体幹トレーニング(時にダンベルを使って)、それにウォーキングは欠かせないと思ってる。加えて、麻痺側が固まることを抑えるために、柔軟運動をはじめ、正しく動かすことも必要だ。

脳の一部が出血によって死んでしまったから、イメージでしかないけど、他の生きてる部位を、限界を超えて、なるべくフルに使ってやろうと思い、時間の許す限り、本を読んで、映画を観て、他、様々な表現に触れて、思考・哲学することも。それもまた、脳のリハビリだと考えている。

しかし、こんな状態で60を迎えるなんて思いもしなかったなぁ、父ちゃん母ちゃんよ。

「あゝ、自分のやうなものでも、どうかして生きたい」by島崎藤村

再度、戒め。

まずは自分でトコトン考える
身の丈に合わないことはしない
障害は個性だ
最後は孤独を愛する
無理しない、頑張らない、でも頑張るならめいっぱい。疲れたと思ったら躊躇なく休む
なるようにしかならん、どうにかなる。死ぬのはホントに稀なこと
外に出て居場所を持つ
なによりも睡眠を大事にして、寝て忘れる
なるべくかわして、怒らない
常にダメ元と考える
半分できれば充分
期待しない、信じない、頼らない、甘えない
バカと合わない人とは即サヨウナラ
まずは自分第一、他人は他人、比べることをしない
ありがとうございます、をしっかりという
一つでも貪欲になるものを持つ
デジタルに捉われない
無理して時代に合わせない
自分に良い意味でバカになる
苦悩も不安も絶望も、愚痴も不満もとことん
老いを恐れない、抗わない
自己批判もOKだが、時々、自分をスゴい、天才だと思い込む
ストイックな食事

続けるリハビリは、ごちゃごちゃ考える前に、少しでも動かせ、これが基本だ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。