俺の場合、人間の「業」みたいなものを見せてくれて、且つ、自分にも、その「業」がちゃんとあることをわからせてくれたという意味でも、両親には感謝するしかないだろう。

人が、老いを嫌うのは、それが限りなく怠惰を誘うからだ。それでいて、延々と生が持続するかのような錯覚を起こしてしまう。自分をも律することができない原因もそこにあると思う。

父親、母親と面倒を見てきて、介護にも、技術だけではなく、許容力と想像力、感受性、判断力、コミュニケーション力といった人間の“素の力”が必要になってくることがよくわかった。

どんよりと寒い朝だね。☟


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。