「イラストで見るUFOの歴史」

もちろん“懐疑派”からのコンタクトのイラスト本。

POPなイラストで眺めるだけでも楽しい。

UFOの歴史は、1947年6月24日、アメリカの一般市民ケネス・アーノルドが、自家用機で飛行中、遠くに9つの物体を見たことから始まる。

雑誌が彼の目撃談を載せて、初めて“空飛ぶ円盤(フライング・ソーサー)”という言葉が生まれたのだ。

そこから、ロズウェル事件、MIBと政府の関与、バミューダ・トライアングル、コンタクティー、アブダクティー、民間UFOカルト、ケックスバーグ事件、アンドレアソン事件、トラヴィス・ウォルトン事件、ペトロザヴォーツク事件、ミステリーサークル、レンドルシャムの森事件、エリア51、アリエル学校事件、エイリアン、宇宙人解剖フィルム、キャトルミューティレーション、政府の情報公開、陰謀論…と、実に様々な宇宙人とそれを取り巻く事象が活躍することになる。

アメリカは先住民を征服して成り立った比較的新しい国家だから、例えば日本のように神話・伝承・伝説がまだまだ少ない。そこに、UFOという未来の、外の世界からやって来た存在が登場したわけだ。

そして、現代国家へ移行する過程での、冷戦や核などの不安な時代に、人々が納得する形で、一つの“神話”として地位を獲得した。

UFOや超常現象、心霊の類いは、病める現代人の精神の均衡を保つガス抜きとなってる面が大きい。だから、UFOも、一つの大衆文化と捉えた方が良いと思う。ただ否定しても始まらないのだ。

ネットとスマホ、ITの時代になって、さすがに不明瞭な事件や写真は少なくなって来ているが、宇宙人とのコンタクトは、現代にふさわしい形で、これからも続いて行くのだろうと思われる。

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精神の均衡なんて、あっという間に崩れるものだ。

ふと思い出したけど、フィリピン滞在時、夜にクルマで帰る途中、真っ暗な道を通ると、タガログと英語でピーナたちによく怖い話をしてあげてた。フィリピンでは、胎児を食べるアスワンという怪物が信じられてるから面白い。キャーキャー言う彼女たちに癒されたもんだ。

真夏の怖い話は大好きだ。昔は、よく稲川淳二さんのトークライブにも行った。でも、それはあくまでエンターテインメントとして。

心霊の類いは、大脳生理学と心理学でほぼ説明がつくと思う。もしくは軽い統合失調症ではないか。ほとんどが個人の体験主義で霊の証明なんてできてないし。なぜ霊が人を怖がらせるのか、正面から出てこないで、夜に、こそこそ隠れるように出るのかもわからんし。宜保愛子でも池田貴族でも、霊能者といわれる死んだ連中は、なぜ出て来て証明しないのか?
俺自身も不思議な体験は幾度かある。しかし、過去の体験は尾ひれがついたりするもので、霊なんてものより、実際の人の方がホントに怖い。

前に、半島カルトが世間を騒がしたけど、ほとぼりが覚めれば、また活動が盛んになるのだろう。そして、訳のわからんものに頼り切る人ってのは、また別のものを探して頼るものだ。絶対に。それは別に宗教でなくても。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。