「死刑でいいです」

山地悠紀夫と聞くと、前にyoutubeで見た番組を思い出す。MCのゲーニン(名前忘れた)が、深刻そうな顔して、ひどいですね〜信じられないですね〜遺族はたまったもんじゃないですね〜などとずっと言ってて、こいつバカか、と思った。まあ、言わせられてるのかもしれないが、もともとセンセーショナルだけを狙った番組なので致し方なし。

発想の貧困すぎるゲーニンは置いといて、山地(意外とイケメン)は、アスペルガーとか、発達障害とか分析されてるが、自分がやろうと思ってやるが、だんだん自分でもなぜやるのかがわからなくなるタイプ、嘘や虚勢で自分を固めるが、それが自分の中で真実というか、どうでもよくなるタイプの人間だと思う。

快楽殺人という見方もあったみたいだが、決して違うだろう。母親殺しも姉妹殺しも、きっかけはあったが、なぜ殺したのかがわからなくなり、虚勢を張ったのだろう。「もうどうでもいい、死刑でいいです、反省って何を、わからない、生まれてくるべきではなかった」……根源的な人間の生きる欲をも放棄してしまった、というかわからなくなった人間の末路。遺族はたまらんだろうけど、こんなモンスターは早く殺せ、とばかりにさっさと死刑にしてよかったのだろうか。

精神分析というのは、どうも信用できない。じゃあ、どこが正常のラインなのか?〜症候群と名前をつければいいってもんじゃないだろう。皆、特に個性的と言われる人たちは、少なからず犯罪者の精神分析と似通ったところがあるんじゃないか。芸術家や作家とか、特にそうだろう。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。