パラレル to LOVEる・第4章〜What Mad Metaverse(発狂した多元宇宙)〜⑬
「わたしにしかできないこと? そうね……あなたには思うところも色々とあるんだけど……今回は、シュヴァルツたちの暴走と、彼がケガすることなく捜査官に身を委ねることが出来たお礼に、聞いてあげてもイイよ」
クリーブラットは、視線をそらして答えながらも、こちらの要望に応じようという意志を示してくれた。
彼女の対応に、ホッとしながら、オレは気になることをたずねる。
「ありがとう、助かる。頼みたいことというのは、シュヴァルツのことなんだ。捜査官に身柄を確保されたってことだけど、シ