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猫はきっと神様だと思うんだ

今回は我が家の2匹の猫たちについて、あれこれ書きたいと思います。

哲郎と倫子

猫を飼うことにしたキッカケは、ペット可の物件に引っ越したこと。その当時、里親募集サイトをむさぼるように見ていました。

そこで出会ったのが、美しい青い目とシャムっぽい毛色の子猫です。初めて会いに行ったとき、その子猫は「哲郎」と呼ばれていました。

哲郎だったソラ

哲郎の由来は、東村アキコさんのマンガ「東京タラレバ娘」の登場人物。

その当時ドラマ化されていたマンガで、女3+男1という猫たちの兄弟構成がちょうど重なったみたい。

見ためと純和風すぎる名前とのギャップに、ニヤニヤが止まらなかったのはいい思い出です。

せっかくなら青い目にリンクした名前にしようと、哲郎には「ソラ」と命名。ちなみにリンは、吉高由里子さんが演じていた「倫子」でした。

倫子だったリン

猫は神さま

猫と暮らすようになって感じたのは「猫ってすごく見てるし、気づいてる」ってこと。

こちらの表情、声色、話しかた、動きも。

見て気づいて、どう行動をするかはその子の性格しだいだけど。寝てるから気づかれないだろうなんて甘い。

猫はたぶん神さまだから、すべてお見通しなんだと思う。

キッチンの角がお気に入りでした

離婚する前は、それがまた顕著に現れていて。自分で決めたこととはいえ、ひどく落ちこんでいる私に、リンは気づいていました。

落ちこんでいる、というより罪悪感が正解かな。いま思えばHSPで罪悪感を持ちやすい、自責しやすいのが影響していたのかなと思うんだけど。

とにかく泣けて泣けて、どうしようもなくて。

泣こうと思って泣いているわけではなく、皿を洗っていても、洗濯物を畳んでいても勝手に泣けてくる。

こんなに泣いたら、もうきっと一生泣かないと思うくらい泣きました。(結局そんなことはなかったけど。笑)

こんなに小さかったんだね

そんなとき、いつもそばに来るのはリンでした。

「どうしたの?」と言わんばかりに顔をのぞきこんできて。ひと通りスンスンしたら、あとはそっと横に丸くなっていました。

リンは、ソラに対して立派に「お姉ちゃん」をしています。毛づくろいしてあげるのはしょっちゅうだし、ソラが粗相をすれば叱りつける。

でも本当はかなりの甘えんぼです。

ほんとは甘えんぼなの

よくしゃべるし、要求もはっきりしています。

そんなリンが、甘えるでも何か欲しがるでもなく。ただ、そっとそばにいてくれる。

これはもう神さま確定です。

「大丈夫だよ」とか、そんな言葉はもちろんないんだけど。リンとソラがいてくれることに、あの時どれだけ救われたことか。

「ただ、いてくれて、ありがとう」っていうキモチを忘れずにいたいし、最期まで伝えつづけたいなぁ。

ソラの秘密

哲郎改めソラは、超ビビりの甘えんぼで食いしんぼです。体はいっちょまえにデカいんですけどね…

ちょっとした中型犬サイズ

先日帰省した弟が、チワワのキーちゃんを連れてきまして。ソラとキーちゃんを比べてみたら、ものすんごい差。ソラのデカさを再認識したところです。笑

さて、そんなソラは隠れた問題児です。今回はじめて打ち明けますが…布を食べる癖があります。

最初に気づいたのは、引き取ってからまだ1ヶ月も経たない頃でした。仕事から帰宅すると、ソファーにかけていた布に大きな穴。

一緒に暮らしていたパートナーに聞いても知らないというし、そもそも猫が布を食べるなんて当時の私には思ってもみない話。

正直かなり混乱しました。

1~2日様子を見たけど、穴はどんどん大きくなる。たまらず撤去すると、今度はソファーに穴。

ソラが犯人だと判明したのは、その数日後のことです。

よく舌を出して寝てたね

不毛な闘い

猫特有の「ウールサッキング」という症状らしいんだけど、どうやら前のめりで布を食べに行ってる。もちろん病院にも行ったけど、解決策はないらしい。

「若くて体が元気なうちはいいけど、年老いて胃腸の働きが低下してきたときに心配だね」という先生の一言が忘れられません。

布を食べるのをやめさせたくて、自分なりにできることは試しました。イタズラ防止のスプレーや香水をかけたり。

それでも全然ダメ。香りがあるうちはいいけど、薄くなればまた食べるの繰り返し。

不用意に置かないように気をつけていてもタオル、カーペット、毛布…など。隠しようのないものまでソラの食料になります。

お気に入りだったZARAのニットを食べられたときは、さすがに私も泣きました。

そもそもご飯が足りないのかとも思ったけど、たぶんそんなことはなくて。ソラはすでにぽっちゃり気味。遊ぶの大好きなリンに比べて、ソラは典型的な食っちゃ寝タイプ。

これ以上与えたらすくすく肥満児になると思う。

お魚くわえて逃げてそう

布を食べる癖。いつか直るといいなぁと思いながら、ソラは5歳になりました。もう5年、この不毛な闘いを続けています。

先日たまたま「シャム猫とかオリエンタル種の猫は布を食べることが多く、遺伝的要素もあるのでは」というネット記事を読みました。

遺伝って言われたら…もう抗いようがないじゃんね……はぁ。(悟り)

満足げ

それでも猫は家族だから。

布を食べる癖は正直かなり厄介だし。方法があるなら教えてもらって、ソラの健康のためにもやめさせたい。

でもそんな変な癖があったって、大切な猫たちです。

「もう限界。ソラを手放そう。」と思ったことは一度もありません。この先も絶対ないと思う。

だってソラもリンも家族だから 。「2匹」以上に大切な「2人」の家族です。

この先もずっとよろしくね。

ソラはクッションをトントンしながら「コロリ~ってして」って言うと、きれいなまん丸になります。喉をゴロゴロさせながら。大きい体でめいいっぱい甘えてみせます。

「コロリ~して」っていうとこうなる

ご飯の時間の30分前になるとアラームみたいに鳴きはじめて、猫なのに猫のおもちゃがこわくて逃げ出す。いっぱい笑わせてくれるソラ。

あと、うんぴもよく転がします。←

布を食べるとか、粗相が多いとか「人間にとってマイナス要素」があると「動物の命を奪いあげるか否か」を人間が判断する、みたいな風潮というか考え、ありますよね。

そして、それが普通だって考えている人もまだまだ多いと思う。悲しいことに。

同じ命を持って生まれてきた人間と猫。たまたま私は人間で、たまたまソラとリンは猫だった。

たった、それだけのことです。命に上とか下とか、どっちがエライとか。そんなのない。

猫と人は仲良くなれる。言葉はなくてもコミュニケーションがとれるし、気持ちだって理解しあえる。(と、信じてる)

ボランティアさんに命をつないでもらった2匹に出会えたからこそ、そんな風に思える。それがとっても嬉しい。2匹の神さま。この先もずっと、一緒に生きていこうね。

🌟最後まで読んでくださりありがとうございます🌟

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