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食いしん坊という名のもとに生まれて。笑

いや〜ほぼ台所に今日もいた。
やりたいことのほとんどが台所にあるから。

食べたいものがある。
となれば作るっきゃない!
食べてみたいものがたくさんあるから。
それは尽きることがないという幸せ。

でも、それはあくまでも
お元気なことが前提のおはなし。

元気がない時、
それでも食べたい欲満載な私は困るのだ。
製造者不在になるから。
元気がない時に
元気になれる食べ物って
なかなかないからだ。

元気が欲しい時に限って
自分のこしらたお菓子がなくて
代替えで適当に食べると大暴走!
大変になること間違いなし笑

わたしのオーダーを完全に
叶えてくれる人はいないから
だから困るのだ。

お腹に聞きながら
いまここで食べたいものを
丁寧に、忠実に聞く耳を持ち
それを創造する人はいないからだ。
それがまた今日よくわかった。
あーだからなんだ。
だからそうだったんだぁと
過去を振り返ってわかる。
そしていまこのnoteを綴りながらわかった。

それでもやっぱり元気がない時は
人に頼るしかない。

出来るだけエネルギーになりそうな
その人の温度が感じられる味を

作り手の顔が見える
温もりのある味を欲して
日頃からアンテナを立てている。
いざという時に安心して駆け込めるお店を。

この地に暮らして
知り合いも誰もいないこの土地に
直感でわくわくするとものを感じて
引越して来て
数年。

ようやくわたしのアンテナに
ピコンと反応する場所が
少しずつ見つかってきた。


感度の悪い時に
下手なところに行って
ええ〜っせっかくの外食という
新しい美味しいものに出会えるチャンスが
これでは残念!な思いを出来る限りしたくない食いしん坊なのだ笑

だから子どもも同じまではいかなくとも
父親も同じく食アンテナ立っている人だから

子どもはより鋭敏なのはまちがいない!

ひと通り作りたいものをやり遂げて
満足な私は
今日の夕食のメインはコロッケよ!と
安心していた。
もう下ごしらえばっちりだし。

しかし、そうとなったら私はじゃぁと
ある程度の掃除がしたくなり、
そう言えばと
気になっていた物の配置を変えたり
何だか新しい未来の場にふさわしい環境をと。
ちょこっと手を入れたくなって。

そして気づいたら結構な時間。
私はあら〜と思うけど、
肝心のわたしはへっちゃらお構いなし。笑
大丈夫!と

とりあえず、お通し方式で
人参の茹でたものと
こんにゃくとひき肉の甘辛煮を
子どもに出して

その後私はゆっくり
コロッケの仕上げに集中作戦!

しかし、子どもがうーん、と背中で言っている。
ひき肉が…。なんか〜。

昔の私だったらそこで
えっ?何がいけないの?
もう本当にめんどくさい。難しい子ねぇと
いらつき、ガッカリしていただろう。
もう、いちいちうるさいなぁ。
一体わたしの何がいけないって言うの?
これを言葉にしなくても
この言葉を胸に秘めた
私からは発するものがあっただろう。
だから前は子どもはここまではっきり言ってくれなかった。
いや、言えなかった。
言えない環境を私が作っていたからだ。

ただ、子どものいまここにとって
美味しいと感じない。好みじゃない。
事実はそれだけなのに
私は子どもが食べないことが
私丸ごとダメ、バツされている
否定されているように感じて
しまっていたからだ。
これが前回どこかのブログで書いて
気づいたから
いまは受けとり方が違う。

いまは聞く耳がちがう。

それを後から自分で気づいた。

いまはむしろ気づきたいから
率直な感想を教えてほしい!に変わっている。

遠慮せず、むしろ感度のよい
子どもの感じるまま
を伝えてほしい。

次回に活かせるからと。
これには自分も驚いた。
ずいぶんと変わったものだ。

それで子どもに聞いた
肉がどうしたの?

うーん、合わない気がする。と
こんにゃくだけでこの味でよいと。

え〜前から気に入って食べてたじゃん。
そうなんだぁ。

うーん、肉が入るとくどい感じする。

なるほど〜

このメニュー確か義理の母のレシピで
あちらの家ではお弁当に入れてもらって
好評の懐かしいメニューでそれを教えてもらって。
便秘気味で肉は硬くてひき肉しか
食べられない幼児期に栄養も良し
好きな素材の組み合わせでよし。
あの頃はよく食べてくれて鉄板メニューだった。

だから余計に間違いない、
メニューと思っていたから意外だった。

でも、こどもの言うことは
なるほど〜で深く納得した。

こどもの舌も
成長と共により味覚も
はっきりして進化している。
だから過去の絶対は今にはないのだ!
なんと〜

あ〜いま聞く耳持てていて
よかった〜と心底思った。

わかったわ。
じゃあ次回つくる時は糸蒟蒻だけにするね。
おっけ〜


おっけ〜はいいけど
お母さん。時計は寝る時間の35分前
大丈夫かい?汗

私はさすがに焦って
ねぇ、ちょっといまからコロッケ仕上げると
少し時間かかるから
他のものにする?と誘ってみるけど

子どもはコロッケの舌で待っていたものだから
首を縦には振らない笑

はい、わかりました。
とりあえず子どもの分だけ
揚げたら出来るよ!と言い聞かせて。
集中!


時間がない!だのにわたしの手が用意するのはこの有様。えっ?時短的でビニール袋でとかじゃないの?
わたしに間違いはない。
むしろそっちじゃないことが作ってわかった。
お気に入りで手でしっかり触る工程に意味ありで。

小さな器に入れて
コロコロ転がしながらだと手が汚れにくい。
スプーンでコロコロもあり。

卵はフォークでといて
卵白とかを切って
衣にどぼんがちょうど良い。

パン粉がないからオートミールに初とらい!
私はいいけど
果たして子どもはどうか?
かなりのチャレンジ笑

なんかいいんじゃない?
コロコロ転がして全面きつね色に。
カリッとザクっとするのかな?
じゃじゃ〜ん、可愛い!できたよ〜。
しかし渋い顔の子ども笑。一応食べてくれた。
一つ。しかし、うーん、2こ目には手が伸びない。
カリッとしてない。
私も食べてみる。確かに。
まずくはないけど、2こ目以降は顎が鍛えられる歯応え笑
となるともうネタがない、
片栗粉でそのまま素揚げにしよう!
そう思ったらキラ〜ン閃いた。
胡麻って手があるじゃない。
白胡麻がいいかもよ。
食べるたびにプチプチして。子どもも好きだし。
作ったら中華街のごま団子を思い出す。
そして再び挑戦!お母さん時間結構ギリギリっすよ笑
でもいいの。
そしてゴール!うん、いいねぇ。
こどもからおっけーサイン。
食べるたびにプチプチそして
胡麻の香りが広がって美味しい〜。
一応、ソース用意してたけど、
結局2人とも使わなかった。
塩胡椒、素材の味で十分美味しい。
いつまでも美味しいねぇと2人で大満足


新しいコロッケ誕生。
いやそれだけではなかった。

私もはこのコロッケをこしらえながら
何だろう?この感覚?と
昔の感覚を思い出していた。

いつもなら少しでも時短で
洗い物少なく、いかに早く
栄養もとれるメニューで
楽な家事をと求めるところを


一つひとつを丁寧に感じながら
用意する真逆なやり方でやるわたし。

コロッケを手袋もせず直接触ってみたことで
何だっけ?この懐かしい感覚?
しばらくわからなかった。
でも、あーーーこれ
おままごとだ!

砂場でよくつくった泥団子。
家の庭に父がつくってくれた砂場で
何度もつくって
おままごと遊びをしていた記憶。

そうだ!
この米粉をはたいて
つるつるさらさらになった感触。

あーーー大好きだった。
庭の花を摘んで砂でこしらえた
ご飯たちにふりかけたりして、よく遊んだなぁ。
あー懐かしい。
大好きで繰り返しよく遊んだあの頃。

振り返ると
小さい頃好きだったこと
変わらない。

絵を描くこと。
お菓子つくること。
食べること。

ハーブ育てて、ポプリ作ったり
お花摘んで飾ったり
おままごと遊びしたり。

そう、まさしくいまそのおままごとを
本当の食材使って再現して
食べているんだぁ〜

びっくりした。
これは時短とか
手が汚れないようにビニール手袋してたら
間違いなく気づかなかった。

気づけて
とてもよかった。
あ〜やっぱりそうなんだぁ。
いくらやっても飽きないほど
好きなもの
やっぱり、変わらない。

掃除も片付けも家周りのこと
やっぱり好きで
友だち来るとなると
家の中あちこち、掃除してる子どもだった。
家周りのこと
ライフスタイルの素敵な人好きだった。
雑貨も好きだった。

オシャレなセンスの良い物
好きだった。

東京のおばあちゃん家に行く時に
横浜や東急東横線とかに乗って
自由ヶ丘にとかにお買い物に行き
目をきらきらさせる子どもだった。

親戚からのお下がりの服とか
自分では好みじゃない洋服を用意されて
めちゃくちゃ出発前にご機嫌斜めで
よく困っていたなぁ。

魔法とか魔女とか好きで
不思議の国のアリスとかも好きで
本は絵本。字のない本がいいと
父親に頼む子どもだった。

やっぱり原点は変わらない。
わたしの大切なもの。

いろんな記憶が呼び覚まされて

コロッケ作りが
あまりにも奥深い旅に誘ってくれて
びっくりした。

でも、ものすご〜く大事なこと
思いださせてくれて感動
感謝した。
ありがとう、わたし。

そうだよね。
わかったよ。
しっかり受けとめたから。
教えてくれて
ありがとう。


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