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教員の仕事はどこまで? サーバーの管理は、誰の仕事なのか?

年度末/年度初めということで、人事異動や卒業・入学にともなったアカウントの作成や削除の準備でバタバタしていますが、これって教員(学校の先生)の仕事なんだろうか?

現状、学校にはいくつもシステムが導入されている。

  1. パソコン教室や、教職員用のファイル管理サーバー

  2. 校務支援システム、グループウェア

  3. Google Workspace for Education や Office 365 Education のようなクラウドサービス(クラウドプラットフォーム)

  4. その他のクラウドサービス

  5. その他のシステム(教職員研修に関係するシステムなど)

これらは、数年前からはじまった GIGA スクール構想によって、オンプレミス環境からクラウドサービスへと変化しているものもあるが、どれも管理者が必要で、それぞれに個別のアカウントを設定しなければならない。

最近のクラウドサービスであれば、3. のようなクラウドプラットフォームとも表現できるサービスのアカウントを利用して、SSO する形で利用でき、別途アカウントを設定しなくてもよいものもあるが、そういったアカウントが連携するものでなければ、それぞれのサービスごとにアカウントを発行し、管理しなければならない。

これは、実社会で考えれば当たり前のことで、個人的に利用しているサービスのアカウント情報はいくつもあると思うし、それらをメモするなりして管理しているだろう。

学校現場で、こういったサービスやシステムを利用する場合、これらのシステムで利用するアカウントを設定したり、管理運用するのは誰の仕事なんだろう? 誰でも担当できるものではなく、それなりの知識や技術が必要な仕事もあるんじゃなかろうか?

ここ数年、コロナ禍の影響もあって、「できることからはじめよう!」というスタンスで導入された面もあるかもしれないが、

  • それぞれのシステムの管理は、誰が担当するのか?

  • それぞれのシステムのアカウント管理は、誰が担当するのか?

  • 複数のシステムのアカウントを SSO でなくとも連携するようなシステムを導入するのか?

  •  教育委員会、教育センター、それぞれの学校の担当者、それぞれの教員、保守業者、が何を担当するのか?

といったところを整理する必要があるように思えてならない。

「何とか運用できている」と思えている状態が、「まだトラブルになっていないだけ」なのかもしれない… その辺りの判断は、しかるべき知識や経験を持ったプロでなければわからないと思うんです。
状況を整理することで、安心でき、もしかするともっと楽になるかもしれない…

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