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「私ばっかり」という前に、受け取っているものもあるじゃないか

家族の誰かが成長するとき、
それは必然的に、
家族全体が成長するとき。

そのように感じることが多いのですが、

子供の進学に伴い
生活リズムが大きく変わったことをきっかけに,
生活全体のバランスや
それぞれの役割を
見直すことになった4月。

これを機に
今まで母に頼っていた家事を
自分でやると決めました。

主人が亡くなって4年半、
私の生活には一切なかった
家事という大仕事。

不得意なわけではないけれど、
新しいルーティンがなじむまでは
やはり少し時間がかかるもので。

何をどれだけ、どのようにしていくか。
色々と試しながら
ちょうど良い感じを探しています。

とりあえず「適当に」「適度に」やってみる。

仕事をしながら全てを完璧にできるわけもなく
息子たちのことを大いに頼りながら

出来ないことは許し合い
時間が足りない!と
わめきたくなる時もあるけれど、

ドタバタしながらも
一緒に笑い合う時間は
増えたように感じています。


∞∞∞∞∞


息子たちはこの春から
高4と高1になりまして。

長男が卒業し大学編入するまで、あと2年
次男の大学入学はあと3年を切りました。

2人とも家を出ると決めているようなので
一緒に過ごす時間は
本当にあとわずかです。
(予定w)

3人揃ってご飯を食べる。
そんな当たり前の時間が

より貴重で
より愛おしい時間になっていく。

成長って
嬉しくもあり
やっぱりちょっと寂しい。

でもグングン
メキメキと育ち
大きくなっていく姿を
そばで感じていると、

こちらも自然と
変わらざるを得なくなるもので。

柔軟に
どんどん形を変えていき
どんな時でも受け止めていく
そんな大きな器でありたいから。

成長し合う、とか
影響しあう、って

ガンガン
ガシガシ
ぶつかり合って
向き合わなくても

お互いの存在をちゃんと感じていれば
自然と

共にちょうど良いカタチに
変わっていくものなのだなって思う。

私はそういう穏やかなのが好き
ってだけかもしれないけど。

コントロールしなければ、とか
導かなければ、っていうのは
やっぱり的外れ。

「このまま行ったらこうなるな」
「私の場合はこうだった」
という経験値からの予測は
伝えながらも

「こうなるはずだ」という
勝手な枠を押し付けない。

「伝え方」や
「言葉の使い方」も
子育てを通して
鍛えられたことのひとつかも知れない。

結局いつも、
そうやって「教えられている」のだ。

だからすごく面白い。

息子から母の日のプレゼント。
モノを貰ったのは初めてかも。
いつも真っ直ぐに
気持ちを伝えてくれて嬉しい。


∞∞∞∞∞


もしコントロールできることが
あるとするならば
それは自分の使い方だ。

本当はこうしたいという
願いにまっすぐ

使うことが出来ているかどうか?

本当はこの
「当たり前という奇跡」を
一緒に楽しみたいだけなのに

正しさや
損得
上下に囚われて

勝手に戦闘態勢に入っていたり
勝手に諦めたり
勝手に拗ねたり

しがちだったりするからさ。

「あぁ、またやってる」

そんな自分に気づくたびに
何度も教えていくんだよ。

「そっちじゃないよ」って。

私が、私にね。


∞∞∞∞∞

「それだと自分ばっかりがいつも許して、
受け入れている状態になりませんか?」
「それって我慢するってことですか?」

∞∞∞∞∞


だって自分のために、
自分が心地よく在るためにしているんだから
別に良くない?

相手に対して
「そうしてやってる」のではないのだよ。

自分が「そう在りたい」のだから。

たとえそれが損だとしても
損してもいいと思えるくらいの対象が
そこに存在することが

もう奇跡そのものなのだから。

しょうがないな。
まぁ、いっか。

諦めにも似た喜びが
確かにそこにあるんだもん。

もちろん、
良いよ良いよと黙って
言いなりになるわけでもなく

嫌なことは嫌といい、
出来ないことは出来なくていい。

それらを「察しろよ」と言わんばかりに
無言の圧で知らせるのではなく

言葉を尽くすようにする。

「私ばっかり」
そんな鎖に縛られている時はたいてい
「言葉」という最高のツールを
上手く使えていない時だと思う。

「私ばっかり」
それを課しているのは
本当は自分だけなのかもしれないよ?

大切でも
スキでも

合わないことは絶対あるし
嫌だと思うこともある。

私はそれが嫌です。
私はそれは出来ません。

それはつまり

私はこういうのが好き。
私はこうだったら嬉しい。

ってことじゃん?
それをまずは伝えてみるというのは
どうだろうか。

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