私の人生を変えたインターン体験
あなたは、インターンシップって経験したことありますか?大学生とか、若者のすること、というイメージがあるかもしれませんね。
私が初めてのインターンを体験したのは20代後半。そして、40代になってからもインターンをしたことがあります。振り返って気づいたのは、私の人生はこのインターン経験で大きく躍進してきた、ということ。
新しいことや未知の世界に飛び込むことって、何歳になっても勇気がいることです。でも、そこをエイっと入ってみると、予想もしなかった大きな発見や成長がある、自身の体験からそう言えます。
今日は私の人生を変えたインターン体験3つについて書いてみます。これを読んでいる「挑戦したいけど、ちょっと不安」と思っているあなたが、一歩踏み出す勇気が出るきっかけになれたら嬉しいです。
アメリカのテレビ局
私の人生初めてのインターンシップ体験は、アメリカの小さな町の地元テレビ局でした。20代後半でアメリカの大学院にジャーナリズムを学ぶために留学した私は、多くのクラスメートがやっている「地元テレビ局でのインターン」をやってみたいと思ったのです。
ただ、それでなくても「言葉を仕事にする」ジャーナリズムの分野で、外国人の私がインターンとはいえ、役に立てるのだろうか、このアジア人使えないわと思われないだろうか、いちおう東京で3年以上社会人を経験してきたという私のプライドがズタズタンにされないだろうか、など20代後半なりの不安はありました。
それでも、この経験はきっとこれからの私のキャリアの糧になるという、強い信念と好奇心だけを携えて、WSWZというテレビ局のドアをたたきました。
ウエストバージニア州という田舎のこれまた田舎の町なので、取材するニュースは、火事、スーパーの窃盗、交通事故、地元議員の脱税スキャンダル、大学で行われるイベントなどローカルならではのものが多かったのですが、見ること全てが新しくインターンに行く日が朝から待ち遠しくてたまりませんでした。
ここでの、私のメインの仕事は、お昼のニュースでキャスターが伝える「世界のニュース」のネタを見つけることと、ローカル紙を見て、ネタを見つけることでした。たいした役には立っていなかったと思いますが、日本からアメリカの片田舎にジャーナリズムを学びにきた私に興味を持って、みんなたくさんのことを教えてくれました。
私の初インターン体験は、ここからスタートしました。
ワシントンDCのあこがれの仕事
地元テレビ局でのインターンも無事に終え、大学院の卒業も見えて今後のキャリアを考えた時に、挑戦したかったのはやはり日本にいる時からのゴールだった、「日本の放送局での仕事」でした。
そこで、すでにジャーナリズムの仕事をしている知人にアドバイスをもらい、ワシントンDCにある日本の放送局でのインターンの機会を手にしました。
大学院が夏休みの2か月ほど、ワシントンDCでアパートを借りて、毎日、インターンをさせてもらうテレビ局のワシントンDC支局に通いました。毎日通うのなら、ということで私は、アメリカのある省庁の定例記者会見にほぼ毎日通い、会見のメモをとり、記事を書く記者さんに伝えるというインターンの私がしてもいいの?と少したじろぐほどに大きな仕事をさせてもらうことになりました。
また、時には、私が記事を書く練習をして、それを記者さんが添削してくれたり、街頭インタビューのような軽めの内容の時はカメラインタビューをさせてもらったりと、私のこの後のキャリアにつながるような体験をさせてもらいました。
大学1~2年生の若いインターンたちが多い環境で、たったひとり「ちょっと年とった変なインターン」という存在で目立っていたかもしれません。でも、このインターン期間に得た人脈と少しの自信が、この後の私の報道の世界での仕事につながりました。
40代だけどアフリカでインターン
タンザニアに移住してからも、ありがたいご縁で、『ハッシン会議』という企業の広報立ち上げや発信活動の伴走をしている会社でインターンを始めました。
友達に「インターンしている」というと驚かれることもありました。40代でインターンというのはあまりないケースかもしれません。でも私はここで、「インターン」のイメージを一新させました。なぜなら一緒にインターンをしている仲間たちの仕事のレベルがものすごく高かったからです。
インターンとして私は、ハッシン会議の新規事業のプロジェクトに関わらせてもらいました。今までの会社員時代には聞いたことのなかった新しい言葉や広報分野の基礎を学びながら、40代になっても新しいこと学ぶって楽しい!と思いながら新入社員の気持ちで仕事をさせてもらいました。
去年からはありがたいことにメンバーの一員となり、ハッシン会議に参加しています。『ハッシン会議』には、日本全国、世界各国からチームとして参加しているメンバーがたくさん。彼らと一緒にパソコンを介して働くことで、世界のどこにいても好きなことをやるという新しい働き方を教えてもらっています。
ここでのインターンがなければ、広報の分野にも、フリーランスとして働くことにも、一歩足を踏み入れる勇気やチャンスもなかったかもしれません。
まとめ
20代後半から、人生の節目で「インターン」のきっかけをもらい、そこでの体験を通して、自分のキャリアが大きく動き出してきた、そう実感します。
「会社でのインターン」でなくても良いと思います。「新しいことへの挑戦」は、何歳になってもずっと続けていきたい、それによって、予想していなかった世界やチャンスが目の前に広がる、そう思います。
あなたが今やってみたい新しいチャレンジは何ですか?
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