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フェムケアに無知だった私がびっくりした話

あなたは「ちつ(腟)まわりのお手入れ」と聞いて、何を思いますか?

ちょっと前の私は「な、なんだって?」「そういう話は恥ずかしくてちょっとね…」というタイプでした。

ところが最近、「フェムケア」「ちつの話」「女性のデリケートゾーンのお手入れ」というテーマでインタビューをする機会が続き、今まで考えることのなかったこういうトピックについて、専門の方々から教えてもらったことで、私自身の意識が変わりました。

つまり、ちつのお手入れってとっても大切で、40代から始めても全然遅くない!ということを知ったのです。

今日は、ちょっと前の私のように「ちつとかフェムケアとか縁遠い」「そんな話はしにくい…」と思っているあなたにぜひ読んで欲しいです。この記事を読むことで、日々がんばっているあなたの体をもっと大切にしてあげようと思えて、そのためにまずは何から始めたらいいかのヒントになると嬉しいです。

「ちつは隠しておけばいいじゃん」と思っていた私

「フェムケア」の取材をすると必ず出てくるのが、この「ちつケア」の話。
最初は聞いていて居心地が悪かったです。だって、私にとって体のこの部位は「変に刺激しないで、そっと静かに放っておいてあげればよい」箇所だったから。

それなのに、「病気の予防のためにも自分で日々チェックしましょう」とか「専用のソープで洗いましょう」とか提言されている専門家や先生が多くて、「そんなこと本当にしなきゃいけないの?」と思っていました。

でも、インタビューを通して知ったのは、こういったこと。
・ちつをケアすることで、更年期障害や尿漏れの予防にもつながる
・ちつは大事な臓器のひとつ
・ちつをキレイにしておかないと、感染症にかかりやすい

放っておいてはいけない場所だったのです。

私のように、ちつケア初心者さんがまず最初にできることは、専用ソープで洗うこと。普通のボディソープは刺激が強すぎるので、刺激が弱い専用の泡ソープで優しく洗うことで、長年たまっていた恥垢などがなくなるそうです。


アンダーヘアは全カット

さらに衝撃だったことは、ある先生に言われた一言。
「アンダーヘアは全部カットで良いと思っています」

なんとも過激なことを!と、ちょっと前の私だったら思っていたでしょう。

下半身の脱毛というと、私が思い出すのは、昔よく見ていたアメリカのテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のシーン。主人公の40代女性たちが、サロンでアンダーヘアの脱毛をしてもらいながら電話していたり、おしゃべりしていたり、日常生活のワンシーンとして出てきます。アンダーヘアを当たり前のように処理する彼女たちの姿に当時の私は大きな衝撃を受けました。

それに、ヘアって体を守る部位に生えてくるものだし、それを全カットなんてとんでもないことじゃないの?と思っていた私に、専門の先生がこう教えてくれました。

デリケートゾーンの3大悩みと言われるのが「かゆみ・かぶれ・臭い」でこの多くが雑菌によるもの。アンダーヘアがあると、この雑菌はさらに増えやすい。なぜなら、ちつ周りはそれでなくても、ショーツやナプキンでふたをしている状況で温かい。さらにおりものやアンダーヘアがある状況はまさに「雑菌パラダイス」。

これを聞いて、私も脱毛しようと決意しました。

子供の性の質問にフタをしない

私が「ちつの話なんてできない」と思っていたのは、小さい時から、そういう話は不適切だと教えられてきたから。40代になってちつのお手入れが大切なことを知った私は、娘には若い時からそういった知識をつけて、女性特有の病気をせずにできるだけ健康で過ごしてほしいと切におもいました。

小さい時から性の話を当たり前のようにすることの大切さも、フェムケアの専門の先生たちから聞きました。女性の体について子供から質問があった時に「そんなこと聞いちゃだめ」と言わず親がその疑問にフタをしないということがポイントなんだそう。子どもの好奇心を大切にしてあげて、性について当たり前のように話してみるのが良いとアドバイスいただきました。

私の生理中に、7歳の娘が「お母さん、血が出てるけどどうしたの!?」と最近びっくりしていたのだけれど、ごまかしていました。ちょっと心の準備をしてから、娘には近く、生理の話をお風呂で一緒にしてみようと思っています。

まとめ

私には今まであまり身近でなかった「フェムケア」というトピックについて話を聞く機会が続き、40代にしてちつのお手入れの大切さに気付いた私。

更年期とか生理痛とか妊活とかそういう話はみんな普通にするのに、ちつのお手入れって女性の間でも、あまり気軽に話せないのが現状なのかなと感じます。女性の健康に直結するちつ、これからもっとオープンに話ができるようになり、ちつケアがもっと普及していったらよいなと感じます。

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