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名探偵コナンに見る恋愛心理学 パート3

こんにちは。臨床心理士のとみーです。
今回もまた名探偵コナンから、吉田歩美ちゃんの人間関係の築き方について見ていこうと思います。

コナンの通う小学校のメンバーで結成された少年探偵団。灰原哀が転校してくるまでのあいだは、コナン、元太、光彦、歩美の4人で活動していました。
4人は探偵団以外でもとても仲が良く、休日には公園でサッカーをしたり、阿笠博士の家でゲームをしたりして遊んでいます。

元太と光彦は歩美のことが好きですが、歩美はコナンのことが好きという、実はちょっと複雑な関係でもあります。

さて、この歩美ちゃんですが、色白で華奢な体型、ボブヘアにカチューシャをつけており、服装はピンクのワンピースが定番という可愛らしいルックスをしています。
自分のことを名前で呼ぶのも、ザ・女の子って感じで可愛い。
元太と光彦が好きになるのも納得です。

そんな歩美ちゃんは、なぜいつも男の子とサッカーやゲームをして遊んでいるのでしょう?
世良真純みたいなボクっ娘だったらわかるのですが、歩美ちゃんは女の子らしさ全開の女の子。
女の子と一緒にシルバニアとかで遊んだ方が楽しいのでは・・・と思う方もいるかもしれません。

答えは簡単です。
男の中に入ってチヤホヤされるのが気持ちいいんです。
男の中に女が1人だけいると、どんな女であってもだいたい女扱いしてもらえます。
相手が元太や光彦のように女性に免疫のないモテない系男子ならなおさらです。

そんなことを続けていると女子たちからは「あの子可愛こぶって男にチヤホヤされてバカみたい」と陰口を叩かれてしまい、ますます女の中にいづらくなり、男といた方が楽しくなっていくのです。

まぁ歩美ちゃん本人がそれでいいのならいいと思うので暖かく見守ろうと思うのですが、男に求められることで自分の価値を確認するのが癖になったまま思春期を迎えた時が心配ですね。
オタサーの姫としてサークルクラッシャーになるのか、あるいは体目当ての男がたくさん寄ってきて取っ替え引っ替え状態になる可能性もゼロではありません。

多数からモテるよりも一人に深く愛されることに価値を置けるようになったほうが安定した幸せな恋愛ができると、早く気付いて欲しいなぁと思います。

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