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デートに誘う時に使える心理学 パート2

こんにちは。
臨床心理士のとみーです。

前回の続きで、デートに誘う時に成功率を上げる心理テクニックを書いていきます。
パート1をまだ読んでいない方はそちらを先に読んでください。


4.認知的不協和

人は矛盾を嫌います。イソップ童話でキツネは高くて手が届かないブドウを「あれは酸っぱいから」と言います。この時キツネの心の中には「ブドウが食べたい」「食べられない」という矛盾が生じています。
この矛盾を解消させるために「酸っぱいから食べたくないんだ」と思うことで自分を納得させようとしているのです。

デートやナンパの誘いで考えてみると、女性の心の中にはもしかしたら「行ってみたい」という気持ちが多少あるかもしれません。
しかし「自分は誰とでもデートをするような軽い女じゃない」という気持ちもあります。男性からの誘いを受けると、この気持ちに矛盾することになります。

そこで、誘いを受けるもっともらしい理由を用意してあげるとよいです。
例えば「相談したいことがあるからご飯に行こう」などです。そうすることで女性は「私は軽い女だからデートに行くんじゃない、相談に乗るために行くんだ」と自分を納得させてくれるのです。


5.ダブルバインド

突然ですが、このnoteに何かコメントをしてください!・・・と言われてもほとんどの人はしないでしょう。
だけど、このnoteに夏が好きか冬が好きかコメントしてください!と言われると、コメントをしたくなってしまうと思います。

なぜかと言うと、前者の答えは「コメントする・しない」の2択であるのに対し、後者は「夏とコメントする・冬とコメントする」の2択になっており、どちらを選んでもコメントをすることになってしまうからです。

ダブルバインドの元々の意味は、一つのメッセージの中に複数のメッセージが含まれている状態のことを指します。つまり、二つ目の質問の中には「コメントをして欲しい」というメッセージが含まれているのです。

これを応用すると、デートに誘う際には「ご飯に行こう」と言うのではなく、「居酒屋とカフェどっちかに行こう」と2つの選択肢を選ばせるような誘い方をすると、相手は自然とどちらかを選んでしまい、デートの約束に繋げることができるのです。


いかがでしょうか。
今回は今日からすぐに使えるテクニックを厳選して書いてみました。
しかし、デートの成功率に一番関係があるのは、上にあげた心理テクニックではなく、日々の積み重ねやタイミングです。
さらに残酷な現実を言うと、顔が良いか悪いかによって大きく結果が変わります。ナンパの場合は特に。

また、デートの約束を取り付けることに成功したとしても、デート内容で相手を満足させられるかどうかという次の課題が出てきます。
人の心を動かすのいうのはとてもとても難しいことなのです。

本日も読んでくださりありがとうございました。
恋愛に使える心理テクニックはまだまだあるので、これからも紹介していきたいと思います!

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