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何をしても許され愛される義妹がうらやましい自分に気づく

南仏から義妹カップルが遊びに来ていました。夫は7人兄弟の5番目で、義妹は6番目。彼女は唯一の女の子だったこともあり、それはそれは可愛がられて大切に育ったそう。夫の溺愛ぶりも毎度ながらすごいです。笑

義妹は4人の子育てをしながら、医者として働き、また義両親の面倒も見ているスーパーウーマン。夫ファミリーの中では、わたしも義妹が一番好き。

大好きな義妹なんですが、滞在中にもやもや、イライラする事が数回ありました。例えば、義妹が仕事のオンライン会議に参加した時。わが家のリビングの長ソファーで足を伸ばし、自分の自宅のようにリラックスしながら、2時間ぐらい会議。(2日連続で)わたしはといえば、物音を立てたら悪いかなと気を使い、ベッドルームに移動して静かに読書。

ショッピングに行けば、わたしたち夫婦や義妹の夫が待っていることは気にせず、とにかく自分のペースで隅から隅まで品物をチェック。

もやもや、イライラは、自分の捉え方、自分の中で消化できていない思いに気づくチャンス!そんな時は自分と静かに向き合って、こんなことをしています。


相手に対して思っていることを書いてみる

・義妹は自分の好きなように振る舞う
・義妹は周りにもっと気を使うべき
・ベッドルームでオンライン会議参加してくれればいいのに(デスクもスペースもあり)
・会議時間が長いなら言ってくれればいいのに
・義妹は何をしても周りから許される(義妹夫、わたしの夫も怒らない)
・義妹は何をしても愛されている
・義妹は受け取って当然だと思っている(物・愛など)

義妹に対しての感想や不満、わたしの中にある「こうあるべき」という思いが出てきます。

自分がどう思っているか書いてみる(主語は自分)

・わたしはイライラしている(義妹が自分中心だから)
・わたしだったらベッドルームでオンライン会議に参加する
・わたしだったら周りにもっと気を使う
・わたしだったら周りを待たせない
・わたしだったら周りに迷惑をかけない
・わたしだったら周りに嫌な思いはさせない
・わたしは周りに気を使ってばかりいる
・わたしだって周りの目を気にせずにやりたいことしたい(義妹のように)
・わたしはいつも我慢している
・わたしは相手に譲ることが多い
・わたしは何をしても愛されるとは思っていない
・わたしは何をしても許されるとは思っていない

ふー、ここまで書き出すといろいろ見えてきますよね。(これを読んでいるあなたも何か見えましたか?)


わたしは我慢しているのに、義妹がさらりとやってのけることに、もやもや、イライラしていたのです。彼女は良い意味でいつも自分中心。それに対してわたしは自分ではなく他人中心。まわりが心地よいか、迷惑をかけていないか、嫌な思いをしていないかと気を使ってしまいます。そんな気を使いすぎる自分が一番嫌なのは、このわたしなんです。本当はわたしだってまわりの目をあまり気にせずに、自分のやりたいことをしたいのに。

また長女だったわたしは「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい。」と育ってきたので、何をしても許され愛される義妹がとてもうらやましかったし、子供時代に我慢させられたことを思い出して、寂しかったのかもしれません。

義妹を見ていると「自分は受け取って当然」というスタンスがあります。それに対してわたしは「えっ、いいんですか?」と戸惑ったり、相手はあげると言っているのに「いいです、いいです。」と受け取るのを遠慮してしまったり。

もやもやイライラの原因は、自分の中での怒り、子供時代の寂しさ、うらやましさだとわかってスッキリ。

前のわたしだと「義妹はわがままで自分中心だ!」と怒ったり(面と向かって言えないからそれもイライラ)、義妹を溺愛する夫にあたったり、「どうせわたしなんて。」と変に卑屈になったものでした。

やっぱり、向き合う相手はどこまでも「自分」なのです。

・自分の内なる声を聞いてあげたり(あせらず、じっくりね)
・自分の思いに気づいてあげたり(ドス黒い思いも受け止める)
・どんな自分にもOKを出してあげたり(ダメダメな自分もね)
・自分を許してあげたり(自分責めする自分に謝ったり)
・自分を癒してあげたり(自分に優しい言葉を)

こんなことをコツコツやっていると、良い意味で他人のことがどうでもよくなり、だんだん気にならなくなりますよ。




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