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学年最下位から早稲田大学現役合格した歌手が実践した勉強法&仕事術①

受験シーズンです。受験生の皆さんが本番で日頃の努力を発揮され良い結果が実ることを祈り応援しています。

自分も遠い昔に受験をし、その先で歌手になる夢を叶えました。歌手になるために受験したとも言えます。そこには、学年最下位クラスの成績から、歌手という夢に出会い勉強に目覚めたというきっかけがありました。そして結果に結びつく正しい勉強法がありました。その勉強法は社会人としての仕事術に今も役立っています。

今は歌手としてスクールコンサートなど学生と接する機会も多く、夢はもちろんですが、具体的に勉強法のアドバイスを聞かれることもあります。その都度お伝えしていましたが、今後も誰かの勉強や仕事に少しでも役立つことを願い、このnote記事にまとめておこうと思います。

成績は学年の底辺

自分が通っていた高校は朝7時くらいからの朝課外があり、毎朝5:30に起きて通学していました。前の夜に早く寝れたら良いですが、そこは10代。見たいテレビや聴きたいラジオ、友達と連絡を取り合ったりなかなか早寝とはいきませんでした。そのため、授業中に居眠りしてしまうこともしばしば。これでは毎日の授業に着いていくことすらできず、成績は下降するばかりでした。勉強をする目的意識もなく毎日がただ過ぎ去り、ついには学年280人中の成績はほとんど最下位にまで落ちてしまいました。

やる気スイッチは“夢“だった

そんななか、心が安らぐ時間は歌を歌っているとき。ラジオで聴いていた歌手の歌を、自宅でピアノ弾き語りをしている時間は自分だけの幸せな時間でした。でもそれは恥ずかしいことで、とても人に見せたり聴かせられるほどの自信はありませんでした。

そんなぼくに転機がやってきます。当時やっていた生徒会の先輩に誘われて、高2の文化祭で初めて人前でピアノ弾き語りをしたのです。するとどうでしょう。人生で初めて浴びる体育館いっぱいの波のような拍手。自信のなかったぼくが存在を肯定された瞬間は、暗闇に射した一筋の光であり、“夢”を見つけた瞬間でした。

歌手になるために上京したい。今は未熟な自分が人に届く歌を作るために東京で人生経験を積み、勉強して自分を磨きたい。やがては自分の番組で意味のある歌やメッセージを届けられるようになりたい。その“夢”を叶えるために、今は毎日の勉強があり、そして受験がある。

明確な目標ができ、やる気スイッチが入った瞬間でした。

ですから、まずは遠い未来で構いませんので、夢を持ってみて、そこに繋がる目標を設定し、そのための今日1日であることを自覚して、1日を大切に生きてみてください。

夢というのは仕事に限りません。それはすぐに見つからなくても大丈夫です。あの街で、あのキャンパスで、こんな人たちと、こんな暮らしがしたい、といったイメージ、ビジョンを具体的に持つだけで全く違ってきます。ぼくの場合は、とにかく東京に行きたいという気持ちが大きかったです。

未来のビジョンが持てた時、幸せな楽しい未来が君を待っています!

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1番重要で効果的なのは予習・本番・復習の三位一体

やる気が出たらあとはやるだけです。ただ、せっかくやるなら、報われる努力に時間をかけるべきです。努力の方向ややり方が間違っていたら、なかなか結果に結びつきにくくもったいないです。

では、1番効果的な努力とはなんでしょうか。

それはとても基本的なことですが、毎日の授業の予習・復習を徹底することです。

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ここにはめちゃくちゃ重要な意味があります。

それは、“何が解って何が解らないかを分かって“授業を受けられるということです。

もし予習をせずに授業を受けると、すべてが初めて聞く未知の情報になります。それでは着いていくのがやっとのはずです。解ること、なんとなく解ること、解らないこと、すべてがごっちゃになり、ただひたすらノートを書き写すだけで授業が終わってしまうかもしれません。それでは受け身の授業になりますし授業中に眠たくもなります。解らなかったところを先生に質問しようという行動意欲も起きにくいでしょう。

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一方、予習をした場合はどうでしょうか。

皆が授業を受ける前に早くも自宅でそのページを自ら開いている君、偉いです。かっこいいです。イエイ。

既にスタート地点で有利な位置にいるアドバンテージの後押しもモチベーションを高めつつ、まずは自力で問題を解いてみましょう。外国語なら訳してみましょう。国語なら筆者の意図を読み取ったり要約してみたりしましょう。世界史や日本史ならその国や歴史について検索してみてもいいかもしれません。

自力で解けた問題は、ずっと君の味方です。友達です。おめでとう。試験や受験で出会っても、「やあ」と言って解けるはずです。(実際には「やあ」は心の中で言ってね)

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さて、自力で解けなかった問題、知らなかった情報がありますね。安心してください。当たり前です。まだ習ってないんですから!

今からとても重要なことを言いますよ。

その解けない問題の解き方や、知らなかった情報を教えてくれる強い味方、プロがいますね。

それが、そう、先生です!

この問題どうやって解くんだろう?

そのワクワク感を持って明日の授業に臨んでください。

もう居眠りなんてしてる場合じゃないです。積極的でアクティブな君がいます。知的好奇心刺激しまくりで知識欲満たされまくりで授業が最高のエンタメになります。

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その授業はもはや、君が知りたかったことを教えてもらえる君のための授業になるのです!

これで、授業を受け終わる頃には、解けなかった問題も解決していると思います。

もし、それでも理解できなかった場合は、授業中に先生に質問してください。何も恥ずかしくありません。君のための授業なんだから!

そして教える側は、興味ややる気を持って質問してくれることほど嬉しいことはありません。自信を持って(?)質問しましょう!

もしも、どうしても授業中に質問できなかった場合は、放課後に先生をつかまえて質問してください。先生は教えることが仕事ですから、喜んで教えてくれますよ。

そんな貪欲な君の姿を見た先生は君に期待して、新たなアドバイスをくれるかもしれません。こんな進路にチャレンジしてみたらどうかと提案を受けるかもしれません。友達もまた良い影響を受けると思います。何かに熱中している人の姿は周りにも良い影響を与えるものです。そうやって少しずつ未来は良い方向に変わっていきます。

ところで、予習で自力で解けた問題ももちろん、その解き方や理解で合っていたか授業中に再確認してみてくださいね!

さて、帰宅後に大切な仕上げが残っています。それが復習です。

授業で再確認した自力で解けた問題、自力では解けなかったが授業で理解できた問題を、帰宅してからもう一度自力で解いてみる。今度は解けるはずです!

これで本当の君の知識、実力になります。

昨日の君と今日の君だけで、こんなにレベルアップしていることを実感したとき、きっと嬉しさが込み上げてくると思います。1日でもこれだけ違うのであれば、それを毎日積み重ねた未来の君と、予習復習をしなかった未来の君では、埋めることのできない大きな差が生まれていることは言うまでもありません。

ちなみに、何かで大きな成長や成果を出した人は1日10時間それをやっていると聞いたことがあります。受験勉強も1日10時間と言われていました。いきなり、そう言われたら無理な気がします。

でもよく考えてみてください。1日に学校で受ける授業だけで6〜7時間ありませんか?

あとは、数時間の予習復習をしたら1日10時間の嬉しいノルマ達成です!

そう考えると、学校で受ける授業も自分の仕事(学生は勉強)のノルマを消化してくれる有意義な時間なのです。その授業の受け方が変わるだけで大変化、大成長できます。今は偏差値は頻繁に言われないかもしれませんが、このやり方で偏差値10以上上がりました。人によってはもっとかもしれません。

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今日からLet's 予習・本番・復習!

ちなみに、この本番というのは、授業はもちろん、模試も同じくです。自分の実力を試せる模試やテストは、実は強い味方です。テストというと嫌なようですが、3年間テストがなく、いきなりぶっつけ本番で受験だったらめちゃくちゃ怖いです。小刻みにテストをしてくれるのは、理解や記憶を確認するためにはとても親切なことです。テストはもはや愛です。

志望校の赤本などの過去問は進んで解いていってください。出題傾向が見えてくると対策できます。まずは敵を知ることからです。(社会人の資格試験なども過去問対策などが効果的だと思います)

その模試やテストを受けた後も、必ずその日のうちに復習してください。模範解答を見ながら、何が解けて、何が解けなかったのか、それを明確にして、解けなかった問題を次は解けるように理解すれば、どんどん解ける問題が増えていきますよ!

最初から複数のテキストや問題集をやろうとすると大変だと思いますし、まずは一つずつ実力を身に付けた上で大丈夫ですが、複数の問題集や模試を解いてみると、必ず共通して出てくる設問があります。そこは、必ず覚えておくべき内容ということが分かります。

余談ですが、数年前にアロマテラピー検定1級に合格しましたが、その時もこの方法で、マロマテラピー界で重要な点を理解していきました。

重要なことなので繰り返しますが、“何が解って何が解らないかを分かる“。この整理術は、勉強はもちろん、社会でのアルバイトや仕事でも一生役立つので学生のうちからぜひ積み重ねてください。

この予習・本番・復習の三位一体は、スポーツでも同じです。スポーツの場合、この本番には、練習や試合が当てはまると思います。

社会人としても何の仕事でもそうですが、予習をしてこない人は現場では役に立ちません。復習をしない人は成長しません。ミュージシャンでももちろんそうです。長く活躍し続けている人は必ず予習・本番・復習を繰り返しています。

勉強が楽になる仕分け方法

問題集やテキストを解いていくとき、問題がたくさんあって嫌気が差したこてはありませんか?

社会人でも、やらなければならない仕事がたくさんあると、何からやっていいか混乱して逃げ出したいくらい嫌になります。

これも解決する方法があります。

問題集などの設問番号にしるしを付けるのです。

1回目から解けた問題は、設問番号に例えばレ点をつけて消していく。一回目で解けたけどたまたま当たっていた問題は三角マークで残す。解らなかったし解けなかったものは設問番号を丸で囲むか四角で囲むなどして、残しておく。これを繰り返しながら、すべてが解って解けた証であるレ点で消せる状態になるまでやってみるのです。

すると、後からテキストを振り返った時も、最初から解った問題、何回かかけて解けるようになった問題などが明白で、復習もやりやすく、本番の試験直前にサラッと振り返ったときも記憶が復活しやすいです。

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このやり方は今も仕事に生きています。毎日たくさんのプロジェクトと向き合っていますが、クリアした案件からレ点で消していきます。そのように必要なことから一つずつ向き合っていけば混乱したり嫌になることはなく、やがては全てクリアできるでしょう。

マークに関しては、自分がやりやすかったり好きなマークで構いません。

それでは、次回は具体的に超効果的な暗記術をお伝えしたいと思います。次回も是非ご覧くださいね!


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