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私がSNSを続ける理由

Twitterは人生を変えてくれたツールのひとつだ。

先日、Twitterのアカウントを開設して9周年を迎えたらしい。Web業界に入る前に作ったアカウントだから、9年間で発信内容も変わったかもしれないけど。でも、SNSを本格的にやってみようと思えたのはTwitterのおかげだから始めてよかった。

「SNSの中にいるのは、人だから」

Twitterの運用を本格的に始めたばかりの頃(8年前くらいだろうか)かつての上司に言ったこの言葉。最近になって改めて思い出す場面が増えた。

私がWeb業界に転向し、最初に在籍していた会社ではTwitterの運用に力を入れていた。当時運営していたオウンドメディアのTwitterアカウントに集客するために、個人アカウントを開設して育てることが日々の業務のひとつだったのだ。

個人アカウントの育て方はすべて自由。私は発信内容に困らないように日々の食を投稿していたし、エンジニアの先輩はbot的なものを開発してフォロワーを増やしていた。(今もまだアカウントあるのかなとふと思い出す)

SNS運用を楽しいと思えたのは、接客の延長線上のように捉えていたから。全てのリプに返信したり、いいねしてくれた人のタイムラインは一人ひとり必ず見に行くようにしていたり。当時は、つながったアカウントの人柄を知るために、運用を徹底していた。

あれから8年経ち、AI技術が発展し各プラットフォームのアルゴリズムも当時とは全く違うものになった。時系列に表示されないし、フォローされているアカウント全員に言葉が届くわけでもない。Twitterに限って言えば、収益化のために強い言葉でアテンションを取ろうとするアカウントも増えた。当時の牧歌的な自由な空気はなくなり、殺伐とした雰囲気のプラットフォームになりつつある。

でも、プラットフォームが様変わりしても、画面越しに人が存在することは変わらない。フォロワー数もSNS運用の知見も企業アカウントの運用経験も増えるほどに忘れてしまいそうになるけれど、その画面越しには必ず人がいる。

SNSの大きすぎる変化に心が折れそうになる日もあるけど、人生が大きく変わる兆しを感じる出会いも年に数回ある。

だから私はこれからも、誰かと繋がるためにSNSを使い続けたい。

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